March 02, 2007

おとつい、「食品異物対策シンポジウム−関西2007−」(螢汽ぅ┘鵐好侫ーラム主催)に、
講演を聴きに参加してきました。
タイトルにあるとおり異物混入対策をテーマにしたシンポジウムで、重要異物となる“毛髪・虫・金属”を中心に
実際、製造現場で取り組まれている混入防止対策や防虫対策など紹介されました。

その中のひとつに、、、とある食品メーカーが毛髪の混入防止に行っている対策の事例紹介では・・・
“出勤前のブラッシングや、入室前に髪の毛の掻き落とし、またその除去数の記録やデータ化、
エリア移動ごとにローラー掛け”・・・などなど
 その他数多くの対策項目が紹介されました。

注意していても気付かない間に落ちてしまう、、、
しかし1本でも混入すると、不衛生な印象を与えてしまう毛。
その混入防止対策の徹底振りには頭が下がりました。


と、ちょっとここで☆
混入した毛髪が人の毛(頭髪)なのかそれとも動物の毛なのか
特徴的な違い(簡単なもの)をいくつか、、、

一般的に、
1)毛の太さが・・・(人)全体的にほぼ一定の太さ/(動物)毛先など全体の一部分が大きく膨れている
2)毛先の形が・・・(人)細いけど先端は尖っていない/(動物)細くて先端が尖っている
3)色が・・・(人)基本的に毛先まで色の変化はない/(動物)色素がないまたは、所々色素がない部分がある

などといった違いがあります。

ただし、動物の中でも、人毛?or動物の毛?の識別が難しい動物も・・・

それはチンパンジーやゴリラなどの類人猿。
類人猿の毛は比較的、色や形状、髄質(毛髪の中心部分)の太さが人の毛と似ているそうです。
なので、これらが製品に混入していると人の毛かそれとも、これら動物の毛かを判別するのは容易でないとの事。

でも日本の現場で、チンパンジーやゴリラは・・・いない。
いえいえ、海外からの輸入品に付着・・・などといったこともあるかも!しれません。


とまあ、それはさておき、
異物混入の問題はその異物が何なのか特定することが最終目的ではなく、
それがどこでどうやって混入してしまったのかといった原因の究明や、
今回講演されていたメーカーさんが実施されているような、数々の防止対策・改善策が重要なんですね。。。



 参考:佐藤元著「混入毛髪鑑別法」(螢汽ぅ┘鵐好侫ーラム)
     佐藤邦裕、石黒厚他 編集「人を動かす食品異物対策」(螢汽ぅ┘鵐好侫ーラム)



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February 20, 2007

貯穀害虫の害

先日、和歌山の友人宅で大学の時の友人たちと鍋☆ なんだか学生時代に戻った気分でした。

それにしも、いつも思うこと、、、

それは実家で農業をしている友達の家のお米はおいしいぃ(><) たとえ新米じゃなくても。
学生時代、下宿している友達の家で食べるご飯(白米)にはいつも感動・感激でした。

そんな感動な美味しさのお米、
やはり一人暮らしをしていると、お米の消費するペースが遅いためか虫がわいてしまうことも。。。

昔、先輩の下宿先で、大人数でご飯を食べに行ったときのこと。
実家から新米が届いているにも関わらず、
「古いお米から処分したい」と、
虫(恐らくコクゾウだったと思う)がわいているお米を先に炊いて食べることに。

毎回、下宿友達のお米に感動する自分なのですが、
その時ばかりは、うまくなかったのか、それともコクゾウを1匹1匹取り除いて食べることに真剣だったのか、
「美味しかったぁ〜」という記憶が残っていません。

実際、、、

害虫が混入していると、不快であるということだけでなく
穀物を加害する害虫の場合、
穀物のタンパク質やビタミンなどの栄養素を減少させたり、
脂肪の分解を促進させて風味を失ったりと、品質を低下させます。
また、中で生息しているっていうことは、もちろん排泄もします。
そのため、その排泄物による汚染も受けているということです。(別に糞自体そんな汚くないと思いますが・・・)

それからコクヌストモドキは、大量にわいている小麦粉やヌカを臭ってみると、
特有なニオイがします。(ちょっと不快)
これはコクヌストモドキが分泌するキノンという化合物によるもので、
主に貯穀害虫の甲虫によって分泌されます。
キノン類の中には哺乳類に対して有毒なものも。
(※コクヌストモドキが分泌するキノンは、穀類の蛋白質と結合して毒性は著しく低下します。)

なので、見た目だけでなく、おいしさや安全性の面からも
(ちょっとくらいの発生量なら大丈夫ですが)
もし、家の貯蔵食品に貯穀害虫が大量にわいてしまった場合、処分することが一番です。

(というか、言われなくてもふつう処分する?!)           <戸島>

       ・参考「貯蔵食品の害虫」 (全国農村教育会館)

コクゾウ1

 

コクゾウ(ココクゾウ?)

