October 05, 2017

遠征・山に佇む海の守護神

杖が地面を突く音に紛れて遠くから聞こえてくるツクツクボウシの声。
季節的にちょっと違和感を感じながら、こんぴらさんの御本堂を目指します。

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さて、その途中にある賢木門を抜けると、今まで上り階段ばかりだった参道に1段だけ下がる場所があります。
なんでもそのままだと御本堂に至るまでの階段の段数が786段で、語呂合わせが「悩む」になってしまいます。
それはよろしくないとのことで、ここで1段下げて785段にしているという説が有力です。

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その賢木門をくぐったところで一枚、ところどころ丸い穴や帯状にえぐられた痕があります。
恐らくですが、穴の直径が5〜6mmなのと帯状の食痕からカミキリムシ類でないかと想像されます。

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そこから少し目線を上げると、クモの巣に引っかかったカネタタキの姿。
人知れず繰り広げられる弱肉強食の世界です。

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琴平駅から写真を撮りながら、のらりくらり上がること1時間半、御本堂に到着。
785段を上り切った疲労が明日の高知・桂浜で重くのしかかることになろうとは夢にも思わずあたりを散策。
とりあえず高いところからの景色を楽しむことにしましょう。

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薄暗いエリアを突っ切る際にカメラのシャッター速度を遅くしたことを忘れたまま撮影してしまった一枚。
おかげではるか彼方にあるはずの瀬戸大橋がホワイトアウトして見えません・・・。
ただ眺めは最高、最近もやもやしていた頭の中がなんかすっきりした気がしました。

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ところで、こんな見晴らしのいい山の上に何故か船の写真や絵馬がたくさん飾られた絵馬殿がありました。
これは金刀比羅宮が五穀豊穣などとともに海の守護神でもある大物主神をお祀りしているためです。

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奉納の二文字とともに飾られている色んな船の写真。
中には見覚えのあるものもちらほら。

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また、参拝の道中で船にまつわる様々なものを見ることができます。
こちらは奉納品としては世界最大と言われている船のスクリュー。
階段を400段過ぎたあたりで見られます。

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それと上り始めの頃に右手に現れるのがこちらのストックレスアンカー。
既に退役した掃海母艦「はやせ」の主錨だそうです。

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そこからさらに進むと戦後の機雷除去作業により殉職された方々の慰霊碑があります。
旧海軍が敷設したり当時の連合国により投下されたおびただしい数の機雷は戦後も海に残されたままでした。
それらをいち早く除去し、航路の安全確保に従事された方々のことを忘れまいと語り継ぐ証人です。

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旅しなければ知り得ないことがあまりに多く、当たり前と思っていたことがそうでないことに今更気づかされます。
そんなことを思っていたら碑の前で鮮やかな弧を描いて飛び立っていったクルマバッタモドキ。

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なお、参拝が終わり、ちょっと時間が余ったという方はこちら海の科学館へ足を運ばれるのもありです。
船や海に関する基礎知識や雑学がいっぱいで子供から大人まで楽しめるのではと思います。

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まだ全部読み切れていませんが、館内で購入できるこの本もなかなか面白いです。
今後、私が船や海のことについて変に詳しく語り始めたら、この本がバックについているものと思って下さい。

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それでも電車までまだ時間があるよという方はこちらもお勧め。
駅前すぐのところにある灯台です。

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外から眺めるだけですが、木造の灯篭としては日本一の高さだそうです。
興味のある方はぜひどうぞ。


前田











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tojiyan at 06:30│Comments(0)旅行記 

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