■おしらせ
4月開催「PCO・TCO基礎セミナー」
@大阪、福岡、東京、名古屋

May 07, 2011

く、来るんじゃねぇ!!

畑仕事では定期的に消毒作業が入ります。対象生物は多岐にわたりますが、大体の共通点として葉を食害したり、果実を加害する昆虫がターゲットとなります。カメムシは柿農家にとって厄介な昆虫の一つなのですが、その理由として果実への加害(ストロー状の口で汁を吸い取る)後に、加害された部分が黒ずんだり、へこんだりするということがあるからです。味に関しては、私の知る限り影響はないと思います。ただ、売り物として見た場合は、どうしても見た目も絡んでくる訳で、そうなるとランクダウンとなる場合もあります。もっとも、お供え等に用いるものが虫食いでは格好がつかないですし、そういうチェックポイントがあることも無理のないことではありますが。
kame

地元では”おが”という名で呼ばれ、恐れられているだけあって、対策や発生状況についての情報は豊富に回ってきます。特に夏の終わりには、今年は多いとか、去年は多かったから今年は少なくなる、平年並みかなぁ、といった話があちこちで聞かれます。また、今でも目に浮かぶようですが、真夏の夜には誘引灯が山の至るところで黄色く輝き、それを祖父母の家でスイカを食べながら眺めたり、あるいは、いとこ達と川で夜釣りをしながら見ていたものでした(近年は青色に換えられましたが)。

そんなこんなで、あまり畑にいてほしくないカメムシですが、作業の合間に虫探しをしているとちょくちょく出てきます。当然、その場合は排除です。くさい臭いを出して抵抗しますが無駄無駄無駄!!粉砕あるのみです。こうして日夜、畑でも農家さんと虫たちの戦いは続いているのであります。

前田


室内へのカメムシの突入を阻止!カメムシ・クモスプレー




tojiyan at 02:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 虫ムシ日記 

May 06, 2011

南方からの羽

ゴールデンウィークということで、再び実家の畑へ出動!!
親も連休だから少々こきつかっても大丈夫だろうということで色々な作業を用意して待っています。
私としても車の運転の練習、ご飯の心配の要らない朝夕、そしてネタ集めの場として大事な3連戦です。
・・・しばらく空を舞うものや農業害虫が続きそうです。どうかご了承を

作物の植えつけ、マルチ(除草シート)の設置と、単調かつ地味に体力を奪われる仕事が続く連休となりました。先週作った畝にピーマンやキュウリ、唐辛子を植えつけていきます。最後の1本の唐辛子を植えつけようとしたところで12時を告げるサイレン。お昼ご飯の時間です。あらかじめ家で作ってもらった弁当をつかいながら周囲をぐるっと見わたし、ネタとなるターゲットを探します。はるか上空には無数の黒点。空中集合中のカラスの群れでしょう。耳を澄ませばウグイスのさえずり、コジュケイのけたたましい鳴き声が聞こえます。後は断続的にこだます芝刈り機の音に、剪定した枯れ枝を燃やしているのでしょうか、焦げ付くような臭いが時折漂ってきます。しかし、手の届く範囲に依然生き物は姿を見せず。仕方なくインスタントコーヒーで一服つけていたその時。
ブログ用ツマグロ
ネギ畑の近くで何かが踊るように舞っています。彼我の距離は10mもないでしょう。慌てず騒がずカメラに手を伸ばし、ネギの繁みを盾にしながら後方へ後方へと回り込み、悟られないように距離を詰めます。片目で獲物の行く先を追いながら、もう片目でカメラのモニターを見ながら撮影モードを手早く設定します。準備が大体完了したところで再び両目で焦点を合わせて追跡、やがて1mくらいまで近づいたところで獲物が何かの雑草の花の上へ着陸、これで同定は容易になりました。開いた翅を見て、都会でよく見かけるツマグロヒョウモンの♀と判断。豹を思わせる黒い紋が散りばめられたオレンジの翅に、黒い縁取りが施されたその姿は優雅の一言です。飛行機の翼端灯のような白い紋は♀にのみ現れる特徴で、♂はこの部分がオレンジ+黒い紋に置き換わります。正体が分かったので遠くから1枚撮影、徐々に距離を詰めながら2枚、3枚とカメラにおさめ、最後はマクロに切り替えて1枚。捕虫網の1本でもあれば、目を閉じていても百発百中の距離につけても本人は知らんふり。まだ羽化したての、経験の浅い子なのでしょうか?危ないなぁ〜。

