商品(その他ムシ)

September 14, 2018

フライヘル特許とりました!

今日のハンカチの柄、ヒメトビケラっぽいなあと思いながら家を出た川竹です。
「モルダー、あなた憑かれてるのよ」


さて弊社開発商品「フライヘル」がこの度特許を取得いたしました!
めでたい!

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ショウジョウバエなどのハエは常に飛び回っているわけではなく、案外頻繁にどこかにとまって
休憩をすることがわかってきました。
そんな習性を巧みに利用して生み出された商品が「フライヘル」でございます。

疑似プラントに殺虫剤を特殊コーティングしており、葉に止まった虫が殺虫剤に触れて下に落ちる。
製品には受け皿が付属していますので、虫は皿に集まります。
誘引源は付けていませんので、風除室に置いても外から虫を寄せることはありません。
見た目はただのインテリアグリーンなので、飲食スペースの片隅でも大活躍!

捕獲される虫は様々。クロバネキノコバエ、ノミバエ、チョウバエ、ユスリカ、ショウジョウバエ・・
(参考:速報!捕虫器フライヘルの実力
これらコバエ類にお困りの現場では特にオススメです!


今までに無かった機能性インテリアグリーン「フライヘル」。
虫のマニア専門家が集う環境機器だからこそ開発できた商品と言えましょう。
是非お試しください。お問い合わせは弊社まで。

フライヘルタペストリー1



tojiyan at 14:17|PermalinkComments(0)

August 17, 2018

セアカゴケグモの防除方法

久しぶりの登板となります、前田です。
執筆担当者の座は既に川竹君、伊藤君に譲りましたが、時々臨時でお邪魔させていただければと思います。

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ところで、本日のお題はこちら、セアカゴケグモです。
8月16日の京都新聞に、滋賀県野洲市にある墓地で大量に発見されたとの記事が掲載されておりました。
そこで今回は本種はどのような害虫で、駆除方法はどうすればいいかについて簡単に振り返ってみましょう。

【まずは見た目から】
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本種は幼虫・成虫、また成虫でも雄と雌で外見が異なる点に注意が必要です。
写真はセアカゴケグモと聞いて真っ先に思い浮かべるクモの姿と思いますが、これが雌成虫です。
全身が真っ黒で、腹部の上に赤い「砂時計のような形」の紋がついているのが特徴的です。

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そして時々、腹部に赤い紋以外に白い筋が走っているものを見ることもあります。
これは別種ではなく、セアカゴケグモの雌の亜成虫です。
平たく言えば、もうちょっとで成虫になれる幼虫、といったところでしょうか。

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さて、次に幼虫ですが、雌成虫とは似ても似つかぬ姿をしています。
頭胸部や脚が黒い点は共通ですが、腹部に至っては灰白色、そこに黒い筋が2本並んでいます。
初めて現場に出た私もそうでしたが、何も知らないままだとうっかり見落としそうになります。

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そして雄成虫はこちら、カラーリングも見た目も幼虫とよく似ております。
ただ、赤丸部で示した通り、頭胸部の先端にパンチグローブのような白いものがついています。
これは触肢といわれる部位の先にある生殖器であり、雄では大きく膨らむため外見上の特徴となります。

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また、これは現場で殺虫した雌成虫の死骸を持ち帰り、その後解剖して取りだした毒牙。
これでチクリとやりますが貫通力は低いようで、手袋や服の上から咬まれた程度なら大丈夫と思われます。
なので、本種が生息してそうな場所で作業をする場合、手袋などで素肌をしっかり防御するようにしましょう。

では、本種が生息していそうな場所とはどこか、具体的に見ていきましょう。

【生息してそうな場所】
大量捕獲現場2




















まず真っ先に調べておきたいのがグレーチングとも呼ばれる溝の蓋、これの裏です。
公園であれば町内清掃の時、墓地であればお盆の掃除の時に注意したい場所です。
また、個人的な感覚で恐縮ですが、何となく日当たりの良いところは生息が多い気がします。

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さて、そのグレーチングを裏返すと、写真のような落ち葉や虫の死骸がたくさん絡まったものが出てきました。
こんなものが見られた場合、そこがセアカゴケグモの巣である可能性があります。

