February 2009

February 19, 2009

ゴキブリ婚活

チャバネゴキブリ配偶行動


写真は、ゴキブリの配偶行動の一部です。(左下:メス、右上:オス)

 

ゴキブリを飼育している方は、何度も目にしたことのある光景ではないでしょうか。



ゴキブリの雄は触角で相手を確認し、メスだと認識すると、お尻の方をメスに向けて羽をパタっと持ち上げます(写真がその時の行動)。

そして、腹部先端(第7・8節背板)に分泌腺があるのですが、オスはそこから分泌液を出します。この分泌液はメスにとって好物らしく、メスは腹部先端あたりに近付いてモグモグと分泌液を食べます。(分泌液が出ているのか 肉眼では見えない!)

 

で、しばらく(何秒間か)メスに食べさせた後、オスはずり下がって、交尾器の鉤(カギ)でメスの交尾器をつかまえ交尾します。

しかし、この魅力的なプレゼント(分泌液)をあげても、いつも上手くいくとは限らず、失敗に終わることもよくあります。つまり、プレゼントを食べるだけ食べて、でも私 結婚しませんっていう様子がよく見られます。(すでに相手は交尾済み(卵鞘持ち)であったりと、成功している姿はあまり見たことない。)

 

ゴキブリだけど、、、その姿には少し哀愁を感じます(′∀`)


メスだと分かって羽を持ち上げたのに、メスは知らんぷり。 しばらく羽を上げてる(お尻を向けてる)のに、反応がないので振り返ってみると誰もいない・・・ってのもあるし、、“プレゼントを受け取ってくれているんだなぁ(分泌液を食べている)”と思って振り返ると、実は幼虫が食べていたり・・・(メスはすぐ立ち去っていて、その代わり、たまたま近くにいた幼虫が食べていた。この分泌液は相当魅力的らしく、幼虫が食べるのも観察される。)

う〜ん・・・ ゴキブリたちの婚活もなかなか大変ですね。

(戸島)

引用・参考文献 

石井章次郎(1979):昆虫と化学,玉川選書.


tojiyan at 20:01|PermalinkComments(7)TrackBack(0)