シミ

November 28, 2023

シミとしみじみ

今の家は冬になると非常に寒くなるので、夜は毛布を2枚、掛け布団も2枚被って押しつぶされるように寝ています。虫たちにも「無理するな、冬は眠ろうぜ」と言われている気がします...zzz

クローゼットを整理していたら、服の隙間から「シミ」が出てきました。
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一般家庭でもよく出るシミ、銀色の線形なシルエットがシュシュっと参上する様子は確かに気持ち悪さがあります。僕も苦手な時期がありました。


シミは飢餓にも強いことで知られており、実際シミを捕まえて2週間ほど密閉していても元気に生きていました。
根絶しようと思うとしぶとく厄介な虫であります。


そんなシミにも、流石に可哀想かなと思い、トイレットペーパーをひとちぎり分けてあげました。
「シミは紙を食べる」とも言いますが、果たして本当なのでしょうか?



動画を撮ってみました。
トイレットペーパーをもぐもぐ食べているのがわかります。
トイレットペーパーみたいな食べやすい紙で、他にエサが無い状況という特殊な環境なので、「シミは紙がだいすきです!」という結論には至りません。
いやいや食べているのかも?
古い書物をたくさん置かれているご家庭は、少し気をつけたほうが良いかもしれませんね。

シミでお困りならば、こちらをお試しくださいませ。
「キッチン虫スプレー」手軽に、安心して使える天然成分志向の殺虫スプレーです。その場に居る虫に吹きかけてください。
(火気のそばでの使用はおやめください。持続効果も短いです)
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「サイベーレエアゾール」
シミだけでなく色々な虫に有効です。持続効果も1ヶ月ほど長期間期待できるのも特徴です。
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「調査用トラップ」いわゆるゴキブリホイホイ的なトラップです。誘引エサはありませんので、シミが潜んでいそうなクローゼットの奥、トイレの隅、洗濯機のかげなどに置いて様子を見てみましょう。
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■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■
前回はこちら。
コナガ特徴
蛾にもたくさんの種類がいてよくわからないのですが、「コナガ」は比較的はっきりとした特徴があるのでわかりやすいです。特に翅を閉じた際に背中側にひし形の模様が連なるのが特徴です。

コナガというと、「粉蛾」かと思いますが、実際は「小菜蛾」です。
幼虫はキャベツなどを食べて育つので、そういった野菜類を多く加工する工場ではたまに発生してしまう虫です。

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今回はこちら。3頭写っていますが、全部わかりますか???

川竹

tojiyan at 12:03|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

March 23, 2023

新たな命inトイレ

あっ!
という間に春の陽気です。桜も咲き始めましたね!
虫も一気に活動を始めました。

本日は大阪の天満にてレベルアップセミナーでスピーカーをしてきまして、へとへとになり帰ってきました、ゼェゼェ

トイレに入ると2ミリくらいの細長い物体が壁に。
これはもしや・・・!?

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真ん中らへんのコーナー部分にいる虫です、おわかりいただけただろうか・・・
拡大して見てみましょう。

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はい、こちらは「シミ」という虫です。
比較的原始的な昆虫で、生涯羽をもちません。
体はウロコのようなもので覆われており、素早く動くため、英語ではsilver fish(シルバーフィッシュ)と呼ばれます。

乾燥した食品や本を綴じる糊を食べると言われていますが、多少生息していたところで目に見える害になることはないと思います。
駆除しようと思うと、意外と大変な虫です。調査用トラップを敷き詰めるくらいでしょうか。



他にも、お部屋で使いやすい殺虫剤がありますのでお試しください。





■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■
前回はこちら


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翅に模様が見えます。
これは玄人向けの問題でしたが、「ヌカカ科の1種」です。
口が尖っており、翅の付け根にある脈が目立つような感じに見えるなどの特徴があります。

今回のクイズはネタ集め中なのでおやすみです(^^;)

川竹

tojiyan at 09:00|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

February 02, 2021

チリも積もれば虫がいる

大阪では再び緊急事態宣言が出まして、より一層の自粛が要請されております。
温泉地にでも行きたいなーと思いながらも、近くの野山に虫をとりに行って遊んだりしています。
こんな状況下でこそ「地元で虫捕り」もいいと思うですよね!
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 これは先日とってきたキノコバエ。Mycetophilla属でしょうか、かっこいいですね!