コクゾウ2

 


(よっこいしょ)



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February 09, 2007

白いゴキブリ

ワモン脱皮

当社の飼育ゴキブリに白いゴキブリが・・・!!突然変異?!

 

 


・・・・ではなく、

ちょうど、脱皮した直後のワモンゴキブリ 幼虫です。
この白い体もだんだん薄く色づいてきて、数時間後くらいにはワモン色へと。


昆虫や甲殻類を飼育したことがある人や生物に興味がある方にとっては、特に珍しい姿でもなんでもないかもしれませんが、意外と、脱皮したばかりのゴキブリを見る事ってあまり無いのでは??

この脱皮直後の個体、、かなりの臆病者
別の個体が近付くだけで、ささっと逃げてしまいます。

というのも、脱皮した直後の体はとても柔らかく、敵に食べられてしまう危険性が
特に、脱皮中や脱皮に失敗したりするとかなりキケン。
先日も、休み明けに容器を覗いたら、1匹の個体に仲間のゴキブリたちが集まってカジカジ
同じ仲間といえども、彼らは命がけですね。(> <)   <戸島>

チャバネ脱皮



これはチャバネゴキブリの羽化直後

透明がかっていて、とてもキレイ



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February 07, 2007

国際デビュー

『NPMAの展示募集の広告で見つけたページです.川端君も国際派?』

社長から来たメール.
営業に出ている時に転送メールを携帯で見たからなんのこっちゃら??

NPMA会社に帰ってきてからパソコンでメールを開いてわかりました
「わっ!! 社長と僕・・・」

とうとう国際デビューです.
前回も掲載場所は違えど菅野さん,戸島さんがフォトギャラリーで
ちゃっかり写ってたので2年連続で環境機器技術コンサルタント登場です.
これが某有名映画監督の目にとまり,ハリウッドデビューもそう遠くはないなぁ〜
それに向けて英語勉強しなくては (川端)

 



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February 01, 2007

やっかいな幼虫

大手菓子メーカーの製品に虫の混入が過去に数件あったことが先日ニュースされていましたね。
そのうちの1件は蛾の一種、ノシメマダラメイガだったとのこと。

ノシメマダラメイガ・・・
異物混入で発見される虫の中でもランキング上位の虫。
去年の弊社が受けた異物混入虫の中でも全体の2割近くはノシメマダラメイガ幼虫でした。

お菓子や貯蔵食品、薬味とか広範囲の食品を加害するノシメマダラメイガの幼虫は、
隙間や穴に侵入するのが得意。

卵からふ化したばかりの幼虫は1mmほどなので、わずかな穴でも簡単に潜り込んでしまいます。
0.4mm以上の穴なら朝飯前
そのため、製品のシールミスやピンホールがあれば侵入される場合も・・・

でも成長した大きな幼虫の場合、ピンホールだったら入られる心配ないよね、、、
と思いきや、
ノシメマダラメイガの大型幼虫(4齢とか5齢幼虫)は穿孔能力が高いことで有名で、
様々な種類の包装フィルムを食い破ることが可能です。
なので、製造中に混入していなくても、のちのち(製品の保管中とかに)かじって大型幼虫自ら侵入する可能性も・・・

その上、蛹になる前の幼虫はかなりの活発くん。
隠れる場所を探すために餌場から離れて移動、、そして蛹化します。
そのため、食べ物とは関係ない物からもノシメが発見されることが。。。

ノシメ幼虫、なかなかの曲者ですね

ノシメマダラメイガは、今はちょうど終齢幼虫で静かに越冬中です。
春頃に蛹になって、その後、初夏(5〜6月)をピークに最初の成虫が羽化。
ピークを迎える前に、初出動のノシメ成虫、発見にはフェロモントラップを☆



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January 29, 2007

ペット

飼育箱僕はシロアリを卓上で飼っています.
結構癒し系な子たちで見ていると心が癒されます.
上がネバダオオシロアリ,下がヤマトシロアリの二世帯住宅です.
というか二種類住宅ですかね!?

シロアリちゃん達は何もしていないのに「ポトッ」っと落下したり,
隙間に挟まって数時間の間もがいてたり・・・
色白ぽっちゃりでなかなか可愛いヤツラです^^

ヤマト本来,シロアリというと蟻道を作ってその中を移動し,外気にさらされないようにしていますが,
こういった狭い密閉された容器で飼っていると全く気にしない??のかほとんど出たままのむき出し状態.光も全く気にしませんね!!って職蟻(働きシロアリ)は目がないかぁ

←ヤマトシロアリ.いつも外でたむろ.

