October 17, 2017

フライヘル設置試験・秋の陣

先週から全国各地で雨が降り続けており、いよいよ毎日が肌寒くなってまいりました。
そしてこれだけ気温が低ければ昆虫の活動も鈍くなるだろうと思いつつ、継続中のフライヘル試験。
夏から秋にかけての捕獲データがまとまりましたので、ご報告させていただきたいと思います。

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今回も主に野菜を取り扱っておられるお店の方にご協力いただき、試験を実施いたしました。
試験期間は9月4日から10月11日までとし、お店の中にフライヘルを3個設置させていただきました。
なお、過去の試験やフライヘルそのものの概要につきましては下記の記事をご覧いただければと思います。

・新商品・フライヘル(フライヘルの概要に関する記事です)
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-02-14.html
・クロバネキノコバエ対策withフライヘル
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-06-02.html
・速報!捕虫器フライヘルの実力(梅雨前後の捕獲データをご紹介)
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-06-12.html
・日曜日のフライヘル
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-06-18.html
・続・フライヘルの捕獲試験(お盆前の捕獲データをご紹介)
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-09-08.html


さて、どんな虫がどのくらい捕れたのでしょうか?そもそもまだ虫たちは活動しているのか?
結果は下記の通りです。

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今回の捕獲数1位に輝いたのは前回と同様にノミバエ科で合計238匹でした。
なお、総捕獲数は457匹でしたので、約半数以上がノミバエ科という計算になります。
この現場ではノミバエ科に絶大な効果があるなぁという印象を受けます。

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そして捕獲数2位は前回と変わらずチョウバエ科で合計142匹捕獲されました。
全体の約3割を占めており、ここの現場ではチョウバエ科にも有効なようです。

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また、3位も前回と変わらずショウジョウバエ科でした。
捕獲数は27匹とかなりダウンしました。

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あとは一ケタ台の捕獲が続きます。
梅雨の前後であれだけ捕れていたクロバネキノコバエ科は9匹だけでした。
捕虫紙の捕獲結果からも季節の変化が感じられます。

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たまたま引っかかったと思われるガガンボ類。
写真を撮り損ねましたが、ユスリカ科やタマバエ科も少数捕獲されていました。

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お店の中に設置したライトトラップにはちょこちょこ捕獲されていたアメリカミズアブもこの通り。
本種のような大型のハエもばっちり捕獲できるようです。

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これは捕虫紙に引っかかったまま蛹になり、そして羽化したものの脱出に失敗したアメリカミズアブ。
どんなシチュエーションでも逃さずキャッチ!

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さらに何故か毎回捕獲されるノシメマダラメイガ。
捕まえられる瞬間を見ていないので何とも言えませんが、付近を飛び回るうちに引っかかるのでしょうか?

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加えて、メイガ類とともに貯蔵食品の大敵となるシバンムシ類もご覧の通り。
ただ、そんなにたくさん捕れる訳ではありません。

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これは今回が初記録だと思われるカゲロウ目の一種。
この時期にまだ発生していることと、何故か捕獲されることに驚き。

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チャタテムシはチャタテムシでも翅のついた種類も今回は記録されました。
なお、チャタテムシと言えばカビから発生する虫ですが、秋のセミナーではカビ対策についてもご紹介します。
セミナーの詳細・お申込みはこちら

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前回に続き2例目となったハサミムシの捕獲、それとアブラムシ有翅虫。
流石のアブラムシもまさかフライヘルを餌となる植物と勘違いしたのでしょうか?

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ハサミムシと一緒の捕虫紙についていると嫌がらせかと思いたくなるほど間違えそうなハネカクシ。
飛んでいる時に捕獲されたのか、歩行中に捕獲されたのか謎なまま。

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歩行性害虫と言えば、ヤスデの一種も捕獲されました。
植木鉢の下でよく見かけるヤスデ類ですが、フライヘルにも寄りついてくるとは・・・。

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そして外からジャンプして入ってきたのかと考えてしまうトビムシの姿も。
地面に置いておくとこのように徘徊性昆虫もちょこちょこと捕れますね。

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そして今回の謎の虫枠、食菌性の甲虫と思しきもの。
2匹捕獲されており、もしかすると乾燥果実類の残渣から発生しているのかもしれません。


ところで、フライヘルを販売させていただいたから、あれこれ半年以上は経ったと思います。
そしてフライヘルの交換時期についてですが、半年を目安とさせていただいております。
春先からご利用いただいております皆様には、そろそろ交換のほど、お願い申し上げます。


前田




冬になってもやるの!?やります!フライヘル捕獲試験。
冬の陣にもこうご期待!


