同定知識

April 26, 2019

みたことあるけどよく分からないハエたち

捕虫紙を見ていると、「こいつよく見るけど何バエかわからんわあ」
という気持ちになることありませんか?

例えばこれ
P4230243
この春先から増えてくる「オドリバエ」です。

特徴は
P4230248
口が尖っている、触角が「丸書いてチョン」タイプ

P4230247
種によっては、前脚が不思議な形に発達しているものも多いです。
まさしくサイコガン。それはまぎれもなくヤツ(オドリバエ)さ

オドリバエは捕食性のハエのため、獲物を逃さないように前脚が進化しているのですね。
捕まえた虫にクチバシを突き刺して中身を食べます。
シロアリモドキは肥大化した手から糸を出しますが、サイコガンというよりはスパイダーマン。


もうひとつ、よりマニアックなハエ。
P4230250
イエバエ?トゲハネバエ??いいえ、おそらくシマバエと思われます。(違ったらご指摘ください)
ショウジョウバエにそっくりなものから、イエバエのようなものまで形態の幅が広いため、
一概に”こういうのがシマバエですよー”と言えない憎いハエ。

kawatake
大きな特徴に「単眼後刺毛が収斂する」ことです。なんのこっちゃ!
図1
ハエは大きな複眼と、額にいくつか単眼を持ちます(持たないものもいる)。
単眼の後ろ側、胴体につながる頭のくびれの縁にあたる部分から1対の毛が生えていますが、
多くのハエは毛の先が互いに離れています。
一方シマバエではこの毛が互いに近づき、クロスすることもあります。
図は顔を正面から見たイメージです。

シマバエ脚
もうひとつ、似た姿のヒロクチバエとの区別のために「脛節の背面亜端刺毛」を確認します。
気が遠くなりそうな文字列ですが、脛部分の先っちょに目立つ毛がありますか?という意味です。
今回は後脚にそれっぽいのがあったので、シマバエ科に落ちました。


結局、この虫がどこから侵入したのか、屋内で発生するのかを知るのが重要になるのですが、
それを調べるためにはどうしても虫の名前を調べる必要があります。

弊社でも主要な飛翔性昆虫の同定セミナーを不定期に実施致しますので、
興味ございましたらご連絡ください。


川竹

tojiyan at 09:00|PermalinkComments(0)

April 08, 2019

クロバネ?タマバエ?どっち?

春といえば、そうハエの季節ですね。
ちなみに夏も秋も冬もハエの季節です。

先日オフィスの窓際にてコバエを見つけました。
体長2.5mmほど。

P4040014
みなさん、何バエかお分かりでしょうか。インスタばえ?
多分アレだろうなとは思うけれど、ちゃんと見てみましょう。

P4040025
顔です。触角は数珠状ですね。頭はボールのように丸く、ほとんどが複眼で覆われています。
いったいどんな世界が見えていたのでしょう。


P4040021
翅脈観察。薄くてわかりにくいので、、

wing

お絵かきしました。脈の観察はハエを同定する上で避けては通れないもの。
逆に言えば、(科レベルなら)翅があればだいたいわかる!(強気)
翅脈には名前が付いていて、一番外側はC脈、次いでR脈、M脈・・・という呼び名です。
ちょっと前の資料では肘脈とか臀脈・・・なんて呼ばれ方もあります。
上の図ですが、なんとなくで名前をつけているので当てにしないでください。。
(一応、有名な書籍である”Manual of Nearactic Diptera”を参考にしています。)
ここまでやるのは余程のマニアなので、あくまでも参考程度に。

この翅脈を見ると、M1とM2が”Yの字”になっています。
ここがYなら、、「クロバネキノコバエ!
と条件反射で思ってしまいがちですが、
クロバネキノコバエの翅脈はこちら
IMGP9759