しかし,容器の蓋をあけると超パニック状態.みんな一瞬で隠れてしまいます.特にヤマトシロアリは臆病者で,一度隠れてから再び出てくるまで少し時間がかかります.

ネバダ一方,ネバダオオシロアリはかなりワイルドで20秒ほどはパニックになりますが,その後,蓋を開けっ放しでも結構平気にウロチョロウロチョロしとります.
水をあげるとがぶ飲みしに来るのもまた可愛いですね♪ (川端)

←水を飲むネバダオオシロアリ.



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January 24, 2007

虫を氷殺

既にご存知の方も多いと思いますが、
「殺虫剤を使わない殺虫スプレー」 ということでテレビやネットのニュースなどでいろいろ紹介されていましたね。

『バルサン 氷殺ジェット』

製造会社(ライオン蝓砲糧表資料によると、
 「バルサン氷殺ジェット」に入っている
液体成分が
 スプレーした瞬間にガス化、、、
 それがマイナス40度の冷却ガスとなって害虫を瞬時に凍死させる
という家庭用の殺虫スプレー☆
タイプは「飛ぶ虫」用と、「這う虫」用の2種類があるそうです。


『氷殺』・・・といえば

クライオナイト! CRYONITE!
 
  ご存知ですか??


クライオナイトも「バルサン氷殺ジェット」と同じく冷却で害虫を殺虫する殺虫機です。(そして同じく
殺虫成分も含んでおりません)

でも、氷殺ジェットの成分とは異なりまして、クライオナイトの冷却成分は二酸化炭素(CO2

クライオナイトは液状の二酸化炭素(液化炭素)を利用していて、
噴射する際に、CO2が非常に冷たいスノードライアイスとなって出てきます。
 (かなり、勢いよく出てきます!そのためクリーニング(清掃)の効果も)

クライオナイトは二酸化炭素がパウダー状のドライアイスとなって出てくるので、
   .縫イが全くなく、
   汚染や残効性もありません
   そして処理面は完全にドライ  (ドライアイスなので濡れません)
といった特徴があります。


 なお、クライオナイトのCO2は産業過程における副産物を再利用しておりますので、
 新たなCO2を大気中に放出しているというわけではありません。

と、いいことばかりでなく、クライオナイトも使用する際は注意しなければならないこともいろいろあります。
長くなってしまうのでここでは書きませんが、興味を持っていただいた方は下記のアドレスへ、、↓↓
 注意事項の他、使用方法・施工方法などが書かれたクライオナイトのマニュアル資料があります☆

ちなみに、クライオナイトは炭酸ガスのボンベが7kgと大きく「業務用の殺虫機」です。
よろしくお願いします。 <戸島>



●クライオナイトのページ●
http://www.semco.net/news/cryonite/cryonite.html

その他、さらに詳しく聞きたいという方はぜひ直接お問い合わせ下さい^^ 

→クライオナイトの
担当「川端」まで
電話番号:072-681-1175
メールでのお問い合わせは→
こちらです。



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January 22, 2007

外来種問題

昨日,「外来魚情報交換会」というものに参加してきました.
もともと,外来魚の研究をしていたこと,この業界でも外来性の昆虫が問題になっていることなどから
なんらかの情報が得られればと思い参加してきました.

内容は,特定外来生物でもあるオオクチバスとブルーギルを中心に
琵琶湖北湖や野池での生態や行動,在来魚種との係り,滋賀県内のブルーギルの分布状況,
イタセンパラの生息地でも有名な淀川の城北ワンドの事例,
水産試験場での実験例,各地での駆除成功・失敗事例など非常に幅広く内容の濃いものばかりでした.

感想としては・・・
まず,オオクチバスやブルーギルともに非常に細かな生態や習性がわかってきてるのだなぁと感じました.そして,これらの特徴を活かし,各地方自治体や団体,個人などが試行錯誤しながら,失敗を積み重ねながらも一所懸命に在来魚種を守るため活動されていることです.なんとなく明るい未来が見えたような気がします.
しかし,一方でここまでやっているのにまだまだ悪い状況が続いていること,被害の深刻な場所が新たに現れていることなどを考えると,変化してしまった生態系を戻すことは如何に困難なのかと痛烈に感じました.