最近では大阪でも身近にみられるこのチョウですが、元々は南方系の種類で、地球の温暖化や幼虫期の餌としてパンジーを利用できることなどが北上の原因では、と言われています。これからしばらくすると、花壇のパンジーに黒くて赤いラインの入った芋虫が現れますが、それがこのツマグロヒョウモンの幼虫。あまりにグロテスクな上にトゲのようなものがついているので毒虫と思われがちですが、心配は無用です。とはいえ、触るのも気持ち悪いと感じる方もいらっしゃると思うので、そういう時は割りばしでつかんでどかしてあげてください。花を食べるわけではないので、少々の葉の損害に目をつぶれば、庭先で素敵なチョウの飛翔を楽しむこともできます。

前田

そこそこ広い畑での液体農薬散布に、軽くて取り回しの良い蓄圧式噴霧器ミスターオート




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May 02, 2011

誰も食べようと思わない

いつの間にか、カレンダーが5月になっていました。
桜の木はとっくにピンク色から緑色へと変わっていました。

こうなると実家の畑は大いそがしです。消毒に草抜き、収穫・植え付け等々。
先日も手伝いに行くと、ミカンの木が消毒されて、少し白っぽくなっていました。
ナミアゲハ幼虫

ミカンの木といえば、忘れられないのがこの幼虫。先月のブログにも登場したアゲハチョウの幼虫です。私にとっては付き合いの長い昆虫で、幼稚園の頃から飼育用に採集へ行った記憶があります。白と黒のカラーリングは何だかパンダのようでもありますが、実際には天敵である鳥から逃れるための鳥の糞への擬態だとか。確かにこれなら至近距離でない限り、ただの糞とみなして通り過ぎていく鳥も多いのでは、と思います。

なお、大きくなると流石に”鳥の糞”のままでは分が悪いらしく、緑色の大きなイモムシへと変身します。頭(・・・に見えますが、正しくは胸部)に愛嬌のある目玉模様をあしらった可愛らしい幼虫になるのですが、食い散らかすミカンの葉の量もまた半端なく増加します。生き物への愛着と駆除のためにすべきことの線引きを、きちっとしてしまわなければならない場面です。

前田


イモムシ・ケムシから庭木を守りましょう!トレボンMC





tojiyan at 21:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 虫ムシ日記 

April 26, 2011

まもなく羽アリのシーズン到来

4月も末になりました.
そうです,まもなくヤマトシロアリの羽アリシーズンに突入します
既に早とちりなシロアリが飛び出したという情報もちらほら寄せられていますが
本格的には例年通りGWくらいでしょうか?

今年は桜の開花も少し遅かったので羽アリも少し遅れるかもしれませんね.

10日程前の日曜日に和歌山でシロアリを採取する機会がありました.
ヤマトシロアリはニンフの状態でしたが,まだ翅芽は平べったく羽アリになる気配はありませんでした.
今頃はその準備を始めている段階なのかと想像しています

シロアリの採取をしていて思ったのですが,みんな無口でせっせとホジホジ・・・
たまに凄いものが出てくると歓喜の声を上げるのですがそれ以外は無言でホジホジ・・・
でもニヤニヤ,目はキラキラしてる

採取

 

 

なんだかカニ食ってるみたい・・・

 

さてさて,今年の羽アリの群飛量はどうなることやら?? (川端)

 

Glyptotermes nakajimai−問題−
何シロアリでしょうか?
このシロアリも5月ごろが群飛のシーズンのようです.
ニンフの翅芽もだいぶ色付いて長くなっていました.
わかれば相当マニアック

 

シロアリ退治にベイトで駆除するシロアリハンター



tojiyan at 20:02|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 虫ムシ日記 

April 23, 2011

速さと気味悪さ

台所で洗い物をしている最中、視界の端に一瞬黒い影が走ったように見えて、思考はフリーズ。
ちらっ、と横目で睨みつけても、特に何も無し。
ふと、思い当たることがあり、先ほどの状況を再現。
流し台のステンレスに黒い腕時計が映り、それが腕の上下運動に合わせて動いているだけでした。

なかなか、ゴキブリというものは好きになれません。確かに真横から見れば、胸部の流線型のボディは空力的にも洗練されたフォルムであり、そのアングルなら好きなのですが、あのカサカサとした素早い動きは一瞬私をひるませます。きっとゴキブリがカブトムシやクワガタのように、のそのそと歩いてくれたら何の抵抗もなく素手でつかみとれることでしょう(実際、オオゴキブリなら素手でつかんでも特に抵抗はありません)…どんな病原菌がついているか分からないことも考慮しなければいけませんね。