IMGP9765
どこが違うねん、と言われそうですが、

kurobane-wing

青のY字はタマバエにもありました。
一方で黄色のH字も特徴的です。
クロバネキノコバエはこのH字の下、赤いラインで示した部分がキレイに一直線になっているという
特徴があります。

tamabae-wing
今回のハエのH字、見事にひしゃげています。言われないとわからないようなH字ですね。
このハエはクロバネキノコバエではなく、「タマバエ」という結論になりました。


300px-Cecidomyiinae_wing_veins.svg
参考に、別のタマバエの翅脈です。
タマバエにはM脈(Y字のやつ)のあるタイプと無いタイプがあり、無いタイプの方がザ・タマバエ
という感じでわかりやすいです。
300px-Lestremiini_wing_veins.svg
これもタマバエ。M脈あるタイプです。
この翅からはクロバネキノコバエで見た”H字”がわかりません。
脈をたどればちゃんとあるのですが、ひしゃげてしまっています。

専門用語マシマシになってしまいましたが、とにかくY字があっても油断するべからず。
ちゃんとH字もあるか観察しよう!という結論です。

もちろん他にも
- 単眼があるか:ザ・タマバエ翅脈は単眼ない。M脈あるタマバエ翅脈には単眼有る
- 足先の節の長さはどうか
- 脚のトゲがあるか
といった情報を組み合わせて同定する必要があります。


M脈の無いザ・タマバエは植物体に虫こぶを作って寄生生活をします。
一方M脈のあるクロバネキノコバエ似のタマバエは、幼虫が土中の菌類や腐敗植物質を食べます。
生態までクロバネキノコバエに似ているのですね。
(”屋内害虫の同定法 (2)双翅目の科の検索表” 田中2000より)←めちゃ役に立ちます。
グーグルで調べるとダウンロードできますので、ぜひ。


川竹

tojiyan at 08:45|PermalinkComments(0)

September 19, 2018

ヒアリじゃないアリ

久しぶりの登板となります、前田です。
レギュラーの座は既に川竹君・伊藤君へ譲っておりますが、今後もたまに守備固め程度に出てきます。

P9130662



















ところで今回の話題はこちら、秋の風物詩とも言えるキイロシリアゲアリの羽アリです。
世間的には数年前まで「灯りの下や窓周りの壁にたくさん飛んで来る変な虫」程度の認識でした。
それが最近では「ヒアリじゃないの?」という不安を煽る存在に変わりつつあります。
そこで今回はヒアリ・キイロシリアゲアリの(女王アリ同士の)簡単な見抜き方についてご紹介します。


【見るべきところ】
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専門的に見れば色々とチェックすべきポイントがありますが、今回は簡易に同定できる部分に絞り込みます。
そしてその注目すべきところとは腹柄と呼ばれる胸部と腹部をつなぐパーツです。
上に掲載したキイロシリアゲアリ羽アリ(女王)の写真では青丸部ですが、ここを見ながら進めていきます。

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これはキイロシリアゲアリを真上から撮影した写真で、青い矢印で示しているのは腹柄と腹部の繋ぎ目です。
ご覧の通り上から見ると腹柄が腹部の上に乗っかっているように見えます。

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それを今度は横から見ると、こんな感じになります。
このように「腹柄と腹部の繋ぎ目」は腹部の真ん中ではなく、かなり上側に来ています。
写真に補助線を引いておりますが、「胸部と腹柄の繋ぎ目」から見ても上側へと外れます。

図2



















参考にヒアリの写真を掲載しますが、ヒアリの場合は腹部の真ん中あたりに繋ぎ目がきます。
キイロシリアゲアリのようにかなり上の方にくることがありません。
このように(羽アリが)手早くヒアリかキイロシリアゲアリか判断したい場合は腹柄の位置を見るのも手です。

【余談:繋ぎ目が上側にあるために出来る芸当】
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上の写真は私のピンセットに反撃を試みる女王アリですが、ご覧のように腹部がかなり曲がります。
極端な言い方をすると腹柄が腹部を上から掴みあげている感じなので、上へ振り上げることができるのです。
なんかサソリのようで凶悪な印象を受けますが、よほどいじめない限り刺されるなどの被害は無いと思います。