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その際に決め手となるのが写真のような白いボール状のもの。
これはセアカゴケグモの卵がたくさん詰まった卵塊です。
他のクモにも似たような卵塊を産むものがいますので断定は禁物ですが、注意しておきましょう。

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なお、注意深く観察すると、クモそのものを発見できる場合もあります。
雄や幼虫は小さいので見つけにくいかもしれませんが、雌成虫は分かりやすいです。

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次に調査をしたいのがコンクリートブロック、その空洞部です。
一般家庭であればガーデニングや駐車場の掃除の時などに注意が必要な場所です。

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この場合もグレーチングの裏と同様に、巣のようなものや卵塊があれば注意が必要です。
おもむろにクモが飛び出してくる場合もありますので気をつけましょう。
ただ、積極的に咬みに来ることはありませんので、服の上に飛び移られても落ち着いて対処しましょう。

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それと、これは施設内や建物周辺への防除作業をする際にチェックしたいポイントになります。
ガードレールやフェンスの隙間、その支柱の空洞内部です。
人との接触機会は低いのですが、忘れず薬剤施工しておきたいです。

卵鞘アップ





















隙間に積もった落ち葉に紛れて卵塊があったり、成虫が潜んでいる場合があります。
その場合はエアゾール剤(例えばクモの巣消滅ジェットなど)を用いて対処しましょう。

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あとは公園やバス停のベンチの裏が挙げられます。
頻繁に人が座ったりしますので、見逃さないようにしましょう。

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ベンチの裏に隠れていた事例。
思わずぞっとしました。

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あと、細かいところを挙げれば、壁に一定間隔おきに設けられている抜き穴の配管内部です。

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この場合も巣らしきもの、卵塊らしきものがないかも頭の片隅に置きながら調査します。
また対処法にはガードレール・フェンスの時と同様にエアゾール剤が適しているでしょう。

ところで、広範囲にわたる防除作業の場合、水で薄めて散布できる液剤が適しています。
どれが効果的なのか、実験結果も交えながらご紹介します。

【サイベーレ0.5SCを用いた殺虫試験】
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今回は様々な害虫に効果があり、クモ類に対しても優れた殺虫効力を持つサイベーレ0.5SCを利用しました。
施工場所はグレーチングの裏とし、ここに潜むセアカゴケグモを対象に評価試験を実施しました。

IMGP4544ちょっとだけ巣あり


















グレーチングの下を覗いての一枚。
上から垂れさがった網状の糸に落ち葉や昆虫の死骸が多数絡まっております。
いかにもという雰囲気を醸し出しています。

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さて、そのグレーチングをまずは手袋をはめた手で慎重に裏返しました。
そして、巣を除去しながらそこにいたセアカゴケグモの個体数をカウントしました。
これを14枚のグレーチングで実施しました。

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その後、サイベーレ0.5SCをスプレヤーを用いてグレーチングの裏と、それと接している側溝へ散布。
スプレヤーは噴霧器GS006噴霧器#530といったものが比較的準備も簡単で使いやすいです。
なお、今回は効力判定のため14枚のグレーチングのうち7枚に散布、残り7枚には散布していません。

図1






















そして学会発表のスライドのスクリーンショットで恐縮ですが、試験結果はこちら。
一度巣を撤去した影響か、施工当日はから1週間後には散布した場所・してない場所も激減しています。
しかし、そこから散布していない対照区では個体数が緩やかに回復。
一方で散布した施工区では1ヶ月が経過してもセアカゴケグモの姿を見ることはありませんでした。

日程の都合上、その後2ヶ月、3ヶ月経過してからの様子は観察しておりません。
ただ、この結果よりサイベーレ0.5SCはセアカゴケグモに有効で1ヶ月程度の残効性があると示唆されました。


セアカゴケグモ対策でお困りの方がおられましたら一度、ご検討いただければと思います。

前田



tojiyan at 11:17|PermalinkComments(0)

December 03, 2017

汚水槽を制圧せよ!「ファーストキル施工応用編」

クリスマスになるとサンタさんは煙突から家の中に入り、子供たちにプレゼントを届けに来てくれます。
そしてクリスマスで無くてもチョウバエなどの害虫はマンホールを通って屋内へ侵入し、被害を届けにきます。
そんな彼らに返礼の一つでもしてやれないかということで、ちょっとしたオプションパーツが開発されました。

