May 2015

May 30, 2015

放浪記・絶え間なき検査

当日、午前5時の天気予報でも、現地の天気は曇りのち雨、おまけに週末から続く微熱。
明らかに家で待機すべき状況ですが、「本格的に降り始める前に切り上げればいい」と、強行しました。

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すると、どうでしょう?
晴海埠頭に上陸してから30分ほどすると、雲を割って見事な青空が顔を覗かせました。
これはもう「今日は存分に遊んでいいよ」ということなのでしょう、思いっきり羽を伸ばさせてもらいました。

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と言う訳で、あらかじめチェックしていた催し物を片っ端から巡ることに。
ところで、この東京みなと祭には、様々な船舶が一般公開されており、自由に乗船できます。
中には滅多に足を踏み入れることができないものも。

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これは南極から持ち帰られたと言う氷の塊。
自由に触らせていただいたり、写真を撮らせていただけます。
去年、横須賀で撮影したオレンジ色の船が持って帰ってきたのかな?

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午前中は東京消防庁が開催する、消防艇や消防ヘリコプターによる催し物も見れます。
私は会場の外から眺めていたのですが、それでも迫力満点でした。

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お昼は適当に屋台で食べ物を買って、デッキの上からオーケストラ演奏を観賞。
なんか「こんな風に休んでていいのかな」という後ろめたさが、ふと傍を通り過ぎます。

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と言う訳で、昼から少しだけ頭を仕事に切り替えましょう。
客船ターミナルには様々な団体の方々の展示ブースがあります。
今回私がお伺いしたのは植物検疫に関するブースです。


今までどんな農業害虫が問題になっていたのかや、重要種の同定ポイントなど興味深いパネルがいっぱい。
また、これまで検疫で見つかった昆虫を詰めた標本箱など、思わず足を止めてしまう展示も満載。
日本の環境や農業を陰で守り続ける、大事なお仕事です。


前田










工場内の貯穀害虫の発生動向を監視しましょう!
メイガ類のモニタリング調査にフェロモンルアー(メイガ用)

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May 29, 2015

放浪記・みなと祭

先週はとにかく長かったです。

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もはや旅に出るしかありません。

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と言う訳で、始発で東京までやってきました。

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そしてレインボーブリッジを眺めながら、どんぶらこっこ、どんぶらこっこと流されていきました。

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水上バスに揺られること10分ほど、晴海埠頭に上陸です。
ここは大雑把に見ると築地の南側、お台場からはやや北側に位置します。

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そしてお目当てはコレ、東京みなと祭です。
昭和16年の東京港開港を記念して毎年この時期に開催されるイベントで、今年で67回目になります。
興味の赴くままに足を踏み入れたいと思います。


それでは、よーそろ!


前田









ヒトデが海の中で外敵から身を守るために出す物質を利用した忌避剤「ヒトデナシ」!
害獣対策に利用できます。


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May 28, 2015

減圧弁

先日は、現場で使用した機材のメンテナンスを行いました。

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メンテナンスと言っても、単に水を通して配管やノズルの中を洗浄し、あとは汚れを拭きとるだけ。

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そして、いつも通りに稼働させると、ほどなくして本体から空気の漏れるような音が。
ホースのどこかが破損しているのでしょうか?

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そんな時は、慌てず圧力計を見てみましょう。
もしどこかからの空気漏れであれば、圧力が少しずつ下がっていくはず。
今回はそうでもないので、落ち着いて周りをチェックしていきましょう。

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そしてオチはこれ、減圧弁です。
タンク内の圧力が一定以上になると、自動的に余剰な圧力を抜いてくれる装置です。
・・・と、日頃機械の整備をしている磧本さんから教わりました。


機械の操作と点検は、慌てず騒がず、落ち着いて行いましょう!


前田








手押しポンプで圧力をかけて、タンクの中の薬剤を噴射する蓄圧式噴霧器にも色々な種類があります。
園芸用にはミスターオートHS401BT
斜め上にも4メートルほど飛びますので、簡単な樹木消毒にも便利です。

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May 27, 2015

朝の階段

朝、会社の渡り廊下で見かけた光景。

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手すりの上に何かいます。

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ハトでした。
普段、ここにいるのはあまり見かけません。
早朝だと誰もいないと油断して、こっそり出てきてはくつろいでいるのかもしれませんね。


前田








来られると困る場所があるのであれば、忌避剤を常駐させておきましょう。
鳥類忌避剤バードフリー


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May 24, 2015

同定あるある・直感は大切編

最近、お客様から写真のような検体がちらほら届きます。

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一見すると、ニクバエ科の一種です。

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「ならば早速報告だ!」と気持ちははやるのですが、次の瞬間「いや、待てよ」と思いとどまります。
雰囲気はニクバエですが、お尻の周りを見ればみるほど、何とも言えない違和感がにじみ出てきます。
「お尻の周りがこんな毛深いニクバエ、今まで見たことないぞ?」

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そしてその疑心暗鬼は、やがてある確信へと変わり始めます。
ニクバエなら胸部に黒い筋が3本あることが多いですが、どうも模様が違います。
「こいつはニクバエではない!?」

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そんな時は図鑑などで徹底的に調べてみましょう。
菅野チーフに手伝ってもらいながら調べた結果、これはヤドリバエ科の可能性が高いという結果になりました。
ニクバエ科とは発生原因が根本的に異なるため、防除対策もまた変わってきます。


