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January 01, 2023

ホップステップ2023!

明けまして、おめでとうございます!

昨年は大変お世話になりました。
本年もこのブログをはじめ、弊社環境機器を応援いただけますと励みになります!
2023年賀mushitori
2023年は卯年。ウサギっぽい虫はなんだろーーといろいろ考えた結果「トビモンオオエダシャクの幼虫」がノミネートされました。
頭の角がキュートですね!

川竹

tojiyan at 00:30|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

December 16, 2022

冬でも蚊!

ほげっとしていたらいつの間にか冬になっていました。
寒い日は無理をせず冬眠をする虫がたまに羨ましくもなります。。
が、そんな寒空の中にこんな虫がおりました!

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口から伸びる立派なストロー、こちらはイエカの1種です。脚が2本足りてないですが、だいぶお年を召したお方なのかもしれません。アカイエカは成虫越冬らしいので、ボロボロになりながらも越冬して命をつないでいるのでしょう。健気・・・

さて、蚊といえば黒くてシマシマのヒトスジシマカなどが有名だと思います、
ヒトスジシマカ
こんなやつ。

なので、赤っぽいイエカの知名度は低いようで、「何この虫!?」「謎の虫に刺された!蚊じゃないと思う!」などなどコメントがあがることも少なくない印象です。

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黒いシマシマのヒトスジシマカは、ヤブカ属の蚊で昼間に活発に行動します。
一方今回のイエカ(属)は夕方から活発に行動する蚊ですので、寝ている間に耳元をうるさく飛び回るのはアカイエカが多いと思われます。

よく見られるイエカには、アカイエカやチカイエカが挙げられます。この2種はヒジョーによく似ており、顕微鏡を使って調べることも大変です(複眼の数を数える必要があったはず、やりたくない!)

この2種、姿は酷似しているのですが、アカイエカは野外性が強い一方でチカイエカは屋内性の蚊です。ビル内の貯水槽など、外部から隔離された水源で大量発生することがあるため、冬でも建物の中で蚊がたくさん見つかる場合は「チカイエカ」が疑われます。

対策方法は虫知識.COMにまとめられていますので、ぜひ参考にしてみてください。
チカイエカの発生源にはBGセンチネル2も有効です、ニオイで蚊を誘引する専門トラップです!

■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

トゲハネバエ特徴
前回の答え合わせ。冬場に多いトゲハネバエ科でした。触角のオレンジの円盤がキュートですね!

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今回はこちら。ずっとライトトラップの虫をやってきましたので、徘徊性昆虫もよく捕獲される床置きトラップを見てみましょう。
こちら1ミリほどの小さな虫です。さて、なんでしょうか?


川竹

tojiyan at 10:16|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 虫ムシ日記 

December 13, 2022

久しぶりのNAHAマラソン!

先日、3年ぶりに開催されたNAHAマラソンへ参加してきました!

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飛行機へいざ沖縄へ!あいにくの雨でモワッとした空気が私たちを出迎えてくれました。

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マラソン前日は営業会議&勉強会!
東京・九州営業メンバーも含めて集まるのは私が入社してから初めてだったので新鮮でした。

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その後はゼッケン交換などに行ってエナジーチャージ!

マラソン当日は前日の雨とは打って変わって晴天!マラソン日和ではなかった気がします。
会場へ行く前に集合写真をパシャリ
環境機器集合写真02全体
がんばるぞー!!

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写真一部ですが、みなさん楽しそうですね♪

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環境機器一位は藤井さんでした!練習全然されてないとおっしゃってましたがさすがです!!

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初那覇マラソン組の3人。私も入れてほしかったです…

私も初めての那覇マラソン
実際走ってみると想像してたよりもかなり暑くてへとへと…初めて足を攣ってもう何が何だかわからない…何度もリタイアを考えました。
しかし、沿道にはたくさんの応援してくださる方々、諦めるのは申し訳ない…。そして何よりリタイアの仕方が分からない!笑
バスに乗るというのは聞いていましたが、前に進むのに必死で周りをあまりみていなかったのか乗るバスがどこにあるのやら…
ということであとは時間との闘い。制限時間を最大限に使って何とかゴールできました!

