October 2011

October 31, 2011

復元:後編

昨日から2日続けてのネタとなりますが、クロアゲハの亡骸の軟化が終わり、いよいよ本日、整形に入ります。

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蒸気にさらされ、翅の付け根や肢が柔らかくなっています。

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慎重に背中へ標本針を刺して、展翅板にセット!

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翅は開かせてもすぐに閉じてしまうので、まずは展翅テープを用いて翅を開いた状態に固定します。

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あとは標本を真上から見ながら全体のバランスを整えていきます。具体的には左右の翅の高さや突起の位置が左右対称になるようピンセットや柄付き針で調節する作業です。チョウの場合、翅の模様が種を同定する際のポイントになるため、標本としては、その模様さえはっきり見れれば十分です。ただ個人的には、標本は綺麗に仕上げてやるのが礼儀ということで、何度もやり直し・仕切り直しを経て完成させます。


そしてこのまま2週間ほど乾燥させ、翅や肢、全身の筋肉が再び硬化すればオッケーです。あとは標本の大害虫カツオブシムシ類の襲撃に注意しつつ、完成の時を待ちます。たかが虫1匹の死も、こうして亡骸を整形し、採取した日付と場所を記入しておくだけで、その種が確かにその時代、その土地にいたことを証明する立派な標本として生き返らせることが可能なのです。


前田


お部屋の片隅に隠れているカツオブシムシやシバンムシにはバルサンいや〜な虫が効果的です。人やペットなど哺乳類への安全性が高い成分が使用されており、効果は使用したその日1日です。残効性が必要な場合は液体殺虫剤サイベーレ0.5SCがお勧めです。




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October 30, 2011

復元:前編

今日は約2ヶ月ぶりに自宅でテレビを見ました。というのは、もう80年あまりも見つかっていなかったチョウチョが最近になって再発見され、その様子を取材した番組が放映されるとのこと。首尾よく電源コードや他の配線をつなぎ終え、テレビの前で待つこと1時間。飛び交うチョウチョの映像を見て、あぁ、あんな外国の山奥で調査やってていいなぁ〜、と思いながら、ふと忘れていた大事なことを思い出しました。

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セミナーも終わり、少しゆっくりできるうちに、この子を何とか仕上げてやらればな、と引っ張り出したクロアゲハの死骸。入手はかれこれ8月くらいにさかのぼります。弊社の奥にある薬剤庫・作業室に迷い込んだらしく、資材置き場で力尽きた個体を回収したものです。実はその前日に、黒色の大きな蛾のような虫がいるとの通報を受けて捜索に出たのですが、ついに遭遇せずだったので、もしあの時に見つけてやれば救出できていたものを、と残念に思ったものでした。


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しかし破損が少ないため、うまくやれば標本として再生可能です。ということで本日はその修復作業を行いました。まず、死んでから時間が経過しているため、筋肉やら何やらが硬化してしまっており、無理に標本台(蝶の場合は展翅板と言います)に貼り付けると翅や足を破壊してしまいます。そこで、まず体を軟化させることから始めます。方法は胸部に熱湯や切手・印紙剥がし液を注射器で注入し、筋肉を柔らかくするやり方もありますが、今回は熱湯の蒸気で体全体を蒸してしまい、軟化させる方法を用いました(※1)。

密閉容器に手を合わせつつアゲハを閉じ込め、本日はここで終了。体全体が軟化するには丸一日かかります。明日以降は本格的に展翅板に乗せ、いよいよ整形していきたいと思います。…明日やる時間あるかなぁ。


(※1)参考文献:「標本の作り方」 大阪市立自然史博物館 編著 東海大学出版会,2008


前田


昨日は久しぶりに大学の友人たちと焼肉に行ってきました!その帰り道に街灯周りで見つけたのは大きなカメムシ。人によってはテンションがダダ下がりです。これから増えてくるカメムシ対策にカメムシコロリ!!嫌なにおいを出される前に先手必勝、速攻でカメムシを駆除できます



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October 29, 2011

秋空飛行隊

自宅から外に出ると、秋特有の風の香りがします。気温もぐんと下がり、生き物の気配も少なくなってきました。私としては物足りない季節ですが、害虫の相談は相変わらずちょこちょこと寄せられ、特にこのところカメムシ駆除がホットな話題ではないかと思います。

本日は、そんなカメムシづくしの話題から少し横道に逸れて、この時期に見られる他の昆虫について書いていきます。

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あまり問題にならないと思いますが、意外にも蛾の仲間がこの時期にちらほら出現します。写真はオオスカシバというスズメガの仲間。幼虫はクチナシの葉を食害する害虫です。グライダーみたいな流線型ボディが素敵です。