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October 14, 2017

惰性に任せてはいけない検定業務

シバンムシばかりが捕獲されている捕虫紙が届きました。

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カウンターをカチカチ鳴らしながら数を集計するだけの簡単な作業です。

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しかし、油断は禁物。

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こっそり捕獲されている、そっくりさんに注意が必要です。
色もサイズも紛らわしいカメムシが2〜3匹一緒に捕獲されていました。
似たような検体が並ぶ状況では、体形や手足の長さの違いを意識しておくのも手堅いと思います。


前田








タバコシバンムシばっかり捕獲されます。ドームトラップ(タバコシバンムシ用)
ジンサンシバンムシを捕獲したい場合はハイレシス(ジンサンシバンムシ用)


tojiyan at 07:00|PermalinkComments(0)同定知識 

October 13, 2017

秋のカメムシ対策

帰宅すると、まずは自宅の前に植えられたキンモクセイの香りに包まれる季節になりました。
その次に玄関のガラス扉に付着したカメムシを見て、脳裏に独特の悪臭が再現される季節にもなりました。
そんなカメムシたちが一体どこから何故やってくるのか、どう対策すべきかを簡単にご紹介しようと思います。

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まずカメムシ類には肉食性の種類もいますが、身近に見られるものは草食性の種類が多いと思います。
草食性ということは植物の近くで生活した方が都合がいいので、幼虫も成虫も植物の上でよく見られます。
そして、どこにでも植え込みはありますので、そこで生活するカメムシもあちこちに存在することになります。

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また、公園では草木が豊富なのでカメムシにはより過ごしやすいのではと考えられます。
そうなると必然的に種数や発生数が増加します。
山間部にある旅館やキャンプ施設でカメムシをよく見かけるのも仕方が無いことです。

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他には山を切り開いて造成した場所にはクズという蔓性の植物が繁茂しがちです。
ここにマルカメムシがやって来て繁殖しているというケースがよくあります。
まだ出来て間もない住宅街でカメムシが多いというのは、これが原因かもしれません。

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そんな植物の上で過ごしているはずのカメムシが窓辺に出没することも珍しくありません。
とりわけ夕方から翌朝にかけての時間帯はよく目につきます。

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これは室内の照明の光におびき寄せられて飛来したのでしょう。

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同様に夜間も点灯したままの看板周辺では、看板の光に照らされる場所にカメムシがよく付着しています。
夜のうちにやってきたのか、朝になっても看板下の壁面にカメムシがぼーっととまっていることがあります。

マルカメムシ



















そして秋の終りが近づくと、冬眠のため木の皮の裏や石の下といった場所に集団で押し寄せます。
家屋が冬眠場所として選ばれることもあり、雨戸の戸袋の中や外壁の隙間に殺到することもしばしば。
よりによって屋根裏や屋内へ侵入してくることもあります。

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さらにこれも秋に多い事例ですが、日当たりのよいベランダに毎日のように飛来することがあります。
それのみならず洗濯ものに付着して、屋内へ持ち込まれてしまうこともあります。
それが布団だった場合、うっかり寝そべって潰してしまうともう絶望的です。

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では、そんなカメムシたちにどう対処すべきか?
窓ガラスによく付着するという場合、通常の殺虫剤とは異なりガラスに噴霧しても曇らないものを利用します。
PGガード業務用虫コナーズスプレータイプ(ガラス用)がこれに該当します。

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なお、これはPGガードを処理したガラス板に1時間カメムシを接触させた時のデータです。
流石に触れた瞬間に死ぬ訳ではありませんが、20分も経つと痺れてひっくり返るカメムシが目立ち始めます。
そして接触終了してから1時間、試験開始から2時間が経過した頃には全てのカメムシが行動不能となりました。

