熱源反応あり我が家の昆虫相

January 22, 2014

空に浮かぶ蜘蛛

同じ発音の単語でも、イントネーションにより意味が変わってきます。
また、同じ読みの単語でも、文脈からどの意味を指すのかは想像できます。
蜘蛛と雲なんかが正にそうですね。

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網を張るのは蜘蛛。
巣に張り付いています。

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石の下や配管の奥に潜むのも蜘蛛。
地面を徘徊しています。

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落ち葉の中で越冬しているのもクモ。
埋もれています。

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植物の上にいるのも蜘蛛。
たまにはジャンプしますが、その飛距離はしれています。

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空に浮かぶのは雲です。
蜘蛛と違い、どこまでも自由に飛んで行けます。

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では、その飛ばない蜘蛛が飛翔性昆虫用のライトトラップに捕獲されるのはどうしたことでしょう?
羽が生えている訳でもなく、また、そもそも蜘蛛が飛び回るシーンを見たことがありません。
そして、なぜか子グモがあちこちについていることもあります。


これには、蜘蛛が何らかの理由で粘着面にダイブした可能性も考えられますが、
(捕虫紙についたハエを「御馳走だウヒョーッ!」と思って飛び込んだら捕獲された、など)
他にも思い当たることがあります。


それは、卵から孵化した子グモが行うバルーニングという移動方法です。
腹部から出した数本の細い糸をタンポポの綿毛のように利用し、風の流れに任せて飛んでいきます。
(原始的な種では、ぶら下がりの状態から風に吹かれて糸が切れた時に舞う)
そういった子グモが捕獲されているケースもあるのでは、と思います。


2つのクモが空に集う瞬間でもあります。


前田


庭木にとりついたクモの駆除にクモの巣徹底退治スプレー
食用種以外の植物なら、影響なく噴霧できます。

tojiyan at 18:50│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 虫ムシ日記 

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