疎水をゆく甘味処にて

October 01, 2014

インクライン跡へ

だんだん日差しが強烈になってきました。
途中からは一般道を歩くことになり、干からびそうになりながら辿りついたのは蹴上駅。
何て読むのか分かりませんでしたが、どうやら「けあげ」が正解のようです。

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煉瓦造りのアーチをくぐれば銀閣寺へと通じる道ですが、その前にちょっとだけ寄り道。

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それはこちら、かつてのインクライン(傾斜鉄道)の跡。
2車線でレールは計4本。


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載せて運んだのはなんと船。
琵琶湖の大規模な疎水工事により、大津から宇治川に至るまでの舟運ルートが開かれました。
しかし、水路の高低差(水路落差)の関係から、一部を陸路輸送にせざるを得なくなり、
その結果、作られたのがこの船ごと運ぶ鉄道という訳です。


全長500メートルを超える鉄道だったそうですが、現在残されているのはもうわずか。
ただ、脇には桜がたくさん植えられており、春にはお花見が楽しめそうです。

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今はショウリョウバッタの天国のようですが、紅葉の頃にくるのもまた味があっていいかもしれません。


前田




tojiyan at 09:00│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック プライベートな旅行記 

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