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外灯や窓辺、電光看板付近の壁面に多いという場合は水で薄めて噴霧器で散布する液剤を利用します。
スプレータイプに比べると、一度に広範囲へ散布できるため、外壁全体への散布に適しています。
サイベーレ0.5SCカメムシ用キンチョール乳剤が挙げられます。

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これはサイベーレ0.5SCの処理面へカメムシを1時間接触させた時の効力を示しています。
1時間触れさせただけでも8割以上が死亡したという結果が得られています。
ということは、一晩中壁にへばりついているカメムシにはほぼ確実に効果を発揮すると言えるでしょう。
また、越冬場所として潜む場所に散布しても抜群の効果が得られるはずです。

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布団や洗濯ものに付着したカメムシはスプレー式の殺虫剤でたたき落としましょう。
屋外専用ですが、カメムシコロリがお勧めです。
また、部屋の中をうろうろしているカメムシは瞬間凍殺ジェット(這う虫・飛ぶ虫)が便利です。

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最後に、害虫駆除業者様だけの販売ですが室内ではノコランゾールNも利用できるのではと思います。
噴霧しても臭いが気にならず殺虫成分もほぼ残らない、そしてアルコールベースで速乾性という優れモノです。
よりスマートに施工をされたいという方はぜひ一度お試しください〜。


前田



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October 12, 2017

玄関のカメムシ

実家に帰った時のこと。

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玄関の観葉植物に・・・。

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何かいる・・・。

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カメムシの仲間でした。

各地でカメムシが家の中に入ってくる、という声をお聞きします。
このように植物の陰に隠れている場合、デコピンするなり爪楊枝で突っつくなどして床に落としましょう。
その後、瞬間凍殺ジェットで追い打ちをかけるとよいでしょう。


前田



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October 11, 2017

アシダカグモ救出作戦

久しぶりに御対面、アシダカグモ。

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見た目はアレですが、屋内では優秀なゴキブリキラーです。
これだけ大きいとサワガニよりも強そう。

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卵を持ってそうな感じなので孵化したばかりの子クモを見れたら面白いと思い救出することに。
途中、足が1本ちぎれてしまいました(というより、勝手にねじ切られた)。
このままうまく生き延びるか、それとも衰弱してしまうか。


前田









意外にも調査用トラップにちょくちょく捕獲されます。
押入れの隅や家具と壁の隙間など、隅っこの方に設置すると良いと思います。


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October 10, 2017

緑色の蛾・カギバアオシャク

朝、自宅を出て廊下を歩いていると・・・。

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壁に木の葉のようなものが付着していました。

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近寄って見ると、緑色の翅が美しいカギバアオシャクか何かでした。
蛾類といえば黒や茶色といった地味なものを思い浮かべ、時たま黄色や白色など目立つものも見かけます。
でも緑色はちょっとレア、朝から何となく得した気分になりました。


前田










見ても何の得にもならないと思う方はこちら。蛾類を近寄せにくくする効果もあるガ ハイパージェット


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October 07, 2017

遠征・桂浜散策

JR高知駅からクロスバイクでゆっくり1時間少し、無事桂浜にたどり着きました、ぜよ。

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あちこちに植えられているソテツのような植物が程よく南国感を醸し出しています。

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ところで自転車で来たのはいいけれど、どこに駐車すればよいのか?
駐車場へ行き守衛さんにその旨を伝えたところ、バイクなどの駐輪所に無料で停めさせていただけるとのこと。
忘れず自転車の鍵をポケットにしまい、そして坂本龍馬の像を目指しましょう!

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駐車場から龍馬像の間に少し階段がありますが、妙に太ももに力が入らず上がるのも一苦労。
よくよく考えると昨日786段の階段を上がり、そしてさっきまで自転車を漕いでいた訳です。
悩ましい遅効性の疲労感に苦しみながらようやく到着、坂本龍馬の像です!