既にオオクチバスやブルーギルの生息域は,北海道から沖縄まで日本全国を制覇を成し遂げています.
ここまで生息域が拡大し,増加してしまうと根絶は無理でしょう.しかし,これ以上悪化させないこと,現状より改善することは期待できると思います.
ただ,もっと前に対策が実施されなかったことが残念です.

アルゼンチンアリ

昆虫業界で問題になっているセアカゴケグモもアルゼンチンアリも被害は出ていますが,まだまだ局所的(と言っても広い)です.
今回のシンポジウムを通して,第二,第三のオオクチバス,ブルーギルを出さない為にも,早期に本格的な対策を立て実施すべきということがわかりました.  
(川端)

←アルゼンチンアリ



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January 19, 2007

ネズミの交通事故

1月も半分以上が過ぎましたね。
今年でついに入社4年目を迎えるのですが、まだまだな私。日々勉強です。

先日、社長に渡されて読んだ本・・・
「安心して住める ネズミのいない家」(講談社)
著者の谷川力さん(イカリ消毒蝓
ネズミの粘着トラップについてこのような例えをしていました。


 『粘着トラップはいわば、ネズミが交通事故にあうようなもので、
  粘着トラップが車であると考えればよい。
  車の量が多ければ事故にあいやすいし、少なければ事故は起きにくい』

いかに粘着シートの上を通過させ、ネズミを転ばせるかが重要なポイントだそうです。

なるほど〜 

納得。本を読んでてネズミが粘着トラップにひっかかるイメージが・・・☆

自分の場合(経験)でイメージしたら こういうことかな(?-?)

 床に教科書やプリント、化粧品、テレビのリモコンなどが散乱した自分の部屋で、、
 CDを踏みかけそうになってギリギリかわしたら、その横に置いてあった鏡を踏んで割ってしまった
みたいな。 (注,これは学生時代の話で、今は結構片付けています^^;)


とまあ、こんな話はどうでもよくて・・・
とりあえず、ネズミの粘着シートを設置する際(特にクマネズミやドブネズミの大型ネズミが対象の場合)は
それなりの数量をしかなければならない、その必要性を再確認!


谷川さん、勉強になりました。m(_ _)m  <戸島>



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January 16, 2007

食べ物の好み

先日 といっても結構前の話

チャバネゴキブリを用いた試験の終了後 (何の試験だったか?)

 試験容器の中にいるゴキブリたちを上から観察。

 私はお菓子を食べながら・・・(※休憩中なので)
 っと・・・クッキーのクズが容器内に。

でも気にせず 引き続き観察 (ただ見ていただけですけどね)

そしたらシェルター(隠れ場所)からチャバネゴキブリが2匹出てきてクッキーの欠片を取り合い。
ちょっとした兄弟ゲンカをしているみたいで、なかなか面白かったです 
(^艸^)ププ

そう、彼らは普段、飼育用の餌である「ハムスターフード」しか口にできないのです。
そのためか、たまたま目の前に落ちてきた餌(お菓子)を無我夢中に取り合いでした。 笑
  (※周りにはハムスターフードはあった状態)

辻先生の論文の中にも、このような実験があります。

‐‐‐チャバネゴキブリを「米ヌカ」・「乾燥果実」・「乾燥肉」の中のどれかで一定期間飼育し、
その後、ずっと与えていたエサと他のエサ
(例えば、米ヌカを与えていた場合、<米ヌカと乾燥果実>)
を置いた場合、
どのような反応を示すか・・・という実験。

結果は、(普段与えられていた)元のエサより、もう一方の(与えられていなかった)エサを
選好する傾向が強かったそうです。
(各組み合わせで試験した結果、3種類の餌とも同じ傾向が示されました。)


つまり、居酒屋とか中華料理屋、うどん屋だとか
それぞれの場所で生息しているゴキブリたちも
普段あまり口にしなような味の食べ物が目の前に現れたら、きっとそっちへ選ぶんだろうな〜

そしたらゴキブリ駆除の主流となっているジェル状ベイト剤(食毒剤)に対しても、
何らかの形で感知して好みを示している かもしれませんね。

現在ゴキブリ用のジェル状ベイト剤もいろいろ販売されていますが、
もし、厨房(現場)に生息するゴキブリたちがどのベイト剤を好むかを調べようと思っている方は
↓↓
この道具を使ってみてはどうですか??

 これにちょっとずつ、複数種のベイト剤をそれぞれ、点・点・点とスポットでのせて
 ゴキブリがいる(いそうな)所に設置。
 そして数日後にジェルステーションを回収。

どのベイト剤がよく食べられているか、
ゴキブリたちが好むベイト剤を比較的簡単に確認できるのではないでしょうか☆ <戸島>



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