フンコバエ

December 15, 2021

ずっとハエのターン!

前回の前田の記事、通常勤務であればオフィスから日の出を見る機会はありませんのでご安心ください(?)

さて、冬の寒さに負けず、虫知識のアップデートと運動不足解消のため近所の山に通い詰めます。
後者は焼け石に水な気がする...
20211212_160120
紅葉も終わりがけ、少し寂しさも感じる高槻は摂津峡公園。
まだ紅葉狩りに来ている観光客も多くそんな中で虫を捕獲しています。
季節外れの虫捕りが珍しいのかたまに声を掛けられるのですが、捕っている虫が小バエなので、お互い説明やリアクションにこまることもしばしば汗

ヒメイエバエ特徴
冬になるとやはり虫の種類は減ってきますが、ハエはまだまだいろんなのがいます。
フンバエ科やヒメガガンボ科、ガガンボダマシ科などが見られましたが、こんなのもおりました。
雰囲気はイエバエ科によく似ていますが、体長4ミリ無いくらの小さな小バエ。ヒメイエバエ科だと思います。

よく似たイエバエ科との区別は、ざっくり言うと青い脈(A1)が赤い脈(CuA+CuP)の行く手を塞ぐように翅の末端に伸びることと、緑の脈(Sc)がぐにゃぐにゃせずまっすぐに端まで伸びるという点です。
たぶん、間違ってたらゴメンナサイ。

よく商業施設のエントランスで活発に飛び回る様子も見られ鬱陶しがられるハエです。
”飛んでる虫を捕まえる機能性インテリアグリーン”「フライヘル」なら余分な虫を誘引せず捕獲することができます。気になる方はお問い合わせください!




「フライヘル」で調べると遊戯王カードが最初に出てくる・・・知名度をあげないと。おのれ融合次元!

■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■
PA080087
前回はこちら、大きさは2ミリほどのちっちゃな小バエ。はたしてその正体は?

フンコバエ特徴
答えはフンコバエ科です。解説は上の図の通りなのですが、後ろ脚のフ節という部分の付け根がボコっとしていたらフンコバエ科の可能性が高いです。
ヒメイエバエの説明もあり、お腹いっぱいな記事になってしまいましたね。もっとハエの沼にみんなで浸かりましょう!

PA080085
今回はこちら。おや?どこかでみたことある特徴が?
さてなんでしょうか。

****
環境機器のリクルートサイトが出来てます、気合入ってます!
我こそは!という方エントリーお待ちしております。特に新卒の学生さん!


川竹

tojiyan at 10:02|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

November 11, 2020

おいしいですよね、スズメバチ

皆さん待望の昆虫食ネタです!
去年もやった、「クロスズメバチ」を頂きました。


開発のハチ博士伊藤くんがクロスズメバチの巣を掘りに行ってくれました。
line_1895401333714512

line_1895402794632116

line_1895404297257792

line_1895403648616022

煙幕を使って中のハチを燻して、巣をお持ち帰り。薬剤を使うと食べられなくなっちゃいますので注意です!

IMG_20201109_093148
もらった巣の一部。丸々とした幼虫がみえます。白色の蓋がある部屋にはサナギが入ってます。中には既に成虫になった個体も居ましたが、気にせずオリーブオイルで焼いていきます。

IMG_20201109_123212

IMG_20201109_123209
ハチをピンセットで巣からほじくり返し、プレートに投げ込みます。嬉々として焼いていく女性陣、強し!
グニュグニュしていて液体が飛び出てくるようなイメージがあるかもしれませんが、パリパリと歯切れがよく、ナッツを思わせる独特の香ばしさがあって美味です。発育段階によっても味が変わるので、お好みの状態を見つけてみてください。自分は色のついたサナギが一番スキです。
昆虫食の本を見ると幼虫の「背わた」を取ったほうが食感が良いという記載も見られます。確かに幼虫は成虫が作った肉団子(捕獲した昆虫を砕いて丸めたもの)を食べるため、内蔵に昆虫の破片が詰まっています。個人的には背わたはほとんど気にならないのですが、こういったことからも虫の生態を学ぶことができます。


IMG_20201109_202811
残ったハチは家に持ち帰って「ヘボ飯」にしました。岐阜県の伝統昆虫食です。

IMG_20201110_122604
鍋で醤油・味醂・酒と一緒にハチを煮込み、水分がなくなったところでご飯を投入して暫く加熱すると完成、お焦げを多めにつけました。油など使っていないので非常にヘルシーで美味しいです、是非お試しください!

ハチの巣駆除には「ハチの巣駆除ムース」!売れてます!



■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■
前回はこちら
スクリーンショット 2020-11-11 115159
コバエの中でも、後ろ脚の脛の先にコブがあるもの(基フ節)は「フンコバエ科」だけです。青色の矢印が後ろ脚で、赤色がコブ部分です。かつてはハヤトビバエとも呼ばれていました。
生ゴミ、糞、動物の死骸から発生することが多く、工場などではエアーダクトから発生(侵入?)した経験もあります。コバエ用ムースなどで駆除しましょう!


今回のクイズはこちら
PA270009
素人泣かせの虫だと思います。なんでしょう?

川竹

tojiyan at 13:10|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック