November 04, 2011
御馳走様でした
今朝、眠気いっぱいで台所に立ち、卵焼きを作ろうとしたその時に悲劇は起こりました。力加減を誤った結果、「バンッ!」という破裂音とともに、白い殻から解き放たれた卵黄は勢いよく流しに落下し、そのままプカプカと浮かんでは排水口の奥へと消えていきました…。「最高な一日の始まりじゃないか」とひしゃげた笑みを浮かべる自分の顔が、スレンレスの流し台に映っていました。
1日が始まって早々に食材を粗末にしてしまった私の代わりに、きちんと食事を摂っている虫の様子を紹介していきます。
イラガの幼虫を捕獲したカマキリの幼虫。樹木の多い実家では、それに比例して毛虫の数も多くなるので、このような狩りの現場を見る機会も多くあります。
ツチイナゴらしきバッタを捕えたキリギリス。昔はキュウリやナスを餌として与えたところ、食いつきが良かったように記憶していますが、やはり動物質も必須です。なので、昆虫の飼い方の本にはカツオブシもリストに入れられていたのだなぁと納得。
バナナトラップにやってきたカブトムシとショウジョウバエ多数。チョウチョをおびき寄せるつもりが、最終的に20匹以上からなるカナブン1個大隊を呼び寄せてしまい、あとには滅茶苦茶に破壊されたトラップの残骸だけが残されていました…。
樹液に集まってきたヒメスズメバチの群れ。オオスズメバチのように、独占中の餌場に近づく他の生き物に対して威嚇行動をとる、といったことはないので、距離をとりながら撮影。
ヒラタシデムシらしき甲虫。餌はミミズの死骸でしょうか?食事に夢中の雌(下)に構ってもらえない雄(上)の悲しさ。あと、同種の幼虫とおぼしき昆虫もやってきています。
日々命がけで餌をとってくる虫たちを見れば、1日の食事の有難さと飯の扱いに気をつけなければならないと感じた1日でした。
前田