【余談:セミナーの御案内】
ところでヒアリと言えば「殺人アリ」との見出しで連日報道されていた時期が懐かしいです。
そして他にもアルゼンチンアリ、セアカゴケグモなど忘れ去られそうになっている外来生物は数知れず。
加えてヒトスジシマカが媒介するデング熱の話など、「今は果たしてどうなった?」という案件も多いです。

そこで今回は関東エリアセミナーにて、外来生物のお話も含めたセミナーを開催します。
埼玉県での開催となり日にちも9月21日と迫って来ておりますが、まだ参加申込みを受け付けております。
当日の飛び込み参加も大歓迎ですので、興味があれば是非お越しいただければと思います。

環境機器(株)主催 関東エリアセミナー(埼玉会場)



【余談:過去の記事】
過去にもキイロシリアゲアリに関する記事も掲載しております。
なんか適当過ぎて怒られそうなヒアリとの区別方法を記載した記事もありますが、よろしければご覧ください。

・カップルを作ってください・キイロシリアゲアリ編
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-09-15.html
・針のついた羽アリ
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-09-09.html
・秋の黄色いアリ
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2016-09-14.html
・キイロシリアゲアリの羽アリ
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2015-09-10.html
・刺すアリ
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2013-09.html

前田


tojiyan at 15:00|PermalinkComments(0)

August 20, 2018

さなぎのなかみ

ノミバエ製造工場が勝手にできあがり、資料や実験に役立っています。
今日もたくさんの蛹が捕れました。


P8200696
こちらがノミバエの蛹。ツノが1対あるのが特徴的で、簡単に判別できると思います。


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横からみた図。左側が接着面で、壁などにくっついて蛹になります。
すでに羽化直前の様子で、上に目が、その下に脚らしきシルエットがみえます。

P8200700
蛹をピンセットでつまんだところ、節に沿った割れ目が簡単に入ってしまいました。
ノミバエくんごめんね!と思いながら、ついでに解剖開始。
針で殻を取り除く際、ツノのある節が縦に割れました。
ツノが生えているのは肩あたりでしょうか。

イエバエなどは額嚢(がくのう)と呼ばれるフクロを額から膨らませて蛹の殻を破ります。
一方ノミバエは額嚢が無い比較的原始的なハエであり、額嚢を使わない分
殻が非常に破れやすい構造になっていると考えられます。


P8200704
全部出てもらいました。もうほぼほぼノミバエです。
翅はまだ小さくしぼんでいます。羽化後に体液を通すことで、翅を広げます。
特徴的な後脚もコンパクトに畳まれていますね。

タイミングが合えば羽化動画を撮りたいと思っています。はたして成功なるか!


成虫も幼虫も駆除できるのでおすすめの逸品「ファーストキルN


川竹

tojiyan at 18:12|PermalinkComments(0)

August 02, 2018

めざせコバエマスター!

前回ノミバエが大量発生!という記事を書きましたが、もう一つワンサカ湧き出している虫が居ます。

P8020685
うーん、黒いハエ!(同定終了)


・・・では開発部の名が泣いてしまいます。
皆さんは何のハエかわかりますか?
■触角
太い棍棒状(もうこれだけで分かりますが)

■翅
翅脈はよく見えないけれど、上端に黒い筋が目立つぞ

■体
ノミのように縦に扁平
(脱線)扁平な虫は寄生生活をするのが多いという噂が。はたして。

■脚部
特別長くない、目立った節は見られない

などなど、虫の同定には様々な形態的な特長を照らし合わせる必要があります。
ツノが生えてるからカブトムシ!のように単純に言えたらどれだけ楽なことか。
写真の虫は「ニセケバエ科の一種」になります。
PCOとしては是非とも知っておきたいベーシックなコバエですね。

実はこのニセケバエ、皆知っているある場所から大量発生したものなのです。
僕自身とてもビックリしたある場所とは・・・??
8月の基礎セミナー「コバエ類の同定」で発表いたします!
無料セミナーですので、是非ご参加ください!受付はこちら


さて、虫を覚えるときにオススメなのが、お絵かき。
手を動かして、イメージで覚えて脳に虫のシルエットを焼き付けましょう!

