August 08, 2013
冷やせばいいと思う
久しぶりに晩御飯に冷麺を作ることにしました。
そして、そこに大きな落とし穴が待っていました。
人間、疲れていると馬鹿な思いこみをするもんです。
・・・この前は、間違ってパスタを流水で冷やしてしまったからな。
だが、今日は同じミスはせんぞ、と。
10分後、湯気の立ちこめる冷麺をすすりながら自問自答。
「さて、冷麺とはどんな漢字を当てるんだったっけな」
その点、アシナガバチは実に利口です。
雨が降ったら、写真のように巣から排水作業を行います。
逆に気温が上昇すると、水を運んできて巣にぶっかけ、さらに翅でパタパタと扇ぎます。
そうすることで水が蒸発するときの気化熱で巣の温度を下げているんですね。
冷やさなければならない時とそうでない時の区別はちゃんとつけています。
別に、巣への帰り際に「あ〜疲れた〜」と言って水を飲んでる訳でもなさそうです。
夏場は水のある場所でアシナガバチの姿を見る機会も多いです。
さて、昨晩は気を取り直して冷麺・アゲイン!
上手に冷めました〜っ!!
前田
冷たい冷気で害虫を駆除する瞬間凍殺ジェット!!殺虫成分は不使用です。
(使用の際は火気厳禁です、ご注意ください)
August 07, 2013
色とりどり
先日、カナブンが100匹近くまとわりついているクヌギを見つけました。
カブトムシ採取の方からは外道(狙ってもない虫)として軽くあしらわれてしまいます。
しかし、よく見ると、見どころもそこそこあります。
微妙に目にする機会の少ない赤っぽい個体。
カナブンと言えばこの色が定番ですが、黄色っぽい色。
別種のアオカナブンのような気がしますが、同定の時間がなかった奇麗な緑の個体。
同じカナブンとは言え、携帯電話ぐらいのカラーバリエーションはあります。
ところで、カナブンの世界では今年はどの色が流行りだったのでしょうか?
前田
カラーバリエーションが豊富な捕虫器Luics(ルイクス)!5種類の色や模様から選べます。
August 06, 2013
アリの採り方
そして、それより先に問題となるのが標本として持ち帰りたいアリの集め方です。
捕獲は難しいのでセロテープでひっつける方法もありますが、後で剥がすのも大変。
そこで、いい方法がないか試してみることにしました
今回使った道具は刷毛とアルコール(エタノールなどで可)の入ったスクリュー管の2つです。
普段は弊社の作業室で機械類の整備をされている磧本さんからお借りしてきた刷毛。
これをアリの体の真上からエイッ!とかぶせましょう。
すると、どうでしょう?
刷毛の毛の間にアリがきれいに挟まります。
・・・時たま挟まらないこともありますが。
あと、大型のアリだと同じようにうまくいくかはまだ不明です。
もたもたしていると逃げられてしまいますので、早々とスクリュー管に投入してしまいましょう。
ただし、大量捕獲には向かないのが難点です。
前田
野外のアリ対策にムシクリンアリ粒剤!
August 05, 2013
避暑地
よろしくない結果が続出する薬剤試験と、外から聞こえてくるお祭りの騒ぎ声。
少し頭を冷やし方がよかろう、ということで夜中の摂津峡へ行ってきました。
日中はきれいなチョウチョが飛び交う自然豊かな摂津峡ですが、夜になるとまるで別世界です。
というか、なんとなく異様な気配が漂っています。
錆びついた自転車のライトもこころなしか普段よりハスキーな声を奏でます。
そしてライドを照らすと、道路の両端で反射する2つの白い光・・・イタチかネコの目玉のようです。
「うわぁ、むっちゃ見られてるし・・・」
登山開始からしばらく、目的にしていたクヌギの木までやってきました。
昼間と夜とでは、出てきている虫が全然違います。
夜なのに、そんな奇麗な色してる意味あるの?と言いたくなるカミキリムシ。
と、写真撮影をしていると、後ろの方から「ザザンッ!」とと大きな物体が飛び跳ねる音。
刹那、「ギェーーーーッ!!」というセミの叫び声。
なぜか映画「プレデター」が頭の中をよぎります。
もっと蛾がたくさんいるものと思いきや、意外にもヤブキリがいっぱい。
残念ながらカブトムシやクワガタはシーズンが終わっているようです。
もし何かが出たら写真に撮ってしまえばいいか、と気楽に構えていましたが(震え声)、
無事、何に出くわすこともなく、下山することが出来ました。
蒸し暑い日が続きますが、そんな時は夜の山がお勧めです。
前田
夜間の防虫対策にバンガード!蛍光灯から出る紫外線をカットし、虫を寄せ付けません。
August 02, 2013
じっちゃん
試験中は色んな野次馬がやってきます。
颯爽と現れたのはシオヤアブ。
近寄って行っても逃げません。
なので、顔面をアップで撮影してみました。
案外白いヒゲみたいなのがモサモサと生えています。
何かおじいちゃんみたい。
虫の顔も種類によってそれぞれ個性があって面白いです。
そんなわけで、最近、色んな虫の顔面写真に凝ってます。
前田
虫を寄せ付けたくないところに虫よけカトリスプロ用!電源の無いところでも
使用可能で便利な電池式です。
August 01, 2013
母よ、それはコガネムシだ…
建前は自宅周りで薬剤の試験をする予定。
本音は最近母が捕獲したというヒラタクワガタを見に行こうという計画です。
が、どうやら成虫の方は釈放してしまったらしく、残っているのはアリに襲われていたという
クワガタと思われる幼虫が数匹。早速、調べてみることにしました。
…クワガタに似ていますが、何か違和感を感じます。
と言う訳で、同定のポイントとなるお尻の先をチェック。
クワガタなら丸い模様が2つ見てとれます。
しかし、この幼虫はみんなお尻の先の模様が一文字。
コガネムシ科の何かだろうと悟ります。
カブトムシだったらいいなぁ…。
でも、それにしては少し、発生が早過ぎやしないかい?