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使用するものは昨日もご紹介しましたファーストキルTとマイナスドライバー、またはペンチといった工具。
それと何か見慣れない管のついたキャップ・・・これがそのオプションパーツです。
「地下ピット注入ノズル」という商品名で取り扱っております。

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さて、その前にまず状況の整理から始めましょう。
ご覧のようなマンホールの下には汚水槽があり、そこで発生したチョウバエやノミバエが問題となります。
特に老朽化したものであれば蓋の周りに隙間が多く、そこからポンポン飛び出してきます。
こういった隙間をガムテープやパテで封鎖するという案もありますが、根本的な解決にはなりません。

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とりあえず作戦を立てるために汚水槽の中をのぞいてみると、水面上に汚泥が浮かんでいます。
(写真は清掃直後の比較的きれいな状態で掲載しても大丈夫そうなものを使用しております)
その汚泥の表面にチョウバエやノミバエの幼虫が這い回っています。
これらをやっつけるために良い殺虫剤はなんだろう・・・?

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ということであれば、デミリン発泡錠などを使用すればよいという考えになります。
ただし、そのまま使用しても水中で拡散し、汚泥の上に達しないので思うような効果が得られません。
そんな時は苦肉の策ですが、いったん水に溶かしてから噴霧器で汚泥上へ散布するとよいでしょう。
殺虫剤も当たらなければどうということはありません、害虫の活動範囲内へしっかり施工しましょう。

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ところが厨房のグリストラップ程度ならそれで十分なのですが、汚水槽ではどうでしょうか?
広さは縦横が大体3メートル、深さもそれくらいあると思われます。
そんなところへ噴霧器を用いて隅々まで殺虫剤を散布するのはなかなか手間も時間もかかります。

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おまけに壁面にも汚泥がこびりついており、そこからチョウバエやノミバエの発生も見られます。
(写真はイメージモデルとして、汚水槽の中ではなく食品工場のグリストラップの画像を使用)
ココにもきっちり殺虫剤を付着させなければなりませんが、噴霧器では到達しないところもあると思います。
もう少し確実かつ手軽にできる方法はないだろうか・・・?

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そこでようやく本題に入りますが、ガス状の殺虫剤を汚水槽の中へ充満させる考え方もあると思います。
その中でも昨日ご紹介したファーストキルTは幼虫の発生を阻害するIGRも利用しており適任と言えます。
そしてその施工方法について色々と検討し、そこから生まれたのが「地下ピット注入ノズル」なのです。

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使用方法としては、まずマンホールの蓋をちょっとずらし、隙間を開けておきます。

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そして地下ピット注入ノズルのノズルを差し込みます。

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あとはキャップの押しボタンをプッシュして放置するだけです。
後述の通り、勝手に缶の中身が無くなるまで噴霧を続けてくれます。
噴霧が終了する目安としてはおよそ8分です。

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汚水槽の中にリモコン操作できるカメラ(CASIO EX-FR100)を吊り下げて撮影した写真。
内部に噴射ガスがきちんと充満していることが分かります。
これでバッチリです。

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なお、ファーストキルTに地下ピット注入ノズルを装着するには若干の工作が必要です。
まずはマイナスドライバーなどを使って元々ついているキャップを外します。
(割と簡単に取れますが、指を怪我したり、誤って噴霧させたりすることがないようご注意願います)

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ペンチでむしり取ってしまうというのもアリだと思います。

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元々ついていたキャップを外し終わったら、地下ピット注入ノズルのキャップを慎重に取り付けます。
(比較的簡単にフィットしますが、間違ってボタンを押して噴霧されないようご注意願います)

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なお、この地下ピット注入ノズルのキャップについているボタンですが、ご覧の通りツメがついています。

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ボタンを押しこむとツメがキャップの底面にひっかかり固定されます。
つまり一度ボタンを押すだけで全量噴霧モードとなり、放っておいても缶の中身を出し切ってくれます。

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裏から見た様子。
写真赤丸のところを見れば、ボタンのツメがしっかり引っかかって固定されているのが分かります。

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なお、使用後は少し力をかけて引っ張ると、固定が外れて元に戻り、再使用できます。
(あまり何度も繰り返すとツメが舐めてしまい固定できなくなりますが)
お手数ですが予備をご用意いただき、使えなくなり次第交換という形が推奨されます。


汚水槽から繰り返し発生するコバエ類に困っている、という方は是非一度ご検討ください!