180802ニセケバエスケッチ
こんな感じ?細かな特長も、お絵かきで意外と覚えることができます。
コバエマスターになって一目置かれる存在になりましょう!
(はまりすぎると距離を置かれる存在になっちゃう^ヮ^)

川竹

tojiyan at 15:40|PermalinkComments(0)

May 01, 2018

騙し騙されガガンボ

連休は実家の名古屋に帰省してのんびりしていました。
虫屋さんなので「キセイ」って打つと「寄生」が一番に出ます。


さて、「こんな虫がいたよー」と教えてもらった下の子。みなさん何の虫かわかりますか?
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まず翅が2枚、平均棍(翅の下側にある、先端が膨らんだ小さな棒)が2本なので、ハエ(双翅目)の仲間です。
双翅目は触角の節がたくさんあるか、少ないかでグループが分かれるのですが、いわゆるハエっぽいか、蚊っぽいかの違いです。この子は糸状の触角なので長角亜目(蚊っぽいグループ)です。
あとは翅の脈に中室があったり、異様に脚が長かったりする点などなど・・から
ガガンボ科
です。
ガガンボは大きく目立つ種も多く、この写真の子は脚を伸ばすと手のひらサイズ以上になります。
時に「吸血するのでは!?」と恐れられたりしますが、血は吸いません。
何も食べないか、水や花の蜜をエサにしているようです。

ヒトへの被害はほぼありませんが、強いて言えば体が非常に脆いために折れた足先などが異物として製品に混入してしまう危険性があげられます。
ガガンボの標本づくりは難しく、慎重に作っていてもすぐに脚がポロポロと取れてしまいます。脚が長いので標本箱のスペースも取りますし、あまり気乗りのしない虫です。

現場レベルでは足の長い蚊っぽい虫を見たら「ガガンボですね」でおわりですが、ガガンボっぽい虫には実は様々な「科」が含まれるので、安易に「ガガンボ科」と言えないのがコワイところ。
僕も詳しくないので割愛しまくりますが、冬場によく見られる「ガガンボダマシ科」を紹介します。

ガガンボダマシ

捕虫紙に捕まったガガンボダマシ。見た目はTHEガガンボですね。

ガガンボダマシ翅
前翅を拡大。翅の脈は虫の分類を知るための情報が詰まっています。
ガガンボダマシとガガンボを分けるのは、赤い矢印の脈「臀脈でんみゃく」です。
脈にもそれぞれ名前が付いているのです!ひええ
この脈が写真のように折れ曲がっていたらガガンボダマシ、まっすぐ伸びるようであればガガンボ!
…と思っていただければ大丈夫です。

ちなみに「ガガンボモドキ」という虫も存在するので、たまにごっちゃになる時があります。
ガガンボモドキはハエではなくシリアゲムシの仲間。
遺伝的に遠い虫が同じ様な形になるのはとても興味深いですね!

今日から使える虫トリビア、飲み会の席などでぜひご披露ください。
(何言ってんだこいつ、という目で見られます)

川竹

tojiyan at 12:09|PermalinkComments(0)

October 29, 2017

リバーシブル

豪雨の休日の中、粛々と進められる捕虫紙検定。

IMGP9260




















翅を見ればどう考えてもチョウバエ。
でも脚が妙に長い・・・。

IMGP9261




















捕虫紙を裏返すとノミバエ。
ノミバエとチョウバエが捕虫紙上でクロスプレーしてるだけでした。


ムシポンの捕虫紙は半透明なので、慣れれば裏側にいる虫も捕虫紙をひっくり返さずに同定できます。
しかし、捕獲数が特に多い場合は片面だけでなく裏面も念のため確認しておきましょう。


前田










虫をおびき寄せる上で大切な役目を果たすランプの交換時期も確認しておきましょう。
ムシポンの交換用ランプはこちら


tojiyan at 12:57|PermalinkComments(0)