ヒメヤママユ

ヒメヤママユという蛾。ヤママユガ科の仲間は大型の種類が多く不気味に見えるのか、小学校では廊下に死体が落ちているだけで男女問わず大パニックです。また、鱗粉に毒があると思われていることもありますが、ヤママユガ科に毒持ちの種類はいないので、そこは大丈夫です。


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ホシホウジャクか何か、スズメガ科の蛾です。チョウのように直接花にとまらず、ホバリングしながら吸蜜します。

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うまく近づけば逃げられないので、シャッターチャンスは多いです。写真では左翅が大きく湾曲しているのが見え、羽ばたきの力の強さがうかがえます。

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真下に潜り込んで撮影。何だか翅の生えたザリガニみたい。


ところで、一説には幕末に日本が開国してからしばらくの間、製糸産業・養蚕産業は日本の重要な産業として位置づけられていたと言われています(特に輸出において)。それらを一身に背負っていたのは他ならぬ蚕であり、こうやって歴史を振り返る時、たかが虫といえど、ただ感謝あるのみです。


前田


しかしそれでも、やはり蛾は不気味だ!そんな時はスーパーガジェットでお引き取り願いましょう!!忌避効果もありますので、特に玄関や窓辺の壁面など、蛾がとまりやすいところに噴霧するのも効果的です。



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October 28, 2011

セミナー終わって

昨日をもちまして本年度のレベルアップセミナーは全日程を終了しました。遠いところから、またお忙しい中お越し下さった参加者の皆様、本当にありがとうございました来年も弊社では3月・10月にレベルアップセミナーを予定しております。また、小セミナーは12月に本年度最終回がありまして、ただいま日程と会場を設定中です。詳細が決まり次第また案内を送付させていただきますので、またの御参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます!

セミナーが終わり、ようやく一息つくと気付くのが季節の変化です。頭の中ではお盆明けがつい最近のように感じていたのですが、今週の初めくらいからお風呂上がりにTシャツ一枚、ベランダを開けっぱなしにしていると肌寒く感じます。皆様も体調を崩されないよう、お気をつけてくださいね。

【今日の虫】

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昨日、セミナーから帰ると自宅のアパートの入口にいたクビキリギス。何回か本ブログでも紹介していますが、こちらは緑カラーバージョンです。ちなみに本種は成虫で冬を越す種で、その姿を見ると冬の足音が静かに聞こえてくるような気がします。


前田


今日、倉庫で作業中にクロゴキブリの死骸を見つけました(誓って飼育室の脱走個体ではありません)。そろそろ寿命が尽きる個体が多いのではと思います。家屋周辺のゴキブリ対策にエアローチP!!



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October 15, 2011

寝相

ほどよく寒くなり、あと2か月もすれば朝の布団から離脱するのも困難な時期になります。今日は少し早いですが、昆虫の冬越しの写真を掲載してみました。

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マイマイカブリの成虫。朽木の中で越冬します。もっときれいに撮影しようと無理に引っ張りだそうとして、逆にお尻からアクリル酸ガス噴射のカウンターをくらって以来、冬眠中でもコイツだけはいじらないようにしています。


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同じく朽木の中。カマドウマの一種です。不快害虫として扱われることもありますが、特に咬んだり刺したりなど人に危害を加える種類ではありません。

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クロスズメバチの越冬。これも朽木の中。スズメバチの仲間は越冬中は翅を腹部の下側(中脚や後脚のあたり)
にしまい込むので、活動状態かどうか見極める際の参考にはなります。

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コミスジという蝶の幼虫。落ち葉の中で越冬中です。何となく竜のような姿が印象的。


生き物は、冬眠中は基本的に移動を行うことがないので、冬眠する環境さえ把握しておけば簡単に見つけられますし、撮影も手間がかかりません。また、今年も休みの日は冬の山に出向いてみようと思います。


前田


カメムシの冬眠場所として家屋内が選ばれることもあります。そろそろ対策を講じておきたいところです。洗濯物などが干してあり、あまり薬剤を散布したくないところにはカメムシいやよ〜が有効です!植物精油などの天然成分でカメムシを忌避し、寄せ付けません。ベランダなどにどうぞ



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October 13, 2011

ノシメ襲来!

今日は昼から雨まじりの寒い1日でした。それでも晩には雨もあがっていたので、少し遅くまで会社に残って作業。そして、フラフラと帰宅すると壁にはどこかで見た影…。何かがひらひらと飛んでいます。  

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(すみません、画像が掲載されていませんでした。コイツです)

言わずとしれたノシメマダラメイガです。貯蔵食品の大害虫として悪名高い昆虫ですが、それがとうとう私の家にまで上り込んでしました。しかし、我が家には元々大して食料も置かれていないので、おそらくメイガにしたら、とんだアテ外れでしょう。

ところで弊社では今年も秋のレベルアップセミナーを開催中です。その中でもノシメマダラメイガについては弊社菅野の方から発表があります。弊社ホームページからも参加申し込みは受け付けておりまして、席もまだ若干空いております。もし興味がございましたら是非お申込みのほど、よろしくお願いいたします。


