秋一色デコレーション

October 21, 2013

無念

スポーツの秋!弊社でメジャーなスポーツと言えばマラソン。
行楽の秋!なら、山の中を突っ走ればマラソンも行楽もできて一石二鳥ですね。
と言う訳で、先週は弊社のお客様と西尾さんと私の3人でトレイルランに行ってきました。

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西尾さん(右)と私(左)。リーダー、視線があさっての方向に向いてますが?
なお、この日は朝から小雨が降り続いており、レインコートやポリ袋で自衛する人も。
気温も低く、いつもより過酷なレースになりそうです。


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今回のコースでは、最初の方は京都の風情豊かな街の中を駆け抜けていきます。
しかし走り続けて十数分、徐々に視界を埋め尽くし始めたのは鬱蒼たる山々。
ふと、これから進むべきルートを目で辿ると、薄暗い森の中に細い林道がぼんやりと伸びていました。

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そこからさらに林道を走ること数分、いよいよ舞台は険しい山の中へ。
明け方まで降り続いた雨と、起伏の激しい岩場がランナーの足取りを重くします。
体力と、それ以上の集中力がゆっくりゆっくりと削り取られてゆきます。

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不安定な足場に悩まされながら進むことしばし、ようやく町の中へ。
地に足がついた感覚で、安堵のため息を漏らされた方も多かったのでは。
しかし、安心したのも束の間、ほどなくして見えたのはたくさんのひとだかり。


給水所かもしれない、と思いコースの右側へと寄っていきます。
しかし、ただただ人が立ち止まっているのみで、何もありません。
おかしいなぁ、と思いあたりを見渡すと視界の端に捉えたのは西尾さんの姿。


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この距離で追いつける訳が無いので、何かしらの事故があったものと思いました。
山で雨、そして事故で走れないとなると、短絡的に土砂崩れを連想します。
しかし、事態は思っていたより深刻、そして普段の業務により密接。
西尾さん、開口一番「刺された・・・」


状況が飲み込めず、唖然としたまま聞き返す私。
「何にですか?」


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コイツに

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刺された。


そうです、コース上に多数のスズメバチが出現、突如として殺到してきたとのことです。
幸い、ポイゾンリムーバーを持っておられた方に毒を吸い出してもらい、一大事には至りませんでした。
(処置してくださった方、本当にありがとうございました)


また、飲料用に持ち込んでいた水1リットルも傷口から毒を洗い出すのに役立ちました。
スズメハチの毒は水溶性なので、水で流しながら毒を絞りだすことも応急処置としては有効です。
(逆にアンモニアは効果がありません)


なお、西尾さんの証言では、ズボンにしがみついたハチを弾き飛ばすのにデコピン数発を要したとのこと。
そこまで掴まる力が強いとは思わなかったので、振り払うのも非常に厄介な相手なんだなと感じました。


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大事をとって今回はここで棄権することに。
私も付き添いのためリタイア、荷物が運び込まれているゴール地点を目指します。
西尾さんも私もこれが初めてのリタイア。引き揚げるバスの中から走り続けている人たちをみて一言。


「これが、リタイアした時の景色か・・・」


茫然としながらも、日頃の安全管理について考え直す機会にもなった一日でした。


前田


インセクトポイズンリムーバー、あって損は無いな、と思いました。

tojiyan at 20:21│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック マラソン部日記 

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