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そこから少し歩くと目の前に桂浜の雄大な景色が広がります。
なお、ここの砂浜は結構沈むというか、足を取られます。
階段を上ることさえ大変だった足では抜け出すのも一苦労。

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また、突如大波が押し寄せることもあるそうで、基本的に波打ち際へは行けません。
時々、注意喚起の放送が流れますので指示に従いましょう。
とりあえず望遠レンズで砕ける波を遠くから安全に撮影。

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そこから浜の先に向かうと神社(海津見神社というそうです)があります。
さらにその上へ伸びる階段の先には展望台が設けられており、眺めは抜群です。

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少々曇っているのが残念でしたが、太平洋を一望できます。
撮影待ちの人も多いので、撮った後は場所を譲ってあげましょう。
家族連れの方に集合写真を撮って差し上げたところ、かなり喜んでいただけたのが思い出に残りました。

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その展望台付近で群れをなしていたトンボたち。
一通り撮影を終えカメラをしまっていたところ、鼻先をかすめるように飛んでいったのはナガサキアゲハ。
前翅にも白色の割合が多いきれいな個体で、撮影できなかったことが未だに悔やまれます。

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しかし帰りの黒潮ラインで遭遇、先ほどのナガサキアゲハには敵いませんが撮れたら嬉しいモンキアゲハ。
付近の花で吸蜜していたため、もたもたしていても逃げられる心配はなさそうです。
早速カメラを取り出して後ろから近づいていきました。

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かなり粘ったおかげで何枚かはまともな写真が撮れました。
ただ、おかげで時間が無くなり、高知城や他の観光名所をロクに廻れないまま帰宅。
まぁ、たまにはこんな終わり方もよいのかなと思います。


前田












別に追いかけ回さなくても虫の方から飛んで来てくれて、やがて捕獲されてしまいます。
屋内のコバエ対策に、設置しても目立ちにくいLuicus(ルイクス)Cシリーズ
ちょうちょの翅みたいに幾つかカラーバリエーションがあります。


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October 06, 2017

遠征・クロスバイクで行く桂浜

月末に企画された四国の旅は琴平から始まり、そしてそのまま南下を続けます。
大歩危の渓谷を車窓から眺めているうちに疲れが出たのか、しばらく眠りこけてしまいました。

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さて、そうしているうちに流れ着いたのはここ、高知ぜよ!
到着は夕方でしたので本日はもう何もできませんが、明日は朝一番にここから桂浜を目指します。

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しかし、高知駅近辺から桂浜まで行こうとしても電車は通っていません。
また、距離にすると11キロほどあり、路線バスでも30分ほどかかるとのこと。
となれば、駅前にある観光案内所「とさてらす」で自転車をお借りすることにしましょう。

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身分証明書が必要ですが、貸出は無料でおまけに少数ながらクロスバイクや電動自転車もあります。
今回はクロスバイクをお借りして、高知駅〜桂浜間を走破することにしました。
途中、坂本龍馬が水泳の練習をしたと言われている鏡川(・・・のはず)を越えてひたすら進路は南へ。

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山を越えて谷を越えて川を越えてゆくんだ〜♪
しばらくすると、ちょっと不気味な雰囲気がする宇津野トンネルに差し掛かります。
高知駅を背にして右側のトンネルには歩道がありますので、自転車で通行するにはこちらを利用しましょう。

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トンネルを抜けるとしばらくアップダウンが続くため、変速機の操作がせわしくなります。
ところどころにコンビニエンスストアがありますので疲れたらそこで休憩するのもいいと思います。
途中、大きなカラスアゲハが飛んできましたが、全く反応できず撮りそびれてしまいました。

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停車・写真撮影・走行を繰り返すこと1時間、だんだん風が肌にまとわりつくような感じになってきました。
そして辿り着いたT字路の先に水平線、思わず気持ちが昂ります。

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潮風に包まれ、右手に水平線を眺めながら変速機を最速にして駆け抜ける「黒潮ライン」。
私は運転が苦手ですが、単車や自動車でお越しの方にもきっと爽快なドライブになると思います。

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目指す桂浜まであと少しのところで立ち塞がる曲がりくねった坂道。
目の前の斜度は今何度?とにかく車輪を目いっぱい回すだけです。

