May 2013

May 31, 2013

隠し味

今週は雨の日が多かったので、山に行けばあちこちにキノコが生えているのではと思います。
キノコが好きな人には笑いが止まらない時期でしょう。

アカヤマドリ








ところで山のキノコと言えば、毒キノコというイメージがつきまといます。
しかし、それを水にさらしたり、塩に漬けるなどして、どうにか食べられるように
する方法もあるらしく(本当に一部の種のみらしいですが)、食の世界とは
奥が深いものだと感じます。


虫にもキノコムシなどキノコが大好きなものがいます。
また、そうでなくともキノコのカサの裏にたまたま隠れている場合もあります。
それが毒を持った虫だと、食用キノコなのに食べたら当たった、という怪奇現象が起こります。

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写真のようなケースは滅多にあるもんじゃないと思いますが、そのまま食べたら口が腫れます。


さて、これから梅雨になると、ナメクジの活動が活発になってきます。
チョウチョもせっせと産卵してアオムシがたくさん出てきます。


結論:野菜は食べる前にしっかり洗いましょう


前田



家の中に入ってきたナメクジにナメクジドライ



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May 28, 2013

未成年

人間と昆虫の体には色々な違いがあり、その一つに内骨格か外骨格かという問題があります。
昆虫は御存じの通り、堅い殻の内側に筋肉から内臓までひとまとめに納まっている外骨格です。
極端な例えをすれば缶詰のようなもので、ぎゅーぎゅーに詰め込むと、それ以上入りません。

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なので、容量を大きくしたければ缶のサイズを変える以外に手はありません。
つまり、虫は大きくなるためには脱皮をしなければなりません。

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そして大人になると、ほとんどの昆虫は羽が生えます。
なので成虫になるときだけは羽化と表現します。
また、例外を除いては、これ以上大きくなることがないので脱皮はもうしません。


しかし、そんな常識ばかりに囚われていると、時々面食らうこともあります。


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写真は先日、弊社の片山会長から調べておいて、と受け取った検体。
見たところ、お尻に3本の突起があって背中には羽もあります。
ははぁ、カゲロウだな、と早速見当をつけて得意になったのも束の間。
妙な違和感を感じます。


・・・コイツ、何か透けちゃいないかい?


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死骸だからかな、と思ってもう一度よく見てみました。
すると、どうも何かが抜け出たような空洞があります。
しかも、羽の付け根には、どうみても脱皮の跡だろ、という亀裂があります。


これは、一体・・・?


写真:カゲロウ目


















そうです、カゲロウの仲間は幼虫から一旦亜成虫というステージに羽化し、
そして、少ししてからもう一度羽化をして、成虫となるのです。


紛らわしいことすんなー、と言いたくなる、そんな虫です。


前田


排水口のコバエ対策にコバエ用ムース幼虫に対しては脱皮を阻害する
IGRの効果で殺虫します。



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May 27, 2013

コバエの季節

このところ、大変暑くなってきました。
帰宅してからすべきことは、まず換気です。

yusurika















・・・と、ふと見れば、その開けた窓の網戸にユスリカが。
いよいよコバエの発生も最盛期です。

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風呂場ではハエのように舞い・・・

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リビングでは蚊のように刺します。


弊社の6月の小セミナーはコバエの同定について発表いたします。
また、ゴキブリについての講演もございます。もし興味がございましたら
是非お越しいただければと思います。

お申し込みはこちら


前田

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May 21, 2013

ゴケグモセミナー

先日はセミナーに参加させていただきました。
そのテーマとはコレ。

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セアカゴケグモです。

普段は生態に関することや、どんな殺虫剤が効くのかといったことしか考えていませんが、
セミナーでは毒の特徴や咬まれたらどんな症状が出るか、また駆除作業の裏側でどのような
苦労があったのかなど、色んな方面のお話を聞くことが出来てよかったなぁと思います。

シボグモ











クモも色んな種類がいます。シボグモのように地面を這い回り、あまり見かけないものや・・・

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屋内でも見られる代わりに、コバエ等の害虫を食ってくれる天然の捕虫器グモこと
ハエトリグモなんて種もいます。

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セアカゴケグモに紛らわしい、といわれる、同じヒメグモ科の仲間。

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生息場所が似ているので、うっかり間違えられて駆除されてしまう種もいます。

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また、同じセアカゴケグモでも、雄や子供は咬まれても牙が人の皮膚を貫通せず
被害は出ないであろうと言われています。



お昼から夕方までの長めのセミナーでしたが、充実の一日でした。


前田


セアカゴケグモ駆除にはクモの巣消滅ジェット!!



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May 17, 2013

採寸

ある日、花の写真を撮っていたら、突然枝が動き出しました。
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正体は言わずと知れたシャクトリムシでした。

シャクトリムシといえば、木の枝に擬態していることで有名ですが、最近は
頭上から降ってくることも多いなぁと思います。

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宙ぶらりんのシャクトリムシ。擬態効果ゼロです。

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花の上のシャクトリムシ。化けるつもりはさらさらないようです。


ところで、チョウやガの幼虫は通常は腹脚(おなかについている吸盤みたいなの)が
5対ありますが、シャクトリムシは3対が欠けて2対になっています。

イモムシ類は死後変色したり、縮んだりして同定しようにも原型がさっぱり分からない
(かつ、気持ち悪い)ケースが多いですが、状況によってはこのように足の数なんかに
注目するのも手ではないでしょうか?

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ついでに、検証をしてみました。全身をシャクトリムシに採寸されると死ぬという迷信。
はい、この通り、生きています。大丈夫です!


