September 30, 2017
蚊に紛らわしいキノコバエ
通勤途中にすれ違う人たちの服装が厚くなってきているように思います。
そして帰宅する時は既に日が落ちて真っ暗で、会社の行き帰りに季節の変化を感じます。
それは捕虫紙に捕獲される虫の種類が少しずつ変化しているという形でも現れています。

さて、写真は蚊専用捕獲器「BGセンチネル2」の検定作業中のものです。
まだヒトスジシマカが捕獲されていますが、秋になり徐々に個体数が減りつつあります。
その代わりに捕獲され始めたのは黄色っぽいコバエ・・・なんとなくアカイエカに似ています。

そういう時は翅や触角、足の形に注目してみましょう。
足の基節(足の付け根のところ)が全て密着し、脛節から大きなトゲ状突起が2本出ています。
これはキノコバエ科の一種です。

仮に蚊の仲間であれば、血を吸うためのストローのような口吻が伸びているはず。
キノコバエ科には無いパーツです。

そして翅には翅脈(翅の模様のようなもの)に沿って毛が生えています。
これもキノコバエ科には無い特徴です。
他にも色々と同定のポイントはございますが、これらを一つ一つチェックしていきましょう。
特に季節の変わり目は捕虫紙に捕獲される虫の種類も変わっているかもしれませんので要注意です。
前田
コバエ類同定のキーポイントを押さえた一冊です。
微小飛来昆虫の屋内侵入
そして帰宅する時は既に日が落ちて真っ暗で、会社の行き帰りに季節の変化を感じます。
それは捕虫紙に捕獲される虫の種類が少しずつ変化しているという形でも現れています。

さて、写真は蚊専用捕獲器「BGセンチネル2」の検定作業中のものです。
まだヒトスジシマカが捕獲されていますが、秋になり徐々に個体数が減りつつあります。
その代わりに捕獲され始めたのは黄色っぽいコバエ・・・なんとなくアカイエカに似ています。

そういう時は翅や触角、足の形に注目してみましょう。
足の基節(足の付け根のところ)が全て密着し、脛節から大きなトゲ状突起が2本出ています。
これはキノコバエ科の一種です。

仮に蚊の仲間であれば、血を吸うためのストローのような口吻が伸びているはず。
キノコバエ科には無いパーツです。

そして翅には翅脈(翅の模様のようなもの)に沿って毛が生えています。
これもキノコバエ科には無い特徴です。
他にも色々と同定のポイントはございますが、これらを一つ一つチェックしていきましょう。
特に季節の変わり目は捕虫紙に捕獲される虫の種類も変わっているかもしれませんので要注意です。
前田
コバエ類同定のキーポイントを押さえた一冊です。
微小飛来昆虫の屋内侵入