前田



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December 02, 2017

害虫を根本的に駆除!「ファーストキルシリーズ」

郵便局の傍を通ると年賀状、休憩で入ったコンビニではクリスマスケーキの文字が目に映ります。
そしてスーパーのちらしに躍る年末セールの文字、社内で飛び交う大掃除の声、目を背けたいサンプルの山。
そんな年末の掃除に殺虫剤の話を強引に絡めながら、今日は商品紹介をしたいと思います。

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さて、今回のお話の舞台は飲食店や食品工場、製菓工場といった食品を製造・調理している現場です。
特にこれからの時期はクリスマスシーズンのため設備もフル稼働しているのではと思います。
そんな製造の過程で床に落ちた小麦粉が、部屋の隅や機械の足元などへ徐々に溜まっていきます。

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こういった粉だまりを放置しておくと、シバンムシやメイガ類など貯穀害虫の温床となります。
そのため害虫防除の観点からも、これら発生源となるものは定期的に清掃し、除去する必要があります。

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しかし、そうは言ってもなかなか清掃を徹底できない事情があると思います。
例えば毎日稼働させる機器類周りはどれだけ丁寧に掃除をしても翌日にはまた粉まみれになっています。
また、毎日丁寧な清掃をする時間的余裕もなく、結果的に粉だまりができてしまうのではと思います。

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さらに天井付近といった高所では、H鋼の内側などに粉が雪のように積もっていることも珍しくありません。
こういった場所は清掃しようとすると大がかりになってしまい、そうそう頻繁に実施できるものではないでしょう。
小学生の頃によく遊んだ「高鬼」は、高いところにいる対象へ鬼はタッチできないというルールでした。
まさにその鬼役になって貯穀害虫を睨んでいる気分にもなります。

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あと、これは非常口の電灯の上を撮影した写真で先ほどのH鋼の事例とよく似ています。
「毎日掃除してください」と言われても「面倒だ!」と返したくなります。
また、こういうところは梯子に乗って作業することになりますので安全対策にも気を配らなければなりません。
余計、腰が重くなります。

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そこから視線を横にずらせば視界に入る換気扇の周りやそのダクトの中はもっと厄介。
操業中は止める訳にもいかないでしょうですから、手の出しようがありません。
じゃあ操業が終わってからメンテナンスをしようかと言いだすと、どうでしょうか?
長い一日の作業が終わり、家族や温かい夕食が待っていることを思うと、いまいち気乗りしません。

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他には積もるほどではないにせよ、天井裏がうっすらと雪化粧ならぬ小麦化粧になっていることもあります。
ネズミの活動が多い場所でもあるのでネズミ用粘着板を設置し、後日チェックしてみましょう。
すると少数ながらシバンムシが捕獲されており、小規模の発生源となっていることを静かに物語ります。

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最後はあまり動かすことの無いパレットの下もゲレンデのようになっていることが多いです。
余談ですが、こんなところにネズミ用の粘着板を置くと、1ヶ月も経たないうちに粉が積もり無力化されます。
ネズミ防除の際にも個人的には嫌な場所であります。

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・・・と、貯穀害虫の発生源除去が難しいことを散々書いたところで解決策となる商品の紹介です。
右はファーストキルN、左はファーストキルTで、どちらも剤型はエアゾール剤です。
また、Nは通常のスプレータイプ、Tが一度ボタンを押すと中身が無くなるまで止まらない全量噴霧タイプです。

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有効成分は2種類が混合されており、1つは直接噴霧時に高い即効性を示すピレスロイド系です。
そしてもう1つは幼虫の体内に取り込ませることで次回の脱皮を阻害して致死させるIGR剤です。
特にIGR剤は効果の持続期間が長く、一度噴霧するとしばらくの間害虫の発生を抑制してくれます。
そしてかつ、人畜に対する安全性が高いという長所も見逃せません。