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あと少しで坂を越えられるところでの一枚、照り付ける太陽と青く染まる海、実にすがすがしい気分です。
自転車の旅も楽しいもんだなと改めて思います・・・クロスバイクか、どうしようかな。

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ところで、どうしてこんなところで停車したかというと、道端に妙なものを見つけたからです。
一般人なら誰も気にも留めない、むしろ見つけたとしても目を背けるようなものについレンズを向ける・・・。
傍らを去りゆく車のサイドミラーに映る運転手の瞳の奥の奥に不審人物発見の六文字を見た気がします。

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その注目したものの正体はこちら、ワモンゴキブリ成虫の死骸です。
地下で見かけることが多いイメージがありますが、ここでは普通に野外で生活しているようです。

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そしてワモンゴキブリの死骸から20歩ほどのところにはサツマゴキブリの死骸。
図鑑には四国・九州南部にも分布とありますが、それをじかに見た気分です。
それはそうとこんな近距離に2種、思わず「ゴキブリ版薩長同盟か!」と訳の分からないことを叫びたくなります。

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さて、到着したぜよ!


前田













厨房のゴキブリ対策にとりあえずエクスミン乳剤ES


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October 05, 2017

遠征・山に佇む海の守護神

杖が地面を突く音に紛れて遠くから聞こえてくるツクツクボウシの声。
季節的にちょっと違和感を感じながら、こんぴらさんの御本堂を目指します。

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さて、その途中にある賢木門を抜けると、今まで上り階段ばかりだった参道に1段だけ下がる場所があります。
なんでもそのままだと御本堂に至るまでの階段の段数が786段で、語呂合わせが「悩む」になってしまいます。
それはよろしくないとのことで、ここで1段下げて785段にしているという説が有力です。

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その賢木門をくぐったところで一枚、ところどころ丸い穴や帯状にえぐられた痕があります。
恐らくですが、穴の直径が5〜6mmなのと帯状の食痕からカミキリムシ類でないかと想像されます。

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そこから少し目線を上げると、クモの巣に引っかかったカネタタキの姿。
人知れず繰り広げられる弱肉強食の世界です。

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琴平駅から写真を撮りながら、のらりくらり上がること1時間半、御本堂に到着。
785段を上り切った疲労が明日の高知・桂浜で重くのしかかることになろうとは夢にも思わずあたりを散策。
とりあえず高いところからの景色を楽しむことにしましょう。

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薄暗いエリアを突っ切る際にカメラのシャッター速度を遅くしたことを忘れたまま撮影してしまった一枚。
おかげではるか彼方にあるはずの瀬戸大橋がホワイトアウトして見えません・・・。
ただ眺めは最高、最近もやもやしていた頭の中がなんかすっきりした気がしました。

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ところで、こんな見晴らしのいい山の上に何故か船の写真や絵馬がたくさん飾られた絵馬殿がありました。
これは金刀比羅宮が五穀豊穣などとともに海の守護神でもある大物主神をお祀りしているためです。

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奉納の二文字とともに飾られている色んな船の写真。
中には見覚えのあるものもちらほら。

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また、参拝の道中で船にまつわる様々なものを見ることができます。
こちらは奉納品としては世界最大と言われている船のスクリュー。
階段を400段過ぎたあたりで見られます。

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それと上り始めの頃に右手に現れるのがこちらのストックレスアンカー。
既に退役した掃海母艦「はやせ」の主錨だそうです。

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そこからさらに進むと戦後の機雷除去作業により殉職された方々の慰霊碑があります。
旧海軍が敷設したり当時の連合国により投下されたおびただしい数の機雷は戦後も海に残されたままでした。
それらをいち早く除去し、航路の安全確保に従事された方々のことを忘れまいと語り継ぐ証人です。

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旅しなければ知り得ないことがあまりに多く、当たり前と思っていたことがそうでないことに今更気づかされます。
そんなことを思っていたら碑の前で鮮やかな弧を描いて飛び立っていったクルマバッタモドキ。

