June 04, 2017

船の防鼠対策?

本日は写真が一枚だけの一球勝負です。

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いろんな船の係留ロープの上にある、丸い板・・・何でしょうコレ?






ネズミ返し、らしいです。
ホントに?
信じるか信じないか、それは貴方次第です。


前田










丸めてパイプに巻き付けて、ネズミ返しに早変わり。チューモアブラシ


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June 03, 2017

性別はどっち?

6月になると梅雨、そして夕立やらゲリラ豪雨という有り難くない単語が並び、傘や雨具が必須です。
また、木曜日の晩はとてつもない雷雨となり、何かを閃いたかのように窓の外が光っぱなしでした。
その中で出来上がった無駄にマニアックな記事・・・本日は適当に読み飛ばしていただければ幸いです。

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さて、舞台は先週の東京みなと祭に戻りますが、写真はむらさめ型護衛艦「いかづち」のマストです。
その左舷側に翻っている国際信号旗をそのまま読むと「RIKAKO」となります。
これはこの艦艇の愛称・・・ではなく、この日のイベントで一日艦長を務められた方のお名前でした。

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ところで母船、母艦など船に関する用語には女性を連想させるものが散見されます。
事実、船舶をさして「She」と表現することもあり、人格は女性であるとする見方も多いです。
これには幾つか説があり、どれが正解かは分かりませんが、何となく海の「Sea」由来ではなさそうです。

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ただ、いろんな船の名前を見てみると、ちょっと疑問が湧くことも。
さらに王子様や将軍、大統領の名を冠するものもあり、いよいよ「!?」となります。
たぶん、国や時代によって認識が異なるのでしょうね。

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さて、ようやくここからが本日の本題ですが、生き物の世界にも性別にちょっとした変化を見ることがあります。
例えばクロアリやアシナガバチ、スズメバチは普段全て雌なのに、特定の時期だけ雄が出現します。
余談ですがクロアリ類は、そろそろ新女王と雄アリが羽アリとなって飛び出すので注意が必要です。

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また、虫ではなく軟体動物ですがカタツムリやナメクジは雌雄同体です。
どちらの役割も果たすことができますが、1匹だけでは繁殖できず他個体を必要とします。
そういえば、そろそろナメクジの対策もしなければなりません、お困りの場合はこちらをどうぞ

ミヤマクワガタ




















なお、ごく稀に本当は雄雌別々のはずなのに、体の半分が雄で残り半分が雌という個体が出現します。
これは専門用語で雌雄モザイク、もしくはギナンドロモルフと呼び、特殊なケースと言えます。
一部のチョウやクワガタなどでこれが見つかったというニュースを聞いたことのある方もおられると思います。

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そして今年ニュースでも取り上げられた通り、ワモンゴキブリは雌だけで繁殖する場合があります。
この雌だけで増えることを単為生殖と言い、アブラムシなどでも見られます。
また恐るべきオオトカゲとして知られるコモドドラゴンも単為生殖が可能と言われています。


どうしてこのような繁殖形態が誕生したのか、生き物の世界にはまだ分からないことが多く残されています。


前田










性フェロモンで雄だけを捕獲します!メイガ類のモニタリング調査にシンライン(メイガ用)



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June 02, 2017

クロバネキノコバエ対策withフライヘル

デスクの上にある電話とポケットの中の社内携帯が同時に鳴り響くこともある季節となりました。
忙しいと勘違いや物忘れが増え、私に至っては5月末で上半期が終了すると誤記する始末。
(1〜6月が上半期、7〜12月が下半期なんですけどね・・・)

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ところで害虫に関しても一時の話題となった後、そのまま取り上げられずに忘れ去られるものが多いです。
セアカゴケグモ、ツマアカスズメバチ、デング熱とヒトスジシマカ・・・最近はそんなにテレビで見かけません。
そしてそれは数年前、給食センターや旅館など様々な施設で問題になったクロバネキノコバエ類も同様です。

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クロバネキノコバエ類は体長が2ミリ程度で体色は黒色や茶褐色という非常に目立たないコバエです。
慣れないうちは蚊やユスリカとの区別も難しいですが、触角が糸状であることや胸部の形状で判別できます。

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また、翅脈は独特の模様をしておりますので、顕微鏡を通して観察すると確実に同定することが可能です。
会場や日程はまだ調整中ですが、8月の弊社基礎セミナーでコバエ類の同定ポイントを企画しております。
クロバネキノコバエについても紹介する予定ですので、どうぞご期待下さい!