さて、テレワークな日々が続きまして家にいることが多くなったせいか、掃除欲が上がってきています。
顔を上げれば太陽の黒点のように、照明カバーにゴミが溜まっているのに気づきました。
たまに前田さんがアップしている照明カバー内に溜まった虫たち、我が家ではどうなっているのか、見てみました。

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3年ほど手をつけていない照明カバー。おーいるいる

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小さなヨコバイ

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ユスリカたち

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羽アリとユスリカと・・・脱皮殻?

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チョウバエ。嫌われ者ですが、こうやってみるとすごくゴージャスな虫なんですよね

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タマバエ

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カスミカメっぽいの

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見辛いですが、ハエトリグモの脱皮殻にひっつくユスリカたち。クモの糸でくっついたのかな?

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 ユスリカ&ウンカ

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ヒメトビケラ。家の前は土手でして、ヒメトビケラもたくさん飛んでいます。

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 シミ!?どうやって入ったんだろう

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 カツオブシムシの幼虫。最初の方の脱皮殻はこいつかもしれません。
そんなこんなで、全部で40頭ほどの虫が死んでいました。ほとんどユスリカでしたが、シミやカツオブシムシといった屋内で定着するような虫も見られました。
一般家庭では照明カバーから虫が大量に出るなんてことは考えにくいですが、死骸や埃があると様々なダニなども発生したりするので清掃が必要ですね。

コロナの今こそ清掃見直しましょー!

玄関周りや窓周りに噴霧すれば虫の侵入が軽減できます、サイベーレエアゾールお試しください。
 

ヒメマルカツオブシムシ用のフェロモントラップもあります。衣服や食品を加害しますので、要チェックな虫ですね!


■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■
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前回はこちら。縦長の子は「ガガンボ」です。普通のガガンボとは少し雰囲気が違いますが、おそらくヒメガガンボ科かなと思います。脚が長いことが最大の特徴ですが、触角が目立ちにくいことなども特徴と思います。
ガガンボの右隣はオドリバエ、下はウンカだと思います。

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今回はこちら。真ん中の目立つ虫です。擦れていてちょっと自信ないのですが、多分アレでしょう。 


川竹 

tojiyan at 19:05|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

April 14, 2020

タンスの中のお魚

「それにしても腹が減った。」
新型コロナウイルスのせいで行きつけのお店に連れ立っていくことはできず、しかたなくお持ち帰りで「孤独のグルメ」を満喫します。
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向かいのカレー屋さんでいただける「チャウメン」を青空の下いただきます!


さて、こちらの虫、皆さんわかりますか?
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こちら「シミ」です。感じで書くと「紙魚」、英語でいえばシルバーフィッシュ。
銀色にキラキラ反射する鱗状の毛をもち、素早く移動する様子がお魚に見えるのでしょう。
お尻にトライデントのような3本の長い毛を持ち、翅が無いことが特徴です。普通昆虫は(成虫になると)翅を持つのですが、シミやトビムシなどは例外、というかまだ翅を持たない状態の原始的な形態を維持し続けていると考えられています。

シミは髪の毛やフケ、段ボールなど乾燥物を食べるので、一般家庭の押入れや資材倉庫なんかで問題になります。特筆すべきはその飢餓耐性、1年ほど食べなくとも生存していたという報告もあります。また5年以上の寿命を持つため、意外にもゼロにまで抑えるのが難しい虫のひとつでしょう。

対策は、まず掃除です。綿埃や毛髪、紙粉などを取り除きましょう。
粘着で捕まえることも出来ますが、これでゼロにするのは経験上難しいです。


薬剤は水で薄めるサイベーレ、濡らしたくない場所にはサイベーレエアゾールをお試しください。




目の前にいるシミを駆除するには「天然除虫菊ドライスプレー」もおすすめですよ!


シミはゴキブリのように物陰に隠れてじっとしているので、薬剤を散布したところに触れてくれない場合効果を発揮できません。

裏ワザとして、サイベーレを塗布した段ボールで5ミリくらいの隙間のある「家」をつくってあげて、気になる物陰に置いてみてください。隠れたシミが薬剤に触れることで駆除できると期待できます。


川竹

tojiyan at 18:28|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック