続・フライヘルの捕獲試験広がるヒアリ注意喚起の輪

September 09, 2017

針のついた羽アリ

先日、検体をチェックしている際に羽アリを発見しました。

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時期的にキイロシリアゲアリと予想しますが、何となく違う気もします。
特徴を確認してみることにしましょう。

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キイロシリアゲアリであれば、胸部と腹部を繋ぐ腹柄が2つですが検体は1つしかありません。
そうなるとキイロシリアゲアリの可能性は消え、また余談ですがヒアリ類の可能性も無くなります。
あと疑うべきはオオハリアリです。

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ハリアリという割に、お尻の先に針がついていないのは、これが雄アリであるため。
本種は雄が黄色、そして雌(ここでは新女王アリ)が黒色という性差が見られます。

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同じ捕虫紙の少し下で見つかった新女王アリはこちら、体色は黒色です。
また、触角も雄が糸状なのに比べ、新女王アリは先端が太い形状の、いわゆるアリタイプの触角を持ちます。

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また、お尻の先を確認すると、確かに針のようなものがのぞいております。
これで人を刺すこともありますが、偶然素肌で触れた時くらいに限定されます。


ただ、夜間に窓ガラスや窓の周り、外灯の周りへこれら羽アリが殺到することがあります。
その時にプスプス刺されたという話は聞いたことがありませんが、不安な場合は対策を取りましょう。
窓ガラスにはPGガードもしくは業務用虫コナーズ スプレータイプなどがお勧めです。
窓周りの壁や外灯周りの壁には即効性に優れ、薬剤のにおいもないサイベーレ0.5SCが適しています。


前田



tojiyan at 05:00│Comments(0) 同定知識 

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