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さて本題に戻りますが、彼らは腐葉土や肥料といった有機物から発生します。
つまり基本的に屋外から発生し、飛来侵入する典型的な種です。
きちんと窓や扉を閉めていても、体が小さいため侵入を完全にブロックするのが困難です。

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そして屋内に侵入したものが商品の中や包装紙の隙間へ落下し、異物混入事故に繋がることが問題です。
特に数年前は全国各地で大発生し、給食センターでは調理が一時的に取りやめとなる事態に発展しました。
また、旅館では窓際などを中心に侵入個体の死骸が散乱し、クレームになるなどの被害もありました。

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成虫は光に誘引されるため、夕暮れから照明周りの壁面や窓ガラスへ多数の個体が飛来し始めます。
その後、扉や窓の隙間、換気口などから屋内へ侵入します。
なので対策としては、照明を防虫仕様のものにする、窓ガラスに防虫フィルムを貼るなどが挙げられます。
さらに照明や窓ガラス周辺の壁面へサイベーレ0.5SCなどを噴霧しておくのも効果的です。

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ただ、それでも屋内へ侵入する個体数をゼロにするのは至難の業ですが「そこを何とか!」という声もあるはず。
そこで弊社が御提案したいのがこちら、「出た!!」と叫んだ方もいらっしゃるかと思いますがフライヘルです。
一番詳しく解説できるのは産みの親である石川博士ですが、概要は過去に御紹介させていただいた通りです。
(2017年2月14日掲載 新商品:フライヘル )

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既にいろんな現場で設置試験をさせていただいており、どんな種類が捕獲されるのかを現在調査中です。
中には「なんで捕まるねん!」という虫もいますが、結果がまとまったら御報告させていただきたいと思います。
さて、このフライヘルでクロバネキノコバエを捕獲することは出来るのでしょうか?

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結果はご覧の通り、しっかり捕獲することができました。
まだ2〜3週間の設置ですが、それでもかなりの数が確認されました。
では「どこへ設置するか?」、それは玄関の周りなど侵入経路となるところでしょう。

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ただ、悩みがあるとすれば一つ、フライヘルの捕虫紙は真っ黒です。
人目につく場所に置いても捕獲された虫が目立たないというのが最大の特長です。
しかし同定検査をする私には、それはもう見にくくて見にくくて・・・同定要員の本領が試されました。
(そこで黄色の捕虫紙の取り扱いも始めました!詳しくは営業担当者までお問い合わせください)

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なお、屋内に置かれた観葉植物の肥料から発生する場合もあります。
そんな時は受け身の対策になりますが、植木鉢に粘着糊のついたスティックを挿して捕殺する方法もあります。
自作する手もありますが、面倒な場合はハエ取り棒を利用すると簡単です。
(2013年4月8日掲載 クロバネキノコバエ対策の一工夫 )


前田


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June 01, 2017

注意報!カミキリモドキ類

今日から下半期に入り、今年も残すところあと半年となりました。
サッカーならあと45分とロスタイム、フルマラソンなら21キロちょっとです。
しかし害虫の発生数はこれからピークに達するので、同定担当要員はここがギアの上げどころです。

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会社の周りでも被写体に困らないのはいいのですが、時にとんでもないものが襲来するので注意が必要です。
例えば今週のはじめ、本棟と研究開発棟を結ぶ階段にて視界に映ったガラス越しに映る影・・・。
休日出勤と東京日帰り旅行の後で半分寝ていた頭は完全に覚醒しました。

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拡大するとこんな感じ、細長くてそれなりに大きな虫です。
甲虫類の何か、と直感的に感じます。
さらに初夏の頃、加えて灯火に飛来する虫が集まりやすいガラス面に付着・・・嫌な予感がします。

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裏に回り込んで姿を確認、予想通りのアオカミキリモドキでした。
青緑の金属光沢を発する前翅と、何かを主張するかのようなアラートオレンジのボディが特徴的です。
とりあえず刺激しないようにプラスチックのチューブを近づけ、素手で触らないようにしながら捕獲しました。

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何故そんな慎重に捕まえるのかといえば、本種が体液中に毒を持つ有毒種だからです。
毒の主成分はカンタリジンと呼ばれるもので、皮膚に触れると火傷のような痛みの後、水疱を生じます。
彼らが危険を察知した際に胸部周辺などから分泌する体液との接触さえなければ被害は回避できます。