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以上の特長から、清掃と清掃の期間が長く空いてしまう場所への定期施工にお勧めです。
ではどうやって施工するかという問題がありますが、高所へは全量噴霧型のTが適しています。
噴霧ガスが3メートルほど噴き上がった後、有効成分が周りに降下していきます。
その過程で柱の上やH鋼の内側へと付着していきます。
また、天井裏などの広い空間に対してもTの使用がお勧めです。

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一方で設備の隙間や機器類の足回り、壁やダクトの中であればピンポイント施工のできるNがお勧めです。
また、隙間の奥へ施工する際に便利な細長いノズルの付属していますので安心です。


対象害虫はシバンムシ類やメイガ類といった貯穀害虫が中心です。
また、チャタテムシ対策にも好評をいただいております。
これらの害虫でお困りの方がおられましたら、是非一度ご検討いただければと思います。


前田



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October 17, 2017

フライヘル設置試験・秋の陣

先週から全国各地で雨が降り続けており、いよいよ毎日が肌寒くなってまいりました。
そしてこれだけ気温が低ければ昆虫の活動も鈍くなるだろうと思いつつ、継続中のフライヘル試験。
夏から秋にかけての捕獲データがまとまりましたので、ご報告させていただきたいと思います。

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今回も主に野菜を取り扱っておられるお店の方にご協力いただき、試験を実施いたしました。
試験期間は9月4日から10月11日までとし、お店の中にフライヘルを3個設置させていただきました。
なお、過去の試験やフライヘルそのものの概要につきましては下記の記事をご覧いただければと思います。

・新商品・フライヘル(フライヘルの概要に関する記事です)
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-02-14.html
・クロバネキノコバエ対策withフライヘル
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-06-02.html
・速報!捕虫器フライヘルの実力(梅雨前後の捕獲データをご紹介)
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-06-12.html
・日曜日のフライヘル
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-06-18.html
・続・フライヘルの捕獲試験(お盆前の捕獲データをご紹介)
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-09-08.html


さて、どんな虫がどのくらい捕れたのでしょうか?そもそもまだ虫たちは活動しているのか?
結果は下記の通りです。

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今回の捕獲数1位に輝いたのは前回と同様にノミバエ科で合計238匹でした。
なお、総捕獲数は457匹でしたので、約半数以上がノミバエ科という計算になります。
この現場ではノミバエ科に絶大な効果があるなぁという印象を受けます。

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そして捕獲数2位は前回と変わらずチョウバエ科で合計142匹捕獲されました。
全体の約3割を占めており、ここの現場ではチョウバエ科にも有効なようです。

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また、3位も前回と変わらずショウジョウバエ科でした。
捕獲数は27匹とかなりダウンしました。

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あとは一ケタ台の捕獲が続きます。
梅雨の前後であれだけ捕れていたクロバネキノコバエ科は9匹だけでした。
捕虫紙の捕獲結果からも季節の変化が感じられます。

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たまたま引っかかったと思われるガガンボ類。
写真を撮り損ねましたが、ユスリカ科やタマバエ科も少数捕獲されていました。

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お店の中に設置したライトトラップにはちょこちょこ捕獲されていたアメリカミズアブもこの通り。
本種のような大型のハエもばっちり捕獲できるようです。

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これは捕虫紙に引っかかったまま蛹になり、そして羽化したものの脱出に失敗したアメリカミズアブ。
どんなシチュエーションでも逃さずキャッチ!

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さらに何故か毎回捕獲されるノシメマダラメイガ。
捕まえられる瞬間を見ていないので何とも言えませんが、付近を飛び回るうちに引っかかるのでしょうか?

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加えて、メイガ類とともに貯蔵食品の大敵となるシバンムシ類もご覧の通り。
ただ、そんなにたくさん捕れる訳ではありません。

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これは今回が初記録だと思われるカゲロウ目の一種。
この時期にまだ発生していることと、何故か捕獲されることに驚き。

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チャタテムシはチャタテムシでも翅のついた種類も今回は記録されました。
なお、チャタテムシと言えばカビから発生する虫ですが、秋のセミナーではカビ対策についてもご紹介します。
セミナーの詳細・お申込みはこちら

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前回に続き2例目となったハサミムシの捕獲、それとアブラムシ有翅虫。
流石のアブラムシもまさかフライヘルを餌となる植物と勘違いしたのでしょうか?