October 14, 2017

惰性に任せてはいけない検定業務

シバンムシばかりが捕獲されている捕虫紙が届きました。

CIMG4738



















カウンターをカチカチ鳴らしながら数を集計するだけの簡単な作業です。

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しかし、油断は禁物。

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こっそり捕獲されている、そっくりさんに注意が必要です。
色もサイズも紛らわしいカメムシが2〜3匹一緒に捕獲されていました。
似たような検体が並ぶ状況では、体形や手足の長さの違いを意識しておくのも手堅いと思います。


前田








タバコシバンムシばっかり捕獲されます。ドームトラップ(タバコシバンムシ用)
ジンサンシバンムシを捕獲したい場合はハイレシス(ジンサンシバンムシ用)


tojiyan at 07:00|PermalinkComments(0)

September 30, 2017

蚊に紛らわしいキノコバエ

通勤途中にすれ違う人たちの服装が厚くなってきているように思います。
そして帰宅する時は既に日が落ちて真っ暗で、会社の行き帰りに季節の変化を感じます。
それは捕虫紙に捕獲される虫の種類が少しずつ変化しているという形でも現れています。

CIMG4560



















さて、写真は蚊専用捕獲器「BGセンチネル2」の検定作業中のものです。
まだヒトスジシマカが捕獲されていますが、秋になり徐々に個体数が減りつつあります。
その代わりに捕獲され始めたのは黄色っぽいコバエ・・・なんとなくアカイエカに似ています。

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そういう時は翅や触角、足の形に注目してみましょう。
足の基節(足の付け根のところ)が全て密着し、脛節から大きなトゲ状突起が2本出ています。
これはキノコバエ科の一種です。

CIMG4562



















仮に蚊の仲間であれば、血を吸うためのストローのような口吻が伸びているはず。
キノコバエ科には無いパーツです。

CIMG4566



















そして翅には翅脈(翅の模様のようなもの)に沿って毛が生えています。
これもキノコバエ科には無い特徴です。


他にも色々と同定のポイントはございますが、これらを一つ一つチェックしていきましょう。
特に季節の変わり目は捕虫紙に捕獲される虫の種類も変わっているかもしれませんので要注意です。


前田












コバエ類同定のキーポイントを押さえた一冊です。
微小飛来昆虫の屋内侵入



tojiyan at 07:00|PermalinkComments(0)

September 29, 2017

虫の死骸から湧く虫

お食事中の方は早々にお帰りいただければと思います。

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さて、明け方はすっかり寒くなり、秋の気配が一層濃くなってまいりました。
弊社で飼育していたカブトムシ♀も9月28日という私にとっての最長記録を残して死んでしまいました。
その水槽に今度はサツマゴキブリを移住させようとしたところ、サツマゴキブリも数匹死亡しておりました。

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死骸の表面には肌色の粉が吹いており、そして光に当てるとモゾモゾと動き出しました。
不審に思い顕微鏡で観察すると、多数のコナダニっぽいダニがうごめいていました。

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せっかくなので実験に使おうと思い、他の容器に移そうとしたところ、死骸の傍らで悶えているものが。
肉眼でもはっきりと分かるノミバエの幼虫です。
そういえば最近飼育室にノミバエが多いなぁと思っていたのはこれが原因か。

CIMG4705



















ふと、この死骸からどのくらいのノミバエが発生できるのかと思い、死骸を解剖しようとしました。
腹にピンセットを突っ込むと頭の横から押し出されるように幼虫が出てきました。
この時点でもう止めようと思いましたが、腹の一部分だけでも確認しようと意を決し切開。


その切った隙間から2〜3匹、もぞもぞしているのが見えましたので、まぁこんなもんだなと思い作業を終了。
特にクロゴキブリなど大型の害虫は、殺虫した後の死骸処理も大事なのかもしれません。


前田









排水溝などから発生するノミバエ・チョウバエ対策にコバエ用ムース




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