初マラソン、ギリギリでしたが、ゴールできて満足です!次回は記録を伸ばせるように練習したいと思います!

p.s.暑くて袖をまくっていたら変な日焼けの型が付いてしまいました…
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皆さん日焼けにはご注意ください(T_T)

桝井


tojiyan at 18:56|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

November 25, 2022

頑張るときはいつも今

この度「Forbes Japan SMALL GIANTS」という、中小企業のプレゼン大会で環境機器が「特別賞」をいただきました!ありがとうございます!

虫オタクをどう活用するか、というところに焦点が当たったようで我々も「役立つ虫オタク」にならないとな!と思いました。


さて、このくらいの時期になると社内がざわ・・・ざわ・・・し始めます。
そう、冬のマラソン大会までもう少しなのです。

今年はここ数年ずっと中止になっていた「那覇マラソン」が復活するということで、気分新たに頑張るぞ!というメンバーも多いのではないでしょうか?
ユニフォームも新しくなりました。

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まらそなーず
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頑張るときはいつも今 西尾マラソン部長からの含蓄深いおことば。

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袖には虫退治.COMと、

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ペストビジョンがプリントされています。協賛企業みたいだ

今年の那覇はどんなストーリーがあるのか、楽しみですね!
ちなみに私は不参加です!!!


■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

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前回はこちら。
黒っぽい茶色のボディに、網目模様の翅。ショウジョウバエかな?と思ったあなた、惜しいです><
こちらはチャタテムシの1種で、おそらくブリッグスウスイロチャタテ(ウスイロチャタテ科)かな?と思いますが確証はなし。よく似たヒメチャタテ科は水をたくさん使う食材加工工場などでたくさん見つかります。ウスイロチャタテはやや野外性が強いはずです。
ヒメチャタテ科はたまに一般家庭でも発生することがあり、お問い合わせがあります。カビを食べる虫なので、結露などカビが発生する原因を無くす必要があります。
その上で、例えば「ファーストキルT」を試してみてください。



ファーストキルTは一度噴射スイッチを押すと全量が一気に噴射されるタイプの商品です。天井裏や床下などで使いやすいです(集合住宅の場合は近隣の部屋に薬剤が広がりますのでご注意ください)。
ピレスロイドと成長制御剤のダブル効果で、幼虫にも成虫にも効果がありますよ!

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今回の問題はこちら。
中くらいのハエです。この寒い時期に増えだすクレイジーなハエですが、さてなんでしょうか?


川竹



tojiyan at 16:58|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック マラソン部日記 | 虫ムシ日記

November 09, 2022

Pest World 2022@ボストン

ご無沙汰しております。昨年からブログ更新をすっかりサボっておりました…

先月、初海外出張でアメリカに行ってきました!
目的は、毎年アメリカで開催されるPest Worldへ参加するためです。
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今年はボストンでの開催で、成田空港からの直行便があり、片道13時間飛行機生活の末、無事たどり着きました。

環境機器の出張は朝のランニングからということで、チャールズリバー周辺を散策しました。
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ちょうど紅葉の季節だったので景色を楽しみながら走れました。
ホテル周辺には大学がたくさんあり、朝からランニングやボート練習に励む学生がたくさんいました。

夜ごはんではボストンで有名なロブスターを❤
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本題のPestWorld展示ホールです。
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初めての展示会なので広さに圧倒されながらブースを回りました。

コウモリの侵入対策商品で、煙突に取り付ける網など、日本ではなかなか見かけない商品もあり、回っていておもしろかったです。
他にも現場の図面をタブレットで簡単に書けるシステムやリアルタイムでネズミや虫の動向を知ることができるIot商品もたくさん出展されていました。
どの業界もIot化は進んでいますね。
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こちらはネズミトラップにセンサーを付けてトラップが作動するとお知らせが飛んでくる商品でした。現場に行かずに現場の状況を把握できるというのはやはり便利で良いなと思いました。
日本では粘着トラップの使用が多いため、そのまま活用するのは難しいかもしれませんが…

弊社も負けていません!ネズミ・飛翔昆虫をリアルタイムでモニタリングできるペストビジョン。国内の展示会などではご紹介しておりましたが、先日のFAOPMAで国際展示会デビューを果たしました。



FAOPMAの開会式で流れていたCMもありますので是非ご確認ください!(アメリカ帰りなので英語です)



桝井

tojiyan at 18:10|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

FAOPMA京都大会!