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アオカミキリモドキ以外にも数種類が有毒種として知られています。
遠くから見るとジョウカイボンなどと紛らわしい場合もありますが、怪しいと思ったらまず触らないことです。
とりあえず6月頃に出現する細長い甲虫でオレンジと青色、もしくは全身黄色のものには注意しましょう。


なお、家の中に飛来する、駐車場や建物の照明付近の壁面に押し寄せるなどの相談を受けることがあります。
発生源が屋外なので根本的な対策ができず、飛来する個体を都度駆除するという守勢に回らざるを得ません。
対処方法として飛来の多い壁面に即効性のあるサイベーレ0.5SCを残留噴霧しておくといいと思います。
もしくは忌避性を併せ持つエクスミン乳剤でも良いかもしれません。


最後に、涼をとるため窓を開放する場合、網戸をするといった物理的な侵入防止対策も手堅いです。


前田


tojiyan at 07:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)虫ムシ日記 

May 31, 2017

東京みなと祭・消防ページェント

今日で上半期が終わりますが、もう既にキャンプ用品のお手入れが終わっている方もいらっしゃると思います。
楽しい思い出で埋め尽くしたい夏休みですが、時には思わぬアクシデントに見舞われることもあります。
そんな時に頼りになる方々の実技演技を今回拝見させていただきました。

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主役は消防艇と・・・。

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消防ヘリコプター。
そして忘れちゃいけない消防隊員の皆様。

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まずは消防艇の放水砲を使った一斉放水。
船舶の鎮火のみならず、沿岸部の火災にも対応が可能です。

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続いて消防ヘリの展示飛行。
かなり近くまで来てくれるので迫力満点。

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さて、一通りの紹介が済んだところで、いよいよ実技演技です。
状況は船舶火災、乗客が止むなく船外への脱出を行ったという想定で行われました。
すべきことは海中に落ちた方の救助、そして船舶の消火です。

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とりあえず船外に脱出、海上にて救助を待つ人、という想定で何名かが飛びおります。

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そして早速駆けつけた消防艇と隊員さんたち。
足にフィン、口にはシュノーケルを装備。

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一人が泳いで救助に向い、残ったメンバーで引き揚げるというチームプレー。

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無事、救出完了。

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消防艇が描く無数の航跡。
泡立つ海面、船尾から吹きあがる飛沫が懸命な作業を物語ります。

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説明を聞き逃してしまいましたが、ジェットスキーの登場シーンも。
消防艇が入り込めない場所での活動に威力を発揮しそうです。

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そして消防ヘリによる救助者の移送作業。

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まずは消防艇の甲板上へ。
無事降下されました。

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何事もないようにしれっと消防艇上でホバリングを続ける消防ヘリ。
操縦されている方の腕の凄さを実感する瞬間です。

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そして、担架に乗せて再びヘリまで戻ります。
正確にきびきび行動される姿は実に頼もしいです。

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さて、最後の放水による鎮火作業。
これにて一件落着です。


ところで万が一、海で事故に遭遇した、もしくは目撃した場合は海上保安庁へ連絡することになります。
意外と知られていませんが、その際は電話の118番で通報が可能です。
110番、119番と合わせて海の118番も覚えていていただければと思います。
また5W1Hではありませんが、いつ・どこで・誰が・どんな風に、という状況もお伝えいただければと思います。


前田









また、家で害虫が出現し困っているという時は、是非弊社までお問い合わせをいただければと思います。
この際も、どんな虫が・いつ頃から・どこで・どんな被害を、をお伝えいただきますとよりスムーズです。



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May 30, 2017

東京みなと祭・浚渫船内をゆく

気が付いたら積もっている机の上のプリントや同定依頼の検体、誰のものか分からない実験サンプル。
物の行き来が激しいほど、出ていくものも溜まるものも増えていきます。
そして定期的に掃除しろとの指示をいただきますが、それはミスなく作業をする上で大切なことです。

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さて、ここからが本題ですが、港の底にも少しずつですが土砂が堆積していきます。
そのままにしておくと事故の元になりますので、定期的に土砂を吸い出してきれいにする必要があります。
そんな港の掃除機の役割を果たすのがこちら、浚渫(しゅんせつ)船なのです。

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中に立ち入ることはもちろん、なかなか見かける機会もありません。
本日は一般公開がされていますので、見学に行ってみました。