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ハサミムシと一緒の捕虫紙についていると嫌がらせかと思いたくなるほど間違えそうなハネカクシ。
飛んでいる時に捕獲されたのか、歩行中に捕獲されたのか謎なまま。

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歩行性害虫と言えば、ヤスデの一種も捕獲されました。
植木鉢の下でよく見かけるヤスデ類ですが、フライヘルにも寄りついてくるとは・・・。

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そして外からジャンプして入ってきたのかと考えてしまうトビムシの姿も。
地面に置いておくとこのように徘徊性昆虫もちょこちょこと捕れますね。

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そして今回の謎の虫枠、食菌性の甲虫と思しきもの。
2匹捕獲されており、もしかすると乾燥果実類の残渣から発生しているのかもしれません。


ところで、フライヘルを販売させていただいたから、あれこれ半年以上は経ったと思います。
そしてフライヘルの交換時期についてですが、半年を目安とさせていただいております。
春先からご利用いただいております皆様には、そろそろ交換のほど、お願い申し上げます。


前田




冬になってもやるの!?やります!フライヘル捕獲試験。
冬の陣にもこうご期待!


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September 26, 2017

カメムシの季節

帰宅前の渡り廊下にて。

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オムライスの上に乗っかったグリーンピースみたいに、ところどころ緑色の塊が付いています。

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その正体は予想通りの大きなカメムシでした。

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廊下の壁から始まって扉のガラス面まで行く手を阻むかのように居座っています。
ホームベースみたいな形しやがって、コリジョンルールだコノヤロー!

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これでゲームセットだコノヤロー!と、カメムシ・クモ禁止区域で脅してみる。
なお、本製品は終売になったカメムシ・クモスプレー(400ミリ)の後継品でございます。
カメムシに直接噴霧して駆除するほか、侵入防止の目的で窓枠の周りなどに散布してもよいでしょう。


前田



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September 13, 2017

蚊専用捕獲器「BGセンチネル2」の実力

お昼に空を見上げると、白い雲を背景に無数の黒点となって浮かびあがるのはトンボの群れ。
そして夜帰宅すると、自室の白い壁に浮かぶのは飛蚊症ではなくヒトスジシマカの姿。
そんな蚊を次々と捕獲してくれる「BGセンチネル2」の試験データがまとまりましたのでご紹介します。

なお、BGセンチネル2の概要については過去の記事をご覧いただければと思います。
(新商品・蚊専用の捕獲器 http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-02-21.html

DSCN3056小鳥



















試験は関東地方にある公園の一角をお借りし、4月末から1ヶ月に2回の頻度で実施中です。
稼働時間は一晩だけ、そして翌朝に捕獲された虫たちを足立さんが回収し、後日私が検定するという流れ。
前田の検定、略して「まえけん」と足立さんにおだてられながら激励いただき、今日も顕微鏡机に座ります。

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さて、そうして進められた試験の結果、今のところ非常にたくさん捕れているのがこちらのヒトスジシマカ。
特に7〜8月は雨が降らない限り、一晩で200匹以上を捕獲するという驚異的な実力を見せつけました。
これを電源につないで1ヶ月回すとどうなるのか、きっと検定をする私の目が回るほど捕れるでしょう。

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そしてイエカの仲間もよく捕獲され、初夏は一晩で50匹以上という日もありました。
ヒトスジシマカより少ない印象を受けますが、これは両者で生息環境が異なるためだと思います。
イエカが多い現場であれば、絶大な効果を発揮してくれるはずです。

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なお、これからの季節はもう蚊がいないので、設置しても無意味ではという声もあるかと思います。
そんな時に思い出していただきたいのが地下ピットなどから発生するチカイエカです。
冬も活動し吸血被害をもたらす厄介な相手ですので、BGセンチネル2で一網打尽にしてあげましょう。

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ところで蚊専用の捕獲器を謳いながら、他にも様々な飛翔性昆虫が捕獲されます。
そう多くはありませんが、「お前は蚊じゃないだろ!」と言いたくなるユスリカも見つかります。