ゲジゲジ
このゲジゲジという生物も、その見た目もさることながら、高速走行でびっくりさせます。ムカデのように咬んだり刺したりすることはなく、特に悪さをすることはありません。しかし、初めて目にする人にとっては、気持ち悪い!・何をされるか分からない!(有毒かもしれない)・そんな奴が超高速でこっちに走ってくる!、ではたまったものではないと思いますし、それが当たり前のリアクションだと思います。

写真は、先日のブログ「丸くなりません」で紹介したワラジムシのすぐ近くにいたゲジゲジ。捨てられていた瓦の下に多数いましたが、逃げ足が速く、やっとのことで撮った一枚。瓦や石をどけては何度も追いかけ回したのですが、その際に、ある1グループだけは常に離れず、先行する大きな1匹の後について逃げていく光景を目にしました。

もちろん、仲間・家族意識というものがあるとは思えませんし、逃げる際の習性・群れの行動・(ゴキブリなどでは)集合フェロモンの作用、など説明できる材料はいくらでもあると思います。しかし、色んな生き物が時折見せる絆のようなものは、科学の言葉だけで片づけてしまいたくないな、と感じたのでした。


前田

歩行性昆虫の侵入防止にシャットアウトSE



tojiyan at 12:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 虫ムシ日記 

April 21, 2011

カツオブヒブヒ

今日はやけにスリッパが冷たいな〜。…そのはずです、ふと靴下の裏を見れば、縦に2cmほどザックリと切れているではありませんか!!家に帰ってから残りの靴下を総点検したのは言うまでもありません。幸いにも他に被害は無し。思わぬ出来事にふと、ある虫を思い出しました。つい最近、家の中にいた小さなイガイガのムシ…。
ヒメマルカツオブシムシ

子供の頃に投げ合いをして遊んだ草の実(オナモミ)…ではありません。ヒメマルカツオブシムシという甲虫の幼虫でしょうか。カツオブシムシ……舌を噛みそうな名前ですね。私もよく噛みました…大体は「ブシムシ」が「ブヒブヒ」になるんじゃないかと思います。それはさておき、彼らは衣類の害虫として有名です。だからといって靴下のダメージに結び付けるのは強引すぎるのでは、と思いつつ。そろそろ衣替えを済ませた方が多いのではと思いますが、今一度、部屋の中、タンスの中にこのイガイガがいないかどうかチェックのほど、よろしくお願いいたします!

なお、カツオブシムシには動物質の貯蔵食品を食べるタイプもいますが、それはまた、今度見かけた時に、と思います。

前田

部屋の片隅に隠れているカツオブシムシ類にはバルサンいや〜な虫

tojiyan at 22:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 虫ムシ日記 

April 20, 2011

丸くなりません

季節の変わり目ということで、畑も新たに植えつけ、また消毒、草抜きといった作業が増えてきます。
和歌山にある母方の祖父の畑へ行った時のこと。

ワラジムシ

壊れた鉢や古くなって廃棄する支柱の撤去作業をしていて発見!ワラジムシです。主に落ち葉などを食べる、自然の分解者です。一般家庭でも庭の植木鉢の下なんかによく潜んでいます。時たま家の中に入り込み、不快害虫として問題となることも。ちなみに似たような形をしたダンゴムシは危険を察知すると丸くなりますが、ワラジムシは丸くならずにフラットなまま。

丸くなるといえば、まだダンゴムシしか知らなかった5歳くらいの私は、てっきりボール状になるものと思っていたワラジムシを真っ二つにへし折ってしまった凄惨な思い出があります。そして、その強烈なインパクトがワラジムシなるものの存在を当時の私に教えてくれたのでもありますが…。

子供の頃は色んな虫を飼育し、たくさん死なせてしまったものですが、そこから得たものも少なくはなかったな、と思い出すのでした。

前田

室内へ侵入してくるダンゴムシ・ワラジムシはノックダウンダスターでブロック!
施工には、帯状散布に便利なコロダスターも!!

tojiyan at 00:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 虫ムシ日記 

April 18, 2011

塵も積もれば蚊柱となる

ベランダにあるプランターから色々と芽が出てきました
特に、去年の冬に茎から枯れ落ち、生存を諦めていた竜胆(リンドウ:秋に小さい青い花が咲く山野草)が再生していたのには驚きました。
植物に堪能な友達によれば、多年生植物で、地下部は生き残るのだとか。

