長期遠征・雪の細道長期遠征・味覚

February 25, 2016

長期遠征・絶景

2週間前、東北育ちの川上さんから「冬はやめた方がいいと思うけどなぁ〜」と助言をいただいておりました。
「やはりその通りだ」と思いながら凍りつく階段を一段ずつ踏みしめる2日目、山寺観光です。
雪に閉ざされつつある仁王門をくぐり抜け、その先にある階段を上ります。

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階段を上りきると、左手に見えてくるのがコレ、開山堂でしょうか。
以前、片山会長からいただいた「美しき日本の風景」なる本に載っていたものと一致します。
ただ一つ異なる点は、岸壁にも階段にも雪が山盛りになっていることです。

IMGP5734


















ひとまず写真でも撮ろうと思い道の端に寄りますが、途端に妙な寒気が背筋を走ります。
そして、同時にアングルをとるためのもう一歩が何故か踏み出せません。
そうです、道の端にスロープがありません。

IMGP5733


















そのままカメラのレンズを下に向けるとこの通り。
もし足の裏側がただの雪の塊だったら、そのまま踏み抜いて滑落です。
下まで何メートルあるのか知りませんが、これは痛いどころでは済みそうにないですね。

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そうして恐る恐る開山堂までの階段を上り切ると、さらに奥に続く道が見つかりました。
チケットの裏に書いてある地図を見る限りでは、五大堂だと思います。
ここも階段が氷漬けになっていて少し通りにくいですが、折角なので行ってみることに。

IMGP5742


















スロープの代わりに綱が張られていますので、それに掴りながら上ったところ。
さながら展望台のようで、眺めが良さそうです。
誰もいませんので遠慮なく前に出てみましょう。

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すると目の前に広がってきたのがこの絶景。
遥か山々の彼方まで雪で閉ざされ、まるで時が止まった世界のようです。
思わず口元が緩み、白い息があたりに漂います。

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目線を左に移すと、この景色。
空の青に木々の緑、雪の白に岩盤の茶色が美しいコントラストを生み出します。
カメラのシャッターを切る手を止めて、しばらく眺め続けました。

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ふと遥か下を覗くと、線路があって山寺の駅、そしてお昼ご飯を食べたお店。
そういえば食事の後、店で荷物を預かっていただいたのを思い出しました。
もし荷物を担いだままだったら、ここまでの道のりはもっと苦戦を強いられていたでしょう、お店に感謝です。

IMGP5794


















ちなみに駅から望遠レンズで覗くと、こんな感じです。
よくこんなところに建てたなぁと、ただただ驚くばかりです。

IMGP5781


















ここまで来て良かったと思いながら帰途につくと、足の踏み場がなくなった仁王門の階段が待っていました。
やっぱ、来なかった方が良かったのかも、と思わず苦笑い。
とりあえず、転がっていけばいいんですかね?


前田











よく通るところに足の踏み場がないくらい敷き詰めてやりましょう。
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tojiyan at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック プライベートな旅行記 

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