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飛翔力が弱くファンの吸引から逃れられなかったのか、時にはタマバエ科の姿もあります。

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また、同じ吸血性の昆虫であるためか、ヌカカ科も少数が捕獲されます。

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種類によっては体色が薄茶色で、アカイエカの死骸に混ざっていると間違いそうになるキノコバエ科。
翅に毛が無い、脚部の付け根(基節)が全て密着しているなどの差異がありますが、注意が必要です。

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他にはコマユバチかヒメバチかよく分かりませんが、小型のハチが出てくることもあります。

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小さい蛾の仲間も多くはありませんが、毎回必ず1匹は捕れているイメージがあります。
なお、個人的にメイガを誘引するフェロモンを中に入れて稼働させるとどうなるか?と考えることがあります。
もちろん捕れるのは雄ばっかりですが、現場によってはちょっと面白いことになりそうです。

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余談ですが、こいつは吸い込まれないだろう、というサイズの蛾が入っていて首をひねることもあります。

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さらに強引に蛾のつながりでいくと、チョウバエ(moth fly)が捕れることもあります。
ただ、これまで見た中では少数派です。

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なお、このBGセンチネル2にはオプションパーツが用意されており、LED灯を増設することもできます。
そうなると写真のようなゴミムシ類やコガネムシの仲間まで捕まるようになります。

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そして現在検証中のオプションに、遠隔で蚊や大きい虫、小さい虫の捕獲数を把握できるものがございます。
(本年度のペストロジー大会にて石川博士から発表を予定しております)
その大きな虫センサーに引っかかったのがこのカネタタキ、鐘ではなくセンサーのスイッチを叩いてくれました。
今後もどんな虫が捕獲されるのか、楽しみではあります。


前田



第33回日本ペストロジー学会大会の詳細についてはこちらhttp://www.pestology.jp/index.html









tojiyan at 05:00|PermalinkComments(0)

September 08, 2017

続・フライヘルの捕獲試験

みなさまから、その奇抜な見た目と確かな効果で好評をいただいておりますフライヘル。
夏の酷暑と周囲の冷ややかな視線にもめげず、お盆休みもなりふり構わず試験を続けました。
そしてそのフィールド試験の結果がまとまりましたので、ご報告させていただきたいと思います。

CIMG3941



















今回も主に野菜を取り扱っておられるお店の方にご協力いただき、試験を実施いたしました。
なお、過去の試験やフライヘルそのものの概要につきましては下記の記事をご覧いただければと思います。

・新商品・フライヘル
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-02-14.html
・クロバネキノコバエ対策withフライヘル
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-06-02.html
・速報!捕虫器フライヘルの実力
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-06-12.html
・日曜日のフライヘル
http://blog.mushi-taiji.com/archives/2017-06-18.html


さて、どんな虫がどのくらい捕れたのでしょうか?下記の通りです。

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今回、総捕獲数1位に輝いたのはこちら、ノミバエ科でした。
なんと358匹で全体の8割を占めておりました。

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次は前回と同様に2位の座をキープ、チョウバエ科でした。

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そして前回4位から3位、プロ野球ならBランクからAランクに躍り出たのはショウジョウバエ科でした。

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他には少数ながらユスリカ科の姿もありました。

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前回捕獲数で首位の座を勝ち取ったクロバネキノコバエ科は一気に4位まで後退。
5〜6月から一気に失速した形となりました。

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他にはコバチ類の姿もありました。

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メイガ類を含め、蛾類もある程度捕獲されるようです。

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シバンムシ類もおそらく偶然とは思いますが捕獲されました。

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そして「お前まで捕まってどうする!?」と言いたいクモの仲間。
普段は生ける捕虫器として活躍してくれますが、うっかりフライヘルにも捕獲されてしまうこともあります。

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おまけ、今回の謎の虫枠です。
どうして捕まったのかはおろか、そもそもどこから湧いてきたと聞きたいハサミムシの仲間。
1匹だけの捕獲でした。

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それと分かりにくいですがシミの仲間もこの通り。
状況からして、たぶん思いきってダイブしたのではないかと思います。


さて、このように色々な昆虫が捕まるフライヘル、ですが我々もつかまることがあります。
というのは試験中、お店に来られるお客様からも「なにこれ?」というご質問をいただくこともあります。
その都度説明をさせていただくのですが、「なるほどウチにも欲しいな」という有難いコメントをよく頂戴します。

葉っぱはおろか、開発したスタッフや試験を担当するスタッフの個性も尖ったフライヘル。
皆様にもぜひ、色々な現場でお試しいただきたいと思います!