11月7日から2日間、FAOPMA-Pest Summit京都大会が行われました。

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いい天気の中、京都国際会館にて開催されました。

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我々もPest-Visionの販促のためブース参加しました。国際大会なので当然のごとく大量の外国人がやってきます。パニックになりながらも何とか乗り切りました(乗り切れたのか?)

FAOPMA用に作成した30秒ムービー



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一部の社員は道案内や受付などの業務にあたっていたようです。どの現場も大混乱だったようで、お疲れ様です><

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弊社代表の片山も講演していました。聴いていただいた皆様ありがとうございます。

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せっかく京都に来たんだし、いいモノ食べていこうぜ!
(京都はお隣なので遠征感は全く無いけど)

京都といえばやっぱり・・・
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ジビエでしょ!(?)
左シカ・右上アナグマ・右下キジ。他にもウサギを食べました。
アナグマは季節の関係もあるのか皮下脂肪が充実しており結構オイリーなお味。


ブースに立って感じたこととしては、海外でも日本と同じようなニーズがあり、みんな困っているということ。そして我々の製品がウケる・・・かな??というのがちょっぴりわかりました。
どうなる?Pest-Vision!


■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

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前回はこちら。見慣れない虫かもしれませんが、こちらはチャタテムシです。
チャタテムシでググるとお部屋に発生するダニみたいな虫がよく出てきますが、そういった種はチャタテムシ全体のごくわずかで、この写真の虫のように野外で生息するタイプのものがほとんどです。
翅脈が特徴的な感じなので、スケッチなどもこなして覚えていきましょー!


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今回はこちら。防虫にかかわるのであれば、覚えておきたい虫です。さて、なんでしょう?

川竹

tojiyan at 17:47|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 出張・学会レポート 

November 01, 2022

サワディー!

だんだん寒くなり、毛布と布団が離してくれない季節がやってきました。
そんな中、実は先週「タイ」に行っていました。もちろんお仕事です。

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「ビールに氷がデフォルトで付いてくるタイ王国」
今回訪問したのはバンコク近くとカオヤイ近くです。
もっと暑いのかと思っていましたが意外にもちょうどよい気候で苦もなく過ごすことが出来ました。

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「電柱が四角いタイ王国」
ほぼ1週間滞在していたのですが、基本的にはホテルと現場の往復だったのでご飯以外はあまりタイを体感できず。とはいえ、タイ料理を満喫したり、タイのマッサージを受けたりと楽しい体験もありました。

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ココナッツに料理を盛り付ける斬新な発想。うまい!

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スイーツたち。ココナッツのものが多かったです。うまい!

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南国といえばやはりフルーツ・・・!!フルーツは全てを解決する・・・!!
うまい!

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タイティーというローカル飲み物。うまい!

最終日は時間ができたので、少しだけ観光もしました。
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こちらはバンコクのバタフライガーデン。99%がタイ語でさっぱりわからない!

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バタフライガーデンから着々と歩いてチャトチャックへ到着。
こちらはローカルマーケットが立ち並ぶエリアなのですが、金魚、インコ、ニワトリ、亀などのペットショップがずらーりと広がっていました。
写真は昆虫食(ペット用の)。

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チャトチャックから地下鉄に乗って、ワット・ポーに移動。地下鉄はめちゃくちゃ満員で、しかもゲーム関係のイベントがあったらしくコスプレイヤー(コスプレ済み)も乗り込んでいたので非常にカオスでした。

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こちら涅槃大仏様。
ストリートファイターを思い起こす方もいらっしゃると思いますが、あっちはアユタヤの涅槃像とのこと。それでもちゃんとお土産屋にはストリートファイターTシャツが売っていました笑

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こちら御御足。扁平足でいらっしゃる・・・!