そのため、毎朝(時間がなければその日の晩)に水をあげることが日課としてすっかり定着しました。今朝も計量カップに水をなみなみと注いでベランダへ向かったのですが、ここで思わぬ来客です。
yusurika

捕虫紙でよく見かける貧弱な虫。そう、ユスリカです。網戸にしがみついています。そういえば、私の住むアパートのすぐ横には常時水が溜まっている大きな用水路があります。そのあたりから発生しているのでしょうか?動かないのでカメラを持ってきて1枚パチリ、と撮影

別に血を吸うわけでもなく、1匹くらいなら何とも思わない虫ですが、数が増えるとイメージは一転。ユスリカのプチ竜巻のようなことになります。見る人によっては不快極まりない光景です。また、整髪料をつけた頭で自転車に乗り通学中(あるいはその帰途かと)この渦の中に突っ込んだという話をずいぶん昔にラジオか何かで聞いたことがありますが、事実だとすれば、それは惨憺たる姿だったことでしょう。

小さい何でもない虫。されど集まれば大きな虫。虫たちへの畏敬の念を忘れずに日々過ごしていきたいな、と思います。

前田


ユスリカなどの飛翔性昆虫対策に窓ガラス専用の殺虫剤、PGガード


tojiyan at 23:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 虫ムシ日記 

April 17, 2011

燕の尻尾

今日は実家で豆腐の山椒味噌田楽を作ることになり、竹串にアルミホイルを巻いていた時のこと。
庭木の花の上でふと見慣れた影を見つけました。

IMG_0135

アゲハチョウです。翅がきれいなところを見ると最近羽化したのでしょうか。住宅地でもそこそこ見かけるポピュラーなチョウチョです。しかし、幼虫はミカンやレモン等の木の葉を食べる害虫。同じミカン科の植物である山椒にもよく幼虫がついています。そう思うと、これから山椒味噌の田楽を作ろうとしている我々に何となくうらめしそうな視線を送っているように感じるのは気のせいでしょうか?

それはさておき、アゲハチョウに関するネタは探せば結構出てくるものです。たとえば世界遺産に登録された姫路城では、どこかにアゲハが彫られた瓦がはめてあったのだとか。はたまた、アゲハをあしらった家紋も存在します。最近でも歌の歌詞の中に登場したり、漫画の中に幼虫をモチーフにしたと思われるキャラクターが出てきたり。

英語ではスワロー・テール(ツバメのシッポ)と言われることもありますが、飛んでいるときの影を見れば、後方からニュッと出た2本の突起がさもありなんという印象を与えます。

身近な生き物に対する日本古来の、はたまた色んな国の人々の感性というものは大切にしていきたいですね。

前田


樹木の毛虫駆除、殺菌にトレボンMC

tojiyan at 23:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 虫ムシ日記 

April 16, 2011

何かの卵?

小雨が降り、風も強く肌寒かった朝方とはうって変わり、昼からは胸のすくような晴れ空となりました。
ブログ執筆(?)中の自宅の窓から空を見上げれば、まだ明るいのにうっすらと月が浮かんでいます。

暖かくなり、虫も多くなっているだろうということで、久しぶりに自宅から自転車で20分ほどの所にある、摂津峡へ行くことにしました。自然が豊かで休日には大勢の人で賑わいます。今日もたくさんの家族連れの方が来ておられ、草野球の流れ弾に当たらないよう用心しながらの散策でした。

予想に反して活動中の虫は少なく、手ぶらで帰ることになるのかとも思いましたが、オオムラサキやゴマダラチョウの幼虫目当てで調べていたエノキの木から面白い物を見つけました。

マユイラガの

昔の映画や漫画に出てきそうな恐竜の卵っぽい物体。おそらくイラガという蛾の繭だと思います。
刺されたことのある方ならピンとくる名前ですが、幼虫期には体の色んなところに毒針を備えています。積極的に刺してくることはないにせよ、ガーデニングなど植物をいじっている時に偶然接触し、刺されるというケースが多いのでは、と思います。私も一度刺されましたが、注射器の針で刺された時の痛みが延々と続く感じで、ズキンズキンときます。また、アレルギー体質の方の場合は腫れることがあるので少し注意が必要です。ただ、こうして繭の中で眠り続けている間は無害、その独特の模様をしげしげと観察してみるのも一興では、と思います。

前田

もうすぐ毛虫の季節です。毛虫退治にはアースガーデンケムシコロリ

tojiyan at 18:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 虫ムシ日記