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入ってすぐのところから一枚、向こうにレインボーブリッジ、頭上には満船飾の旗がはためいています。
視線を下に降ろすと吸い込んだ土砂をため込む泥倉があり、そして船底にはドラグアームが伸びているはず。
その先にある、掃除機のヘッドにあたるドラグヘッドが海底に固まった土砂を粉砕しながら吸引します。
なお、回収された土砂は、埋立地などへと持ち込まれ利用されるとのこと。

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そういった海の安全を陰で支える人たちの活動を知るいい機会となりました。


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ところで害虫駆除の過程で定期的に掻き出し清掃を行わなければならない場所があると思います。
それはそう、チョウバエやノミバエの発生源にもなるグリストラップです。
表面が油の塊などでいっぱいにならないうちにきちんと掃除をしましょう。


そして清掃の時に細かな隙間など完全に汚れを除去し切れない場所もあると思います。
そんな時こそ発生予防の効果があるコバエ用ムースの出番です。
お困りの方は是非一度お試しください。


前田



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May 29, 2017

東京みなと祭・護衛艦内で学ぶマネジメント

〽月火水木金、働いた〜さらに先週は土日も働きました、月月火水木金金
強制や罰則ではなく志願しての連戦連投、おかげで仕事の予定に少し余裕ができました。
終わりの見込みがついたのでもう大丈夫、この月末は僕の自由時間です。

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という訳で、眠いけど走りました、乗り込みました、6時の電車。
眠いけど辿り着きました、名前がちょっと縁起の良い「勝どき」、そこから歩いて晴海埠頭を目指します。
天気は予報通り晴れ、風がやや強く、まるでご褒美をいただいたかのような気分です。

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さて今回の目的はコレ、毎年この時期に晴海埠頭で開催される東京みなと祭です。
2年前にも足を運びましたので、今日が2回目の参加です。

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植物検疫のブースが見たかったのもありますが、珍しい船舶の一般公開にも興味が惹かれます。
さらに護衛艦が一隻来ていましたので吸い寄せられるように受付へと歩を進めました。

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護衛艦のマストに掲げられた国際信号旗。
第二代表旗以下、ウィスキー・エコー・リマ・チャーリー・オスカー・マイク・エコーの並び。
それらの頭文字だけを合わせると「WELCOME」、つまり「ようこそ」と受け取ってよいのでしょうか。

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そういうことなら早速中を見学させていただきましょう。
手荷物検査を済ませ、こけないように気を付けながらタラップを駆け上がりました。

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船上は全体的にネズミ色、床は揺れたり滑ったりするのを考慮してか、結構ざらざらしているところもあります。
また、段差のあるところには黄色と黒色の縞々テープを貼って注意喚起がされています。

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誰もぶつけたりしませんよ、というところにもメッセージボードがあります。
他のものとデザインや材質が違う気がするので、もしかしたら今日限定のものなのかもしれませんね。

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ちなみにそのメッセージボードの上には内火艇があります。
乗員の上陸や船体周りの細々とした作業に利用されるものです。

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そこから少し視線を落としてすぐ傍の壁を見ると、内火艇の揚げ降ろしに関する注意書きが。
救命胴衣や安全帽、命綱など安全管理に関する単語が目につきます。

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また、数ヶ所に設置されている救命ブイ。
隣にあるオレンジ色の筒とセットになっており、着水するとこの筒が発光する仕組みになっています。
(確か着水時にくるんと回転し、それが合図で発光が始まるはず)

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ちゃんと内蔵電池を交換した時期が明記されています。
いかに厳しく訓練されているとはいえ、人である以上は咄嗟の時に正しい判断が難しくなる場合もあります。
その時、落ち着いて行動できるよう、当たり前のことを装備品の傍に明記している、と聞いたことがあります。


こういうものを見学した後でふと普段の自分の業務を振り返ると、色々反省すべき点が見えてきます。
現場に行く時に必要な装備の準備、毎回完璧かと問われれば絶対年に1回はミスがあるはず。
原因はやはり「いつも通りで大丈夫」という慢心と、きちんと確認リストを作成していないことでしょう。
入社より7年あまり、もう一度初心に帰らないといけないなと思います。

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それだけでも今日は収穫だったと、レインボーブリッジの向こうへと去っていく雄姿を見ながら思うのでした。


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ところで話は少し飛びますが、弊社セミナーのお申し込みをただいま受け付けております。
(6月はゴキブリ防除と薬剤の基礎知識の2題です)
「火気厳禁の薬剤は何だっけ?」や「魚に悪影響の出るものは?」など基礎的な内容についても解説します。
復習の場としてご活用いただければと思います、興味がございましたら是非お越し下さいませ!