前田



もうすぐドクガの季節です。そろそろ用意をされてはいかがでしょうか?
チャドクガの幼虫対策にチャドクガ毒針毛固着剤!!




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May 16, 2013

匂うんです

このところ非常に暑くなってきましたので、事務所の窓は日中は開けっぱなしに。
おかげでお昼前になると、御近所さんからおいしそうなお昼ご飯の匂いが漂ってきます・・・。
朝飯を抜いたままだと、本当に発狂するのではないかと心配にもなります。


ところで、匂いを頼りに餌を探す虫もたくさんいます。
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バナナで作ったゼリーを雑木林の中の適当な木にくくりつけて一晩ねかせます。
翌日、カブトムシと大量のショウジョウバエがかかっています。

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山の、見晴らしのいい尾根沿いで同様のトラップをつけると、オオムラサキのような
樹液に集まるチョウを捕獲できることもあります。写真は学生時代に撮ったもの。
よりによって、トラップの入り口でのんびりとくつろいでおり・・・歯噛みする思いでした。

ホソアシナガバチ


















黒砂糖と焼酎を混ぜて作った誘引液ではアシナガバチ類もやってきました。

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ヤナギの木の周りも昆虫採集スポットです。すっぱい樹液の香りがするヤナギがあれば、幹を
思いっきり蹴っ飛ばしてみましょう。クワガタが落ちてくるのを期待していたところが、代わりに
大粒のスズメバチが次々と飛び出してきた時には、夏の日差しの暑さもすっかり吹き飛んでしまいます。

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暑さにまかせて窓を開けっ放しにしていると、大型のハエが飛来してくることもよくあります。
また、夜間にクロゴキブリが蛾のような力強い飛翔とともに飛び込んできた時はえも言えぬ
絶望感に襲われました。冷房を使わずエコに過ごすのもいいですが、最低限網戸くらいは
された方がよいと思われます。

前田


臭いを使って虫を誘引する資材もたくさんあります。
大型ハエには強烈な臭いで誘引、フライマグネット
ショウジョウバエにはコバエがホイホイなどあります

tojiyan at 14:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 14, 2013

きれいな花には・・・

先週の休日は、地元の山を散策してきました。

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遊歩道沿いにはツツジがたくさん植えられており、あちこちでピンク色の花が咲き誇っていました。
そして、それを目当てに飛んでくる虫もたくさんいました。


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ところが、ご覧のようにツツジの花にはネバネバしたものがついてます。


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なので、花の周りには虫の死骸が累々とへばりついています。

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捕虫紙でおなじみのユスリカも捕まっています。

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極めつけはヤマトシロアリの有翅虫。こんなものまで引っかかるとは


地域によっては防砂林など色々ありますが、こんな防虫林もいかがでしょうか。

前田


捕虫紙のネバネバが虫をしっかりキャッチコバエ類のモニタリングにムシポンMPX-2000

tojiyan at 16:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 13, 2013

メイガの糸

弊社の昆虫飼育室にて変なものが作られました。
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ティッシュペーパーか何かのように見えますが違います。粘着性もあります。


このようにして採取されました。白いメッシュの上に、違う材質の何かがへばりついています。
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出所はココです。ぬかや玄米の入ったプラカップ。
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そして、その中にいるのは・・・こいつら。ノシメマダラメイガです。
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容器から引き剥がそうと、この通り。吐いた糸も一緒にズルズル取れます。
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なので、彼らに食われた貯穀はこのように表面にクモの巣が張ったようになります。
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玄米やヌカといったものの他にもビスケットや即席麺など色々な食品にも現れます。
これからの季節はどうぞ御注意を。


前田


メイガ類のモニタリング調査にはシンライン(メイガ用)



tojiyan at 19:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 10, 2013

シルエット

夜、野球中継を見ている時に視界の片隅をちらちらとよぎる影が。
どうやら窓ガラスに何かが貼りついているようです。
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牽制球の一つでも放ってやりたくなりますが、気づかれないように近寄ってみましょう。
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長い尻尾に、ガラスにぺたっと吸いつく足の指。


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正体はヤモリでした。恐らく窓ガラスの光に集まってくるコバエ類を目当てにやってきたのでしょう。
まさに生きた捕虫器です。この際きれいに駆除してもらいましょう。


コバエが飛んで来るのも嫌だけど、ヤモリが来るのも嫌だという場合は、窓用殺虫剤でコバエ類を
撃退しましょう。PGガードがお勧めです


前田


tojiyan at 19:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 08, 2013

ダニにご注意

粉製品に混入したダニを食べたことによるアレルギーの発症がちょっとした話題になっています(※1)。

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さて、問題の犯人はコイツ、コナダニ類です。なんでもホットケーキやお好み焼き、たこ焼きを
作るときに使う粉に沸いているのだとか。弊社でも飼育中のチャタテムシの培地に知らないうちに
発生していることがあります。


コナダニ類は人から吸血などを行なう種類のダニではありませんが、死骸や糞がアレルギーの
原因物質になる場合もあるため注意が必要です。対策としては、日ごろから乾燥食品類は
きちっと蓋のできる容器に入れて密閉し、侵入されないようにすることが重要です。


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他の貯穀害虫についても少し紹介。乾燥食品類に、赤茶色のダニのようなものがついている場合は
このチャタテムシの可能性が考えられます。

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乾燥麺に白いイモムシがついていたら、ノシメマダラメイガの幼虫の可能性が考えられます。
幼虫は包装紙を食い破って製品の中に入ることもありますので、即席麺はあまり長期間
放置せず早めに平らげてしまいましょう。


(※1参考記事:MSN産経ニュース)


前田


ノシメマダラメイガのモニタリング調査にガチョン

tojiyan at 19:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)