February 24, 2016
長期遠征・雪の細道
真っ白な雪と晴れ渡る青空に恵まれた東北巡りの旅は2日目に突入。
山寺こと立石寺を目指して登山を開始しましょう。
登山口正面からの写真。
階段の片方に雪をかためて下さっているので上り下りも楽々。
誰かは存じ上げませんが、ありがとうございます。
階段を駆け上がり、足元に気をつけながらしばらく行くと、松尾芭蕉の像がありました。
言わずと知れた、日本を代表する俳諧師の一人です。
休日にあちこち歩き回る私も、ある意味で徘徊士であります。
さらに進むと受付がありますので、ここでチケットを購入します。
なお、これより先はお手洗いが無いそうなので、前もってここの横にあるトイレを借りておきましょう。
そしてこれは登山中の風景。
雪山を登るのは久しぶりなので、過信せず注意深く歩を進めます。
右側にあるスロープにつかまりながら行くのが手堅いです。
途中のお土産屋さんでは長靴を貸出していますので、靴に不安があればお借りするのも手です。
念のため私の靴は大丈夫かどうか見ていただいたところ、これは問題ないとのこと。
しかし、隙間に雪が詰まるとスリップしやすくなるので、定期的に払い落とす必要があります。
しばらくすると、さらに積雪量が増え、安心して歩ける階段の幅も極端に狭くなり始めました。
特に急かすことも急かされることもなく、譲り合いながら皆さんゆっくり上り下り。
行き交う際には挨拶、帰途につく方々からは「頑張ってね〜」の声、心温まる登山です。
さて、そろそろ中腹かと思われる場所へ差し掛かった時に、目に飛び込んできたのはこれ。
閑かさや 岩にしみいる 蝉の声 という松尾芭蕉の名句です。
そして、その句を書いた短冊を地中に埋め、そこへ石塚を立てたもの・・・それがこの「せみ塚」なのです。
ところで、このセミが指す種は一体何なのでしょうか?
麓にあった看板には、松尾芭蕉一行が到着したのが陽暦でいうところの7月頃の夕方とのこと。
ならば私個人としては、それはヒグラシではないかと思いますが、どうなのでしょうか。
さて、もう少しで一息つけそうです。
前田
一度中に入ると、もう登って出て来ることはできないと思います。
春先に出てくるアシナガバチの捕殺にカダン ハチ激取れ!