ハナバエ

May 20, 2021

ハエ沼へようこそ

気づけば梅雨。湿気で服がはりつくし、虫取りハイキングにも行きづらいビミョーな季節です。

伊藤博士からお庭で収穫したものを分けてもらいました。
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虫です。
イエバエっぽい見た目をしているハエばかりですが、ちょっとじっくり見てみることにします。

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ハエです!って感じのハエです。
ぱっと見でイエバエ科かな?と思うものの、小盾板の裏側を見ると弱い毛がいくつか生えていたので「ハナバエ科」となりました。
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(田中2000より)
いきなりマニアックになりましたが、ハナバエ科はタネバエやダイコンバエなどの農業害虫として知られる種が知られるグループです。

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続いてこちら。これもイエバエでしょー!と思ってしまいますが、こちらは「ヒメイエバエ科」です。

図1
ヒメイエバエ科は似たグループの虫たちの中でも特にイエバエ科にそっくりなのですが、翅の付け根にある2本の脈を見ると判別つきます。
ヒメイエバエ科では青い脈の行き先が赤い脈に邪魔されるようにみえます。イエバエ科では2つの脈が平行だったり強く交差しない感じです。

「全部同じじゃないですか!?」
「ちがいますよーっ」「これだからしろうとはダメだ!もっとよく見ろ!」
と”こち亀コラ”をしたくなるほどそっくりなハエたち。。

ヒメイエバエ科などはビルのやや開けたエントランスで複数頭がたむろする様子が見られ、相談を受けることが多いです。

大型ハエ類は「フライマグネット」が効果的です、ハエの好きなニオイで誘引するトラップです。

レガシーな手法ながら、ハエ取りリボンは効果絶大!見た目をさほど重視しないならばこれもありかと。


さらに、弊社が開発した「フライヘル」もお試しください!




■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

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だいぶ間が空いてしまいました、前回はこちら。さてなんでしょう?

細かい特徴はよくみえませんが、翅に白っぽい弱い斑点があります。
こちら「ミギワバエ科」です。ミギワ(汀)=水際で、水たまりや川べりなんかでよく見られます。

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(manual-afrotropical-dipteraより)
よく見ると顔がひょうきんというか間抜けというか、愛されキャラな印象です。
アメンボみたいに水に浮かぶ種類もいたりして生態も面白いですよ!

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いくらなんでもマニアックな内容になってしまったので、今週はサービス問題です。
おなじみのこの虫はなんでしょう?

川竹

tojiyan at 17:49|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック