復刻全員集合

July 07, 2011

moment


今日は七夕の日です。そういえば、昨日スーパーへ買い物に行ったら、入口に大きなササに短冊がかけてあったなぁと思い出しました。しかし、今日はあいにく朝から雨、織姫と彦星もさぞ残念がっていることでしょう。朝から晩まで降り続いたそれは、さしずめ催涙雨というものでしょうか…。しかし、今年が駄目でも来年会える保障があるというだけまだマシです。虫の中にはもっと悲壮な世界で生きているものがたくさんいます。

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例えばセミ。長いものでは数年間にも及ぶ幼虫期を真っ暗な土の中で過ごすのですが、成虫になってパートナーを探せる時間はほんのわずか。また、その途中でカラスなどの鳥に襲われ、無念の死を遂げるものも数知れず。晴れ渡る夏空に割れんばかりに響きわたるその声は、彼らの懸命の叫びなのです。

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有害生物として名高いスズメバチもオスバチとメスバチ(新女王)が出会えるチャンスは秋の終わり頃です。オスバチはいよいよ結婚の時期が来たとなれば、生まれ育った巣を離れ、他の巣の周辺を飛び回り新女王バチが現れるのを待ちます。しかし、この時不用意に巣に近づきすぎたオスバチが、その巣の働き蜂によって撃墜され、そのまま肉団子にされてしまうという悲劇が起こるのだとか。スズメバチの婚活はある意味、命懸けです。

ネジレバネ

そのスズメバチに寄生するネジレバネの生涯はさらに過酷。写真の赤丸のところに写っている五平餅のような物はネジレバネのメスの体の一部。メスはハチの体内で一生を終えます。オスの成虫の写真は持っていませんが、一応翅があり、飛ぶことができます。ところで、このネジレバネのオスは成虫になってからが大変、なにせ数時間程度しかない寿命をフルに燃焼させて、どこにいるとも知れないメスを探し出さなければならないからです。もし運よく出会うことが出来ればそれでよし、もしそれが叶わなければ、そのまま1匹寂しく死にゆくのみです。考えたくもない人生(虫生)です。

人間から見れば小さな虫たちですが、彼らも彼らなりに一瞬一瞬を懸命に生きているのです。


前田


結婚飛翔で見たくないもの…それはシロアリの群飛です。シロアリ対策にシロアリハンターベイト!遅効性で、巣の中にいる他のシロアリにも影響を与えることが可能です。人に対する安全性も高く安心です。




tojiyan at 23:56│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 虫ムシ日記 

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