羽アリーヴェデルチ!(さよならだ)会社説明会でした

September 01, 2021

俺はクモをやめるぞ徐々にー!

みなさま、お久しぶりです。旧担当者の前田、少しお邪魔させてもらいます。
今日は写真がリアル過ぎるので、こちらのブログでご紹介したいなと思います。
最後までお付き合いいただけたら、嬉しいです。

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さて、8月は去って9月になりました。コロナ禍で不自由な、閉塞の日々ではあるけれど
お月見とか、家の中で出来るささやかなイベントを楽しめたらなと思います。

そして窓を開けてお月様を眺めながら、お皿の上の串団子に手を伸ばそうとしたその時、
外から部屋の灯りを目指して、みたらし団子のような色をした羽虫が飛んで来るかも
しれません・・・やれやれかな。

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その正体はキイロシリアゲアリの羽アリ。弊社の所在地、大阪では毎年9月の初旬から
姿を現します。虫の種類を特定する「同定検査」の依頼も、この季節に集中。
先日、川竹君がブログに書いた通り、ヒアリに間違えられやすいアリの筆頭。

でも、人に致命的な一撃を加える訳ではないから、1匹2匹、ひょっこり部屋の中に
入ってきたくらいであれば、そのまま窓の外へ逃がしてやってあげてもいいかなと
思います。

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そして場面は変わって、ある日の弊社事務所。現場から帰ってきて、装備品を駐車場に
広げ、水道のホースから水をぶっかけて丸洗い。

そんな中、僕の横をカサカサと通り過ぎていく、赤黒くてアリのような姿をした何か。
まさかヒアリではないと思うから、安直にまた、キイロシリアゲアリが出たのかなと
思ってしまうけれど・・・どうだろう?動きが軽快過ぎる。


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何気なく素手で捕まえて、そのまま顕微鏡の中に投げ込んだところ、ついに現れた正体。
異様に大きな顎、あるはずがない8本の足、つまりアリに巧妙に擬態したアリグモ。
体の模様で判断すれば、ヤガタアリグモかな?環境省さんのホームページにも「ヒアリと
間違えられやすい生き物のナンバー2」と紹介されています。


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気化冷凍法 冷凍庫で少し冷やし、動きが止まったところで撮影した1枚。凶悪な顔、
毒々しい体色とは裏腹に、人に危害を加えたりする生き物ではないから一安心。

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ところで、アリに擬態する理由は諸説考えられるものの、外敵から身を守るための
擬態であると言われています。
一方で「アリを専門に捕食する生物から襲われやすい」、「同じハエトリグモの
仲間に属する他のクモに比べ、跳躍力に劣る(獲物を狩る成功率の低下)」などの
デメリットが生じるとの研究例もあり、スペックダウン、貧弱貧弱になってしまう
部分も、もしかしたらあるのかもしれません。


何にせよ、人の理解が及ぶには、まだ少し時間がかかるのかもしれないかな・・・。


前田




這い回るアリグモも、次々と飛んでくる羽アリも、サイベーレシリーズで対処可能です。
外壁にはサイベーレ0.5SC、窓ガラスとサッシにはサイベーレエアゾールが効果的。


tojiyan at 14:21│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 虫ムシ日記 

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羽アリーヴェデルチ!(さよならだ)会社説明会でした