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最後にカオサンロードまでGrabで移動して、ローカルマーケットをぶらついて帰りました。
ドナルドも手を合わせて「サワディー!」

■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

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前回はこちら
全長1ミリちょっとの小さな虫。
翅がわかりにくいのですが、他の虫と異なり膜のある細い翅から毛がたくさん生えています。超小型の寄生ハチなども似た構造が見られますね、小さいとこんな翅のほうが都合が良いのかも??
こちらは「アザミウマ」です。農業害虫として知られており、ハウス栽培では特に目の敵にされています。非常に小さい虫なので、換気システムのフィルターなどにわずかでも隙間が空いていれば、アザミウマが侵入してしまいます。
黄色水盤トラップでよく捕獲できるようですよ。

今回はこちら
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知らないと難しいかも。翅が4枚あるのでハエではないですねー
さて、なんでしょうか?

川竹(คะวะทะเคะ)

tojiyan at 10:13|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 出張・学会レポート | 虫ムシ日記

October 14, 2022

小さい黒いハエ全然わからん

季節も進んでいつの間にか秋。食べ物が美味しい季節になってきました!

さて、「オフィスになんか飛んでたよ」と渡された1頭のハエ。
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黒くて小さなハエなのですが、こういうタイプのハエって似たものが多くて苦手です・・・
後学のために少し調べてみました!
以下、あくまでもご参考にどうぞ(間違っていたらコメントください!)

ぱっと見では「キモグリバエ科かなあ」という印象を持っていたのですが、

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翅の模様(翅脈)をよく見てみましょう。翅脈くんはすべてを語る・・・
翅の付け根近くにあるSc脈がR1に沿って翅の端まで到達しています。キモグリバエ科はScが途中で消失しているのが多いので除外できると思います。

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次に平均棍を見てみましょう。後翅が変形したもので、諸々感覚器官だったりしているようです。
平均棍は真っ黒です。結構平均棍が白かったりするハエが多い中、珍しい特徴です。

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体の毛も見てみましょう。こんなところも見なきゃいけないの!?と思いますが、「毛」は同定のために重要なのです。
黒い体に黒い毛なので画像では全然見えないのですが、胸部の側面から太めの3本の毛が見えます。

以上の情報や、触角の形、翅脈の形状などなどを組み合わせて調べていった結果・・・
クロツヤバエ科Lonchaeidae」となりました!やったね。
クロツヤバエ科のメスは大きな産卵管を持つのでよく分かるのですが、オスは他のハエとの違いがわかりにくいので、しっかりポイントを抑えながら同定していく必要があります。
そこのあなたも、身の回りのハエを捕まえて調べてみましょう!!

■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

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前回はこちら。小さなセミのような雰囲気、翅が2枚のようにみえますが、うすーい後翅もありますのでご注意ください。
こちらは「キジラミ」です。カメムシ目に属し、植物の汁を吸います。
ミニチュアのセミみたいで、個人的に好きな虫です!


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今回はこちら。思いっきり拡大していますが、1ミリちょっとくらいの大きさです。
これだけ小さい虫は逆に候補が絞られるのですが・・・さて、なんでしょう?

tojiyan at 12:08|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 虫ムシ日記 

September 29, 2022

しりふわ系

窓辺には虫が集まりやすいので、つい何か飛んできていないか見てしまいます
今日も網戸に虫がいたので見てみると・・・
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蛾のように見えますが、実はこちら「ハゴロモ」という虫です。

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背中から見るとこんな感じです。蝶は翅に鱗粉という粉を持つのですが、ハゴロモは粉を持ちません。ハゴロモはカメムシ目に属し、ざっくりいうとセミの親戚みたいなものだと思います。顔を見るとどことなくセミっぽい??

今回見つけたハゴロモはアミガサハゴロモという種に似ているのですが、じつはよく見ると翅の模様などが違うことがわかっており、外来種ではないかと言われています。和名もまだ無いはずです。
この外来ハゴロモは近年大阪をはじめ様々な地域で見られるようになっているそうで、注目度の高い虫です。あなたの街にもいるかも?!