「じゃあ、お前誰だよ?」ということで地面に転がしてみました。
すると、どうでしょう?
背中を地面に向けたままモソモソと這いまわり始めました。
よく根切り虫と呼ばれ農家さんから嫌われる類の虫でしょう。
誠に遺憾であります。
前田
生えてきて欲しくない雑草を根切り虫に頼らず駆除。カペレン粒剤2.5!
July 25, 2013
何の虫?
蛾にちょっと似ていますが、カメムシのグループに属ずるハゴロモの仲間です。
蛾の場合、翅に鱗紛がついているので、触ってみると違いが分かります。
また、頭にはそれなりに目立つ触角もあります。
鱗紛のない蛾もいるぞ、という反論もあります。
写真はオオスカシバ。
その場合は口元を見てみます。蛾類は多くがストロー状の口ですが、
カメムシ類は口が針のようになっています。
その口を草の茎や葉、樹木の果実などにブスリと刺して汁を吸います。
人に対して、特に刺したり咬んだりという悪さはしないようです。
前田
レジャーシーズン真っ盛りです。夜になると山のロッジやコテージの窓にへばりつく
カメムシ対策にガラス用殺虫剤PGガード!!
July 23, 2013
エスコート
コクワガタのメスっぽいですが、よく分かりません。
本日の目的地の近くには、樹液のよく出ているクヌギがあります。
なので、ついでにそこまで連れていってやることに。
そうしてクワガタを拾い上げてふと横に目をやると枯れ葉が落ちています。
いや・・・こいつ、動くぞ?
よく目を凝らしてみると、巨大なヤマナメクジでした。
大きさ比べ。実にコクワガタ約4匹分。
庭にいるチャコウラナメクジが何だかかわいらしく見えます。
しばらく歩くと車に轢かれたニイニイゼミの死骸に群がるアリたちが。
このアリたちもまた、うかうかしていると第二の犠牲者になる可能性大です。
道路は虫たちにとって危険なエリアであるとともに思わぬ餌場でもあります。
道端に落ちていた獣の糞に集まるウラギンシジミ。
時折、人の体にとまって汗を吸うこともあります。
虫たちにとって通行人(動物)が排出する色々なものも餌になります。
さて、終点に到着。下車してもらいましょう。
なお、そのままクワガタの恩返しを期待しつつ帰宅したのですが、
後日、実家の畑で貯水槽に転落していたヒラタクワガタ♂を救助し
そのまま持ち帰ったとの連絡が家族からあり、何も現品で返して
くれなくても・・・と思う週明けでした。
前田
家のナメクジ対策に、なめくじドライ!!
July 22, 2013
手足出る
手痛い出費があった訳でも無ければ、殴り合いの喧嘩をした訳でもありません。
ちなみに場所は近くの田んぼです。
そうです、カエルのオタマジャクシです。
お腹の下に小さな足が生えています。
こちらはより足があらわになっています。
そして、カエルになる直前のカエルジャクシです。
むしろ、尻尾が出ていると言った方がしっくりします。
カエルの同定は得意ではありませんが、何となくアマガエルに見えます。
ところで、この日は太陽がギラギラと照りつける絶好のアウトドア日和。
いつも写真撮影に行く摂津峡の周りには、川遊び姿の人たちがいっぱい・・・。
そんな所でカメラを構えれば、通報されることは火を見るより明らかであり、
訴えられるともう手も足も出ません。
したがって、こうなると撮影ポイントは必然的に田んぼや薄暗い山道の中など
人気の無い場所に限定され、そこで一人、ひっそり撮影が行なわれます。
・・・そろそろ新しい場所、探すか。
前田
田んぼ周りはユスリカやヨコバイなどの飛翔性昆虫がたくさんいます。
夜、窓にくっついて気持ちが悪いという時は窓用殺虫剤PGガードがお勧めです。
July 10, 2013
食虫毒
洗い物をほったらかしにしておくと、何やら危険な感じがします。
食中毒には注意が必要な時期です。
虫にも体内に毒を持つ種がいます。
写真のベニモンアゲハは幼虫期に食草から取り込んだ毒を体内に蓄えています。
なので、本種を食べた鳥はお腹を壊すのだとか。
テントウムシは、臭くて苦い汁を出す腺があります。
ところで、カメノコテントウは、そんな汁出したっけなぁ。
記憶があやふやですが、このままうやむやにしてしまいましょう。
カメムシも臭さでは右に並ぶものはありません。
毒や嫌な臭い・味を持つことの最終目的は、他の仲間が食べられないようにすることです。
なにも捕食者に嫌がらせをすることではありません。
なので、多くは派手な色合いをしており、「俺たちゃ不味いぜっ!」とアピールしています。
つまり、台所の片隅でピンクや黄色のきれいなカビの花が咲いている食品があれば、
それもまた、何らかの危険を示すアピールと言うことなのかもしれません。
・・・そろそろ掃除しないとなぁ。
前田
色んなものに除菌で使えるクレベリンS-100!希釈せず、そのまま使用できます。
(多少の脱色効果がありますので、色落ちが気になるものへの使用には御注意願います)