頼り過ぎても駄目ですが、時には直感に任せるのも大事です。


前田









クロバエやイエバエであれば効果的!
屋外の大型ハエ対策に強烈なにおいで誘引・捕殺するフライマグネット
ただし、野外専用です。

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May 23, 2015

会社の虫・迷子

某日、事務室に虫が迷い込む事件がありました。
そういった虫は早く回収してあげないと、やがてカリカリに干からびて死んでしまう運命にあります。
棚の下に逃げ込んだその虫に心の中で投降を呼びかけ続けること2分、素直に出てきてくれました。

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身柄を開発棟に移され、取り調べ中の検体。
これはアオドウガネというコガネムシで、これからの季節はふつうに見られます。
夜、窓にコツンコツンと音を立てて当たりに来る虫の何割かは本種です。

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人に対して特に危害を加えることはありません。
もし部屋の中に入って来ても、窓から投げ捨ててあげましょう。
ただ、しばらくすると部屋の灯りに誘引されて、再び入って来ることもありますので、戸締まりはしっかりと。


前田







窓から漏れる紫外線などの光をカットし、虫から見えにくくする防虫フィルム「ウィンドウバリア」!
窓に貼って使用します。







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May 22, 2015

会社の虫・朝寝坊

朝早くに会社に行くと、前にあるカレー屋さんの駐車場からカラスが一羽、飛び立っていきました。
クチバシには大きなカレーナンの塊、早々にシャッターチャンスを逃してしまいました。

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しかしカレージを解錠した途端、目に飛び込んできたのはこちら、大きな蛾です。
あとで図鑑で照合したところクチバスズメのような気もしましたが、同定に自信はありません。
どうやらお休み中のようです。

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正面からレンズがくっつかんばかりに撮影していますが、微動だにしません。
爆睡している・・・という訳ではなく、単に寒くて動けないのでしょう。
そうです、昨晩の雨で今朝は上着が要るくらいの冷え込みだったのです。

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さて、色々と撮影は終わりましたが、この子をどうするか。
放っておいてもいいのですが、見た目が見た目なので、あとで騒ぎになるかもしれません。
と言う訳で立ち退きをお願いしましょう。
それにしても「よっこらしょ」という声が聞こえてきそうな巨体です。

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私の掌と比較するとこんなサイズ、なかなか立派です。
なお、このグループの蛾には毒がありませんので、直接触れても問題はありません。

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ここなら誰の目にもつきませんし、あとで日当たりもよくなるはずなので大丈夫でしょう。
では御達者で。


前田







素手でどかすのはちょっと・・・と言う時は、箒とかで突っついて移動させましょう。
触るのも嫌な場合はガハイパージェットでやっつけましょう。


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May 18, 2015

シリアゲムシとタカラダニ?

某日、実家の畑仕事を手伝っている時に見つけたシリアゲムシ。

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タカラダニが寄生しているのでしょうか?
胸部に赤い球体がくっついています。


ところで梅雨の時期になると、コンクリート面に大量発生するタカラダニもいます。
こちらも赤い色をしていますが、人から吸血したりすることはありませんのでご安心を。


前田







屋内で発生するコナダニなどの対策にフマキラーND-03
火気だけにはご注意を!



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May 17, 2015

きれいな花には・・・

もうシーズンが終わってしまいましたが、ゴールデンウィーク前はバラの花がきれいでした。

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傍で10分くらい待っているだけで、色々な昆虫が花粉を求めて訪れるのが見れます。

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ミツバチやアブ、そしてハナムグリなどの甲虫類です。

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ただ、そんな彼らにとって、きれいな花には時として注意が必要と言えるでしょう。

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なぜなら、訪花昆虫を狙ってクモなどの肉食性昆虫が待ち構えているからです。



時として明日の飯の保証どころか、食事中の命の保証も無い厳しい世界です。
人に生まれてよかったと、つくづく思う瞬間です。


前田








食べている最中はいいのですが、食後にしっかり効果が出ます。
特にクロゴキブリに効果的な毒餌ゴキブリキャップ


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May 16, 2015

週末カレー

実家へ帰らない週末は、晩御飯が大体カレーになります。
先週は、とあるレシピを元に、いつもとは違うカレーにチャレンジしてみました。
具材は牛肉や玉ねぎなどオーソドックスなものばかりですが、様々な隠し味が登場します。

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メモ帳を見ながらスーパーをぐるぐる回ること30分、うず高く積まれた買い物カゴを抱えてレジへ。
帰宅後、段取りを考えながら材料を切り分けて行きます。
ちなみに牛肉の周りが赤いのは赤ワインに浸けているからです、血ではありません。

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揃えるのが大変だった隠し味たち。
白桃の缶詰は高いので、フルーツミックスを購入し、その中から白桃だけを引っこ抜いて使用。
グレービーソースは無いので、「たぶん似たようなもんだろう」とカレーのルゥに付属していたブイヨンで代用。

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そして試行錯誤の後に完成した特製カレー。
たぶん何も知らずに食べれば何とも思わないのでしょうが、苦労した分だけ美味しく感じます。
五臓六腑に響く味です。




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さて話題は飛びますが、ネズミ駆除に使う殺鼠剤も色々なものにトッピングして利用するものがあります。
写真は食パンの角切りにエンドックスをまぶしたもので、食パン10gにエンドックス1〜2gの割合です。
こんなに少なくて効くのかな?とも思いましたが、しばらくしてから駆除成功の痕跡を認めました。


他にも人によってはオリジナルの調合レシピがあるのかもしれず、このあたりは興味が尽きません。
ただ、現場でよく被害に遭う食品があれば、それをベースにして調合すれば、大体うまくいくと思います。
また、その際は誤食を避けるために毒餌皿などの専用の容器に入れることも重要です。





ところで、4〜5人分の分量だったはずの特製カレー、1皿分ちょっとしか残ってませんでした。
一体どこに消えたのやら・・・?


前田

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