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こちらはハゴロモの幼虫です(アオバハゴロモ?)。
カメムシの仲間に多いのですが、体から蝋(ロウ)を出して硬い殻を作ったり(カイガラムシ)、泡で姿を隠したり(アワフキムシ)様々な使い方をしています。ハゴロモの幼虫もお尻からふさふさした蝋を出す種が多く、見た目にも面白い種がたくさんいます!
しかしこのフサフサ、何に使っているんでしょうね??

■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

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前回はこちら
まず翅が4枚あるのでハエなどではないことは分かっていただきたいです。
こちらはヨコバイという虫です。
図らずも今回のテーマであるハゴロモと同じカメムシ目に属します。植物の汁を吸いますので、多く見かけるようなら近くの植物が多い場所を注意してください。
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今日の虫はこちら。個人的に推せる!虫です。
あまり馴染みがないかもしれませんが、是非調べてみてくださいませ。

川竹



tojiyan at 14:20|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 虫ムシ日記 

September 08, 2022

やどりやどられ

突然ですが「寄生虫」について、みなさんはどんなイメージを持つでしょうか?

・飼っていたアゲハの幼虫が、いつの間にか寄生ハチにやられてしまい死んでしまった。
・人の皮膚に潜り込んで育つハエがいるらしい・・・
・フェイスハガーに卵を産み付けられて、お腹を食い破ってエイリアンが!

など、皆さん色んなイメージを持っていると思います。
2つ目の例にあげたようなハエは幸い日本には居ないため、心配する必要はありません。
3つ目は・・・今のところ地球にはいないようです。

先日あの有名なゲイツ氏が東京目黒区の「目黒寄生虫館」を訪問されたようでニュースに取り上げられていました。

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ということで、自分もいってきました寄生虫館!
中学の修学旅行は東京だったのですが、班行動で行き先を自由に選ぶことができたので自分は寄生虫館を候補にあげたのですが・・・結局秋葉原を散策して終わったことを覚えています。
ちなみに弊社の東京営業所は目黒駅の近くですよ!(前を通っても絶対気づかれない佇まいです汗)

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「寄生」というとグロテスクで残酷なイメージがありますが、自然界では非常にメジャーな現象です。
寄生性のハチ類が非常に多様なのがその証拠でしょう。
昆虫類にかぎらず、多くの分類群の生物が寄生を行います。

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一部のハエは哺乳類に寄生をします、結構グロテスクですね・・・ヒツジバエ科に属するハエで、日本には生息していないと言ってよいでしょう。

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ヒツジバエ科の方々。恐ろしい生態をしていますが、顔はかなりかわいいです!よね?

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みんな大好きカマキリ&ハリガネムシ。
こんな長いの、どこに入ってたの!?というくらい長いのが詰まっています。
ハリガネムシは体表にキューティクル構造を持ちます、ハリガネというよりは極太の動く髪の毛?

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世界的に猛威を振るう、蚊が媒介する感染症。ペストコントロールに携わる身としては他人事ではありません。

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こちらはフタゴムシ。魚のエラに寄生して育つ、広く言えばプラナリアの仲間だそうです。
キレイな左右対称の形をしていますが、2個体が融合して写真のような形になるようです。目黒寄生虫館の創設者がお気に入りだったとのことで目黒寄生虫館のシンボルにもなっています。確かにこの形は推せる・・・!


と、いうことで展示の一部を勝手に紹介しました。
大きな博物館ではないのですが、内容が非常に濃いのでじっくり楽しめると思います。
今回はゲイツ効果なのかなかなかの賑わいでした。
目黒寄生虫館、この内容でなんと無料で見学できるので、是非足を運んで見てはいかがでしょうか?

■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

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前回はこちら。周りの虫に比べて非常に小さい事がわかります。
こちらは「アザミウマ」です。
アザミの花から出てくる、ぴょんぴょん跳ねる虫という意味のようです。
もちろんアザミの花以外にも様々な場所から発生しますが、家屋の中で発生することはめったに無いでしょう。
大量に発見される場合は、換気扇や網戸など外から侵入できる経路をチェックください。
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今回はこちら。
背景に溶け込んでしまっていますが、長い翅を持っています。というか胴体が短い。
さて、なんでしょうか?

川竹



tojiyan at 11:27|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 虫ムシ日記