October 14, 2022
小さい黒いハエ全然わからん
季節も進んでいつの間にか秋。食べ物が美味しい季節になってきました!
さて、「オフィスになんか飛んでたよ」と渡された1頭のハエ。
黒くて小さなハエなのですが、こういうタイプのハエって似たものが多くて苦手です・・・
後学のために少し調べてみました!
以下、あくまでもご参考にどうぞ(間違っていたらコメントください!)
ぱっと見では「キモグリバエ科かなあ」という印象を持っていたのですが、
翅の模様(翅脈)をよく見てみましょう。翅脈くんはすべてを語る・・・
翅の付け根近くにあるSc脈がR1に沿って翅の端まで到達しています。キモグリバエ科はScが途中で消失しているのが多いので除外できると思います。
次に平均棍を見てみましょう。後翅が変形したもので、諸々感覚器官だったりしているようです。
平均棍は真っ黒です。結構平均棍が白かったりするハエが多い中、珍しい特徴です。
体の毛も見てみましょう。こんなところも見なきゃいけないの!?と思いますが、「毛」は同定のために重要なのです。
黒い体に黒い毛なので画像では全然見えないのですが、胸部の側面から太めの3本の毛が見えます。
以上の情報や、触角の形、翅脈の形状などなどを組み合わせて調べていった結果・・・
「クロツヤバエ科Lonchaeidae」となりました!やったね。
クロツヤバエ科のメスは大きな産卵管を持つのでよく分かるのですが、オスは他のハエとの違いがわかりにくいので、しっかりポイントを抑えながら同定していく必要があります。
そこのあなたも、身の回りのハエを捕まえて調べてみましょう!!
■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■
前回はこちら。小さなセミのような雰囲気、翅が2枚のようにみえますが、うすーい後翅もありますのでご注意ください。
こちらは「キジラミ」です。カメムシ目に属し、植物の汁を吸います。
ミニチュアのセミみたいで、個人的に好きな虫です!
今回はこちら。思いっきり拡大していますが、1ミリちょっとくらいの大きさです。
これだけ小さい虫は逆に候補が絞られるのですが・・・さて、なんでしょう?
さて、「オフィスになんか飛んでたよ」と渡された1頭のハエ。
黒くて小さなハエなのですが、こういうタイプのハエって似たものが多くて苦手です・・・
後学のために少し調べてみました!
以下、あくまでもご参考にどうぞ(間違っていたらコメントください!)
ぱっと見では「キモグリバエ科かなあ」という印象を持っていたのですが、
翅の模様(翅脈)をよく見てみましょう。翅脈くんはすべてを語る・・・
翅の付け根近くにあるSc脈がR1に沿って翅の端まで到達しています。キモグリバエ科はScが途中で消失しているのが多いので除外できると思います。
次に平均棍を見てみましょう。後翅が変形したもので、諸々感覚器官だったりしているようです。
平均棍は真っ黒です。結構平均棍が白かったりするハエが多い中、珍しい特徴です。
体の毛も見てみましょう。こんなところも見なきゃいけないの!?と思いますが、「毛」は同定のために重要なのです。
黒い体に黒い毛なので画像では全然見えないのですが、胸部の側面から太めの3本の毛が見えます。
以上の情報や、触角の形、翅脈の形状などなどを組み合わせて調べていった結果・・・
「クロツヤバエ科Lonchaeidae」となりました!やったね。
クロツヤバエ科のメスは大きな産卵管を持つのでよく分かるのですが、オスは他のハエとの違いがわかりにくいので、しっかりポイントを抑えながら同定していく必要があります。
そこのあなたも、身の回りのハエを捕まえて調べてみましょう!!
■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■
前回はこちら。小さなセミのような雰囲気、翅が2枚のようにみえますが、うすーい後翅もありますのでご注意ください。
こちらは「キジラミ」です。カメムシ目に属し、植物の汁を吸います。
ミニチュアのセミみたいで、個人的に好きな虫です!
今回はこちら。思いっきり拡大していますが、1ミリちょっとくらいの大きさです。
これだけ小さい虫は逆に候補が絞られるのですが・・・さて、なんでしょう?