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なお、参拝が終わり、ちょっと時間が余ったという方はこちら海の科学館へ足を運ばれるのもありです。
船や海に関する基礎知識や雑学がいっぱいで子供から大人まで楽しめるのではと思います。

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まだ全部読み切れていませんが、館内で購入できるこの本もなかなか面白いです。
今後、私が船や海のことについて変に詳しく語り始めたら、この本がバックについているものと思って下さい。

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それでも電車までまだ時間があるよという方はこちらもお勧め。
駅前すぐのところにある灯台です。

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外から眺めるだけですが、木造の灯篭としては日本一の高さだそうです。
興味のある方はぜひどうぞ。


前田











家の明かりが虫たちにとっては灯台のように目立ってるんじゃないかと心配な場合はこちら。
虫が寄り付きやすい紫外線の光をカットすることで虫の飛来を軽減する防虫ランプシリーズ


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October 04, 2017

遠征・785段の頂へ

台風も去り、暴風のような仕事の山も終わりました。
そして週間天気予報を確認すると、週末は全国的に晴れ模様とのこと。
これはもはや旅に出るしかありません。

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という訳で岡山から特急「南風」に乗り、ガタンゴトンと揺られながら南へと向かいました。
なお「なんぷう」です、そのまま読んだ「みなみかぜ」でも沖縄チックな読み方の「はえ」でもありません。
そして来たのは運よくアンパンマンがラッピングされた車両ということでちょっと得した気分に。

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前日にダウンロードしたばかりの音楽を聞きながら眺める車窓からの風景。
揺れる稲穂、空に浮かぶ雲の形がいかにも秋という感じです。
今年もあっという間だったな・・・というにはまだちょっと早いですね。

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一人旅では初めて足を踏み入れる四国、これが電車から見る瀬戸大橋か〜と思いながらの一枚。
島々の緑と海の青、空の色に思わず見とれます。
もしこの付近を巡る遊覧船などがあれば、それもまた素敵ではないかなと思います。

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稲穂の揺れる田んぼ、瀬戸内海の島々と絶えず変わる景色のおかげで電車の時間もあっという間。
そうして降り立ったのはココ、琴平駅です。
駅の読みとしては「ことひら」です、「こんぴら」ではありません。

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休みの日に雑誌をめくっていたところ、こんぴらさんの景色もいいなぁと思いやってまいりました。
それでは早速、参拝といきましょう!

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ところで、こんぴらさん参りで有名なものの一つにこの階段が挙げられるのではないでしょうか?
御本宮にたどり着くまでの段数は実に785段です(厳密には786段)。
駅前からある程度ショートカットできるシャトルバスが出ていますので、それを利用してもいいでしょう。

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また、ところどころにあるお土産屋さんにて100円ほどで貸出されているのがこの杖。
別にこれがなくても十分登りきることはできますが、折角なのでお借りしましょう。
周りの人と一緒にカラン、カララン、と音を響かせながら行くのもまた一興ではと思います。

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なお、ずっと階段ばかりが続く訳ではなく、平坦なところも多いです。
お手洗いも一定間隔おきに設けられており、途中で具合が悪くなっても安心。
ただ、飲み物だけはあらかじめ準備しておいた方がよいでしょう。

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ところで、そんな参拝の道中に現れる色々な虫たち。
例えば階段をよく見てみると・・・。

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小さな蛾がへばりついていました。

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また、途中にあるお守りを販売しているところには・・・。

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久しぶりに見るハンミョウがいました。
英語ではタイガービートルと言います。
余談ですが阪神タイガース、今年はCS進出です。

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そしてもうすぐ御本宮というところで見つけたのはキイロスズメバチらしき死骸。
行き交う人々の瞳の奥の奥に映る「不審」の二文字にも負けず回収・撮影、そして死骸は茂みの中へ。
そういえば、まだまだハチのシーズンが続きますので、ハチ対策もしっかり準備していただければと思います。


ちょっとしたハイキングの時は、携行に便利なハチノックSが個人的にはお勧めです。
ゆめゆめ鞄の奥の方にしまい込み、いざという時に出すのに手間取ることがないようご注意を。

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さて、てっぺんまであともう一息。


前田


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