前田

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October 11, 2011

これからの季節

3連休も終わり、また長い一週間の始まりです。今朝はスーツの上着を着て通勤している人も多かったなぁと思います。だんだん寒くなり、秋も深まってきましたね。

柿畑

秋と言えば柿の収穫が私の家では一大イベントになります。今年も手伝いに帰らないとなぁ・・・。

リンドウ

山野草もリンドウなどが花を咲かせ始めます。週末には野山の奥のほうまで足を運んでみようかなと思います。

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11月の末にもなると天然のエノキ茸が生えます。市販の白いものとは違い、茶色っぽいです。

ブログ用キクラゲ

キクラゲも11月の下旬に生えますね。あとシイタケなんかもその時期ではないかと思います。

キノコ汁

思い切ってキノコ鍋を作ってみたり。学生時代はよくやりました。


見かける虫も少しずつ少なくなってきていますが、その分、普段気にかけていない色んなものに目を向けていければな、と思います。


前田


個人的には、この時期にイラガの幼虫をよく見かけた気がします。刺されないように気をつけてくださいね。気になる毛虫・イモムシにアースガーデンケムシコロリ!付属ノズルで高いところにいる毛虫にも噴霧できます。


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October 10, 2011

秋空の下で

今日は比較的ポカポカと暖かい日だったので、半袖で過ごせる1日となりました。こんな日なら生き物もたくさん出てきているだろうなぁ、と思いながら、先月の写真を載せていきます。

シロコブゾウムシ

どことなく愛嬌のある顔をしたゾウムシ。シロコブゾウムシなどの仲間かと思います。動作はゆっくりのんびり、捕まえようとすると木の枝からコロッと落ちて行方をくらませます。外皮も厚く、このゾウムシ1匹のために標本針を2本折ったこともなったな、と思い出してみたり。

カナヘビ

こちらはカナヘビの子供です。トカゲなのに何故名前がヘビなのかと調べてみると、非常に長いしっぽに由来するとか(昔の人は蛇に似ているという印象を受けた模様)。それで、かわいらしいヘビということでカナヘビ。ネーミングが少し凝ったトカゲです。もうすぐ冬眠なので、餌を探し回っているのでしょうか・・・?

ヘリカメ

クズの葉の上にいたカメムシ。アズキヘリカメムシでしょうか、同定に自信がありません。カメムシなので当然、危険を察知すると嫌な臭いを出しますが、本種のものを試しに嗅いでみると、酢酸のようなすっぱい臭い。くさいとは思いませんが、変な余韻が残る少し微妙な気持ちになります。


これからの季節はカメムシが越冬場所を求めて屋内に侵入してくることがあります。また、洗濯物にくっついていいたのを、それと知らずに潰して悪臭地獄に蹴落とされることもありますので、皆様もどうぞ気をつけてください。


前田

カメムシの侵入を事前にブロック!旅館やコテージなどの広い場所への施工にはカメムシ用キンチョール乳剤!!建物の外壁などカメムシがとまりそうなところへ噴霧してください。便利な噴霧器とのセット販売も行っております。



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October 09, 2011

たまにはぼんやりと…

日に日に寒くなってきました。しかし、外に出るとキンモクセイのいい香りがしていて、ちょっとしたアロマ効果です。今週は3連休で久しぶりに野外へ…とも思ったのですが、用事があって出られず。なので、先月から撮りためていた写真を眺めて我慢することに。

アオスジ

先月実家に帰り、犬と散歩中に撮った1枚。公園の花壇にやってきたアオスジアゲハ。雄だったのでしょうか、このあと新たに現れた他の個体(これも雄か?)を見つけるやいなや飛びかかり、目の前でつんぐれほぐれずの巴戦を繰り広げていました。

ヒトスジシマカ

庭でぼんやりしているとやってきたヒトスジシマカ。今まさに口吻を突き立てようとしているところです。こういう時、私は蚊がとまってから3、4秒ほど待つことにしています。着地した瞬間に手を振り上げると、勘のいい奴は逃げてしまいますので。意地は悪いですが、これも知恵比べです。

higannbana

実家から自宅に戻り、川原で見つけたヒガンバナ。私は秋を色で表すならば赤色、と考えてしまうのですが、それはこのヒガンバナや木々の紅葉、赤とんぼなど自然のイメージが刷り込まれているためかもしれません。…と思ったところで、案外アケビや柿の色とリンクしているだけかもしれないとも思うのでした…食い気ばかりですみません。


前田


夕闇迫る秋空を颯爽と駆けてゆく黒いシルエット…最近コウモリをよく見かけます。時として人家をもねぐらとして利用します。コウモリを追い出すにはスーパーコウモリジェット!!強力ジェット噴射で手の届きにくいところにも処理できます。

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