秋のセミナー始まります高架の下に?

October 10, 2016

アリの毛に泣く

同定業務で長年お世話になっている会社の昆虫分類資料。
開くページによっては余計なことが次々と思い出されます。
その大半は入社してすぐにやらかした数々の失敗談であり、そのまま本を閉じて本棚に戻したくもなります。

CIMG1790トビイロシワアリ




















さて、そんなトラウマをほじくり返してくれるのがアリの分類資料です。
アリの同定では毛の生え方もまた大きなヒントになることもあり、名前を理解することも重要です。
その中に「尾毛」と呼ばれるものがあるのですが、当時の私にはこれが何なのかよく分かりませんでした。

IMG_1032





















そんな時は上司に聞けばよいのですが、こっぴどく怒られた後なので怖くて相談出来たもんじゃありません。
じゃあ自分で何とか頑張ろうとネットで検索をかけると、画面いっぱいに出てきたのは毛ガニの販売サイト。
(今検索してみると、だいぶ違った結果になってますね)

IMGP1151



















期待とかけ離れた解答に愕然としつつも自分が「アリ」という単語を入れてないことに気づき、リトライ。
しかし、毛ガニの呪縛は狼狽する私をそう簡単に離してはくれません。
まるで必死に逃げ去ろうとする私の服の袖を、大きなハサミでがっちりと掴んでいるかのようです。
画面いっぱいに出てきたのは「毛ガニ 訳あり」の単語。


その後どう乗り切ったのか、正直覚えていません・・・半泣きで自力で何とかした、ということは確かです。
ただただ、文献の解説文章にその言葉を見つけるたび、条件反射のごとく脳裏に蘇ります。
寒そうな港で白い発泡スチロールに山積みされた毛ガニの写真・・・今となってはもう笑い話です。


前田















家の周りで見られるアリであればオールマイティーに効くと思います、ジェラニモアントベイト



tojiyan at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 虫ムシ日記 

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