摩耗凍結防止

February 01, 2012

今週に入ってから物凄く寒い日が続きます。散髪をしたせいで頭の周りはさらに寒く感じます。当然虫もほとんど活動しませんので、見れたとしても冬眠中でじっとしている姿が多いと思います。さて、冬眠中といえば個人的には何となく蛹のイメージがあります。そこで今日はハエの蛹の姿を簡単に見ていこうと思います。

ノミバエ蛹

まずはこの物体。後ろから2本出た黒い突起が印象的。弊社で飼育しているゴキブリの水槽にたくさん居候しています。

ノミバエ科

正体はノミバエでした。

ニセケバエ蛹

次は黒い突起が2本ニュッと出ています。水の中にいることと相まって小さな潜水艦のようなフォルムです。

ニセケバエ科

ニセケバエでした。

クロバエさなぎ

今度はこの小豆のようなもの。

東北のクロバエ

クロバエなど大型ハエ類の蛹です。ちなみにハエの羽化の様子は2通りあります。1つはクロバエのように、蛹の頭のあたりで殻が輪切りになったようにパカッと開いて羽化するタイプ。もう1つは蚊やチョウバエなどのように背中のあたりからバリっと裂けて羽化するタイプです。

クロゴキ鞘

最後にもう一度クロバエの蛹を……

IMGP0719

…ではなく、クロゴキブリの卵鞘です。ちなみにクロゴキブリは寒さに強く、一般にこの時期は幼虫や成虫で越冬しています。


冬場は虫の数が少なく、普段同定を担当させていただいている私も割合楽なシーズンですが、逆にこれから気温が上がるとともに採れる虫の数や種類も多くなり苦戦を強いられます。そんな時に役立つのが環境生物研究会から出版されているセミナーテキスト「軽量版 微小飛来性侵入昆虫」です。モニタリングトラップによくかかるコバエ類やその他の昆虫のカラー写真や同定のポイントが記載されています。シーズンが始まる前にもう一度コバエやその他の虫について確認し直しておこうという方にお勧めの一冊です


前田



tojiyan at 21:21│Comments(2)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by テトラ隊長   February 02, 2012 04:17
ご無沙汰! これはTO島さんの文かな?
いま、辻先生の軽量版と'04年版とで悩んでいます。
K担当にもメールしちゃいました。

法学部体育学科の自分だから、本来存在できないような業界に巣食っているものの、即時同定からは逃げられず、不安の日々を送ってます。
両版でどちらが私に合うのか、教えてくれーっ!

・・・にしても、前田さんの内容ってなにか面白いっすねー。講習を受けてみたいです。(モチ、毛深・・・もとい、K野さん、K端さん、T島さんは当然ですよー)
*来世は農学部に入ってやる!(いや、チャバネかな?)
2. Posted by maeda   February 02, 2012 21:55
申し訳ありません、名前を書くのを失念しておりました、
前田でございます。
弊社ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます!今後とも是非よろしくお願いいいたします。

お問い合わせのありました書籍ですが、私個人としては軽量版・04年版どちらもお勧めさせていただきたい内容となっておりまして御提案が難しいところがございます。
そこで弊社菅野から改めて解答をさせていただきたいと思うのですが、よろしいでしょうか?
少しお時間をいただくことになり申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

前田

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
摩耗凍結防止