前田



・・・数々の苦難を乗り越え、珍獣を見るような子供の視線に耐え、着々と試験現場も増えております。
続報にもどうぞご期待ください。


tojiyan at 05:00|PermalinkComments(0)

September 07, 2017

スミラブ粒剤とスミラブS粒剤

殺虫剤は色々な種類がありまして、選択肢が多いというのは使う側にとってありがたいお話です。
しかし、見た目や名前が酷似しており、何が違うのか分からないというケースもちょくちょくあると思います。
今回はそんなスミラブ粒剤について簡単に解説したいと思います。

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スミラブには「粒剤」と「S粒剤」があり、いずれも蚊の幼虫、つまりボウフラの防除に利用されます。
ボウフラの防除なので、使用方法は彼らが生息している水中への投下となります。
そして、有効成分がすぐに溶けて拡散するのがS粒剤、一気に溶けず徐々に放出するのが粒剤です。

「どっちがどっちだっけ?」というのはよくある話、なので語呂合わせで覚えていただければと思います。
すぐ溶ける」、「さっと溶ける」のSなので「すぐ溶ける粒剤」、「さっと溶ける粒剤」のS粒剤。
そうでなければ、ゆっくり溶ける普通の粒剤です。

正しい覚え方なのかはさておき、ご参考になれば幸いです。


前田



tojiyan at 16:00|PermalinkComments(0)

September 04, 2017

お知らせ:サイベーレ0.5SCの容器について

弊社営業担当者からご案内をさせていただいておりますのでご存知の方も多いと思います。
このたび、不快害虫用殺虫剤サイベーレ0.5SCの容器が変更となりました。

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従来品(左)と新パッケージ(右)との比較。
容量は従来の1.8リットルから900ミリリットルになりましたが、2本セットの販売ですので実質変わりません。
(虫退治ドットコムでは1本からの御注文も承っております)


使用方法も効果も従来と変わりませんので、安心してご利用いただけます。
むしろ個人的には取り回し、持ち運びが便利になってますます良くなった気もします。
そして、これからの季節は特に下記の害虫の駆除にお勧めです。

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■カメムシ類
これからの季節、玄関やベランダに飛来して扉や窓の隙間から侵入します。
10月頃から目立ち始めますので、その時期に合わせて散布していただくとよいでしょう。
屋外でも1ヶ月ほど効果が持続しますので、10月・11月に1回ずつが目安かなと思います。

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■キイロシリアゲアリ
9月頃に羽アリが発生し、主に夜間に窓やその周りの壁面へ付着します。
また外灯など照明の周りの壁にも集まり、それらが時々屋内へ侵入することがあります。
そういった場所へサイベーレ0.5SCを散布すると、屋内侵入する個体数を減らすことができるでしょう。
(窓ガラスには窓ガラス用殺虫剤PGガードの散布が推奨されます)

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■バッタ・コオロギの仲間
個人的には駆除しなくていいと思うのですが、工場では異物混入の原因にもなりますので対策が必要です。
犬走りなど建物の外周に現れ、また植木鉢やコンクリートブロックの下などに潜みます。
そういった場所へあらかじめ散布しておくと効果的です。


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■具体例:照明の周り
弊社の渡り廊下にある照明です。
本日の様子を撮影してみました。

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まず照明の下に何か虫が付着しています。

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クサカゲロウでした。

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そして、照明の上の天井。
散布がちょっと面倒な場所ですが、何かが付着しています。

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たぶんオオホシカメムシです。

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他にもいろんな虫が集まっていたらしく、クモの巣にはアブラムシやユスリカ、蛾類などが捕獲されています。


このような場所へどうぞご活用いただければと思います、ばっちり効果が出るはずです。


前田


tojiyan at 10:00|PermalinkComments(0)