September 13, 2011
Scramble!
昨日は会社の1階に奇妙な虫が現れました。そうなると例のごとく、虫処理班の出番です。事前に虫とり網装備の指示が出ていましたが、あいにく網は誰かと出てしまっているらしく、素手で対応。現場に駆け付けると天井にはやや大きな黒い影。まさか実験室所属のクロゴキさんではなかろうな、と思いながら近づいてみると・・・。
ぱっと見た感じ、何の仲間かよく分からない甲虫がいました。何となくオサムシの類に見えたので、お尻からガスを出されても大丈夫なように注意しながら身柄を確保。
話は少し横道にそれますが、カタツムリを食べることで有名なマイマイカブリは、危険を感じるとお尻からアクリル酸やら何やらの混じった液体を噴射してきます。これが皮膚につくと焼けつくような痛みがあり、なかなか洒落にならないのです。1度、山の中で昆虫採集中に、左のこめかみにこの毒液噴射を受けたことがありますが、これがまた物凄い刺激というか涙が溢れて止まらず、すぐ傍の沢に顔を突っ込んで洗い落した経験があります。
3階の実験室に移動させられ、調査中の検体。すっかり観念してしまったのか、ピクリとも動きません。同定の結果、ゴミムシダマシの一種でユミアシゴミムシダマシではないかと思いますが、あまり自信がありません。とりあえず、特に悪さをするようなものではないようなので、近くの河原で釈放することに。
夏が終わり、だんだん虫の勢いも衰えていっているなぁと思っていましたが、まだまだ屋内侵入する昆虫に気をつけなければならない時期が続きます。
前田