前田



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May 28, 2017

ムシ探し・3問目

舞台は休日の会社、場所は玄関の周りです。

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さて、上の写真の中に虫が隠れています。
左の隅にあるフライマグネットの中ではありません。




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ちょっと拡大。




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蛾類の一種でした。
夜、会社の看板の灯りに誘引されて飛来したものが、今こうして休んでいるのかもしれません。


前田


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May 27, 2017

同定中の検体管理

もうすぐ上半期が終わろうとしておりまして、今から夏の計画を立て始めている方もいらっしゃるかと思います。
寄せては返す波の音、かまびすしい海鳥の声、夕日に染まる渚、蚊取り線香の香り漂う民宿の夜。
その窓辺から見上げた夜空に散らばる星の瞬きにも似て、捕虫紙に今日もたくさんの虫が捕獲されています。

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夏の残像を引き連れて波のように押し寄せる虫を前に、顕微鏡を眺める視線はなぜか遠い目に。
テンションは沈む沈む深海へ、目を閉じればユスリカではなくダイオウグソクムシが網膜に映ります。
これを乗り切れば休日という希望がチョウチンアンコウの発する光のように輝いています。

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さて、ここからが今日の本題ですが、このマリンスノーのように積もる検体、皆様ならどう管理されますか?
ピンセットでちょびちょび小分けにしながら同定していけばいいと思います。
でもそこでデスクから鳴り響く内線、作業中なのにちょっと席を外さないといけないこともあると思います。

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そして予想外に長引く会話、涼をとるため開けっ放しの窓、ここから深海6500mに達する悲劇が幕を開けます。
流れ込む気持ちのいい風が、むき出しの検体をきれいに吹き飛ばしてくれます。
なんだか視界が急に真っ暗になり、目の前をダイオウイカが泳いでいきます。

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じゃあ窓を閉めようという結論に至りますが、そんな慢心から思わぬ落とし穴にはまります。
窓を閉めたら暑いので送風を強にしよう・・・エアコンから吹き下ろす風が検体をきれいに吹き飛ばしてくれます。
目の前が暗黒の世界になり、お迎えが来たかのようにリュウグウノツカイが向こうの方から泳いできます。

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検体を損なうことや作業をやり直すことがないよう、せめてカバーくらいはかけておきたいものです。
透明のプラカップでも風から守る役目は果たしますし、周りの人にも検体があることが分かりやすくていいです。
さらに念のため、「検体在中・触れないで」くらいのメモを貼り、意志表示をしておきましょう。


前田










非常によく採れます!ライトトラップ ベクタープラズマ


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May 26, 2017

気が抜けない同定の最後

某日、お客様から届いた検体の同定を担当させていただきました。

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破損が大きかったのですが、胸部の上に黄色い輪のような模様があります。
また胸部中央に翅を切り落としたような痕が4ヶ所ありました。
そのためヤマトシロアリを疑いつつ作業を進めました。

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もしシロアリであるなら、大顎が見つかれば決定的。
しばらくすると片方の顎がありましたが、これでもまだ絶対の自信はありませんのでもう片方の顎も探します。

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かなり離れた位置で見つかったもう片方の顎。
先端に歯が3つあり、さらにそれぞれが同じ大きさという点でようやくヤマトシロアリであると確信できます。
普通ならここで作業は終わりです。

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しかし、それ以上に多く見つかったのがこの細長い破片で、どう見てもシロアリ由来のものではありません。
念のためこちらの同定も行いました。
節の数が極端に少ない点からカメムシ類を想像し、サイズからアブラムシ類の触角や足と推定しました。
そして結局、問題となっていたのはこの細かな破片の持ち主の方で、シロアリはあまり関係なし。
偶然飛来したものが1匹いて、それが紛れ込んだのでしょう。


プロ野球においてピンチでクリーンナップを抑え、直後の下位打線に痛打される場面を目にします。
同定業務も同様に、難しい検体を同定し終わった時に一瞬気が緩み、大事なものを見落とす場合があります。
なかなか難しいですが、最後にもう一度全体を見直すゆとりも大事です。


前田










いろんな徘徊性害虫に効果的です。
外周処理に困ったら、とりあえずサイベーレ0.5SCがお勧めです。



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