ミギワバエ
July 08, 2022
私の推し虫
溶けるような暑さにくじけそうな今日このごろ。
先日オフィスの中でライトトラップを照らしたところ、こんなハエが捕まっていました。

はい、かわいい!
こちらなんというハエかわかりますか?
聞き慣れないかもしれませんが、「ミギワバエ科」の1種です。水際(汀)でミギワです。
その名の通り水たまりや河川など水があるところをよーーく見てみると見つかるハエです。
水面に落ちた他の虫などを食べています。

顔アップ。顕微鏡で覗くとピントが合う範囲が狭くなるので、軽い深度合成をしてみました。このなんともいえない顔がすごく好きなんです。ちょっとボーっとした感じのゆるキャラフェイスです。ディOニーにも出てきそう!?

絵にも描いてみました。枝毛の目立つ触角はミギワバエ科の特徴の一つです。
ミギワバエのかわいさ、伝わりましたでしょうか?
部屋はクーラーを効かせていたので締め切っていたのですが、こんな比較的大きなハエも入ってきていたのはびっくりです。飲食店や工場などでも同じようなことが頻繁に起こっているでしょう。
殺虫剤も散布しづらいお部屋の虫防除には「フライヘル」!お試しくださいませー
■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

前回はこちら。小学校の理科で習ったと思いますが、昆虫の体は「頭・胸・腹」の3つで構成されます。しかし、こちらの虫を見ると4つのパーツに分かれているように見えませんか?
こちらは「ハネカクシ」です。
ハネカクシはカブトムシなどと同じ甲虫に属します。甲虫は前翅が硬くなり、その下に薄い後翅を収納するようなグループです。ハネカクシは硬い前翅(鞘翅)が短くて腹部が大きく露出する特徴があります。こんな翅で飛べるのか?と疑問に思いますが、後翅を器用に短い鞘翅にしまい込んでいるので大丈夫です。
後ろ翅をコンパクト化する折り方は主に工学分野で注目されており、今後の応用に期待です!

今回はこちら。ユスリカ3頭が密になっていますが、それとは別の、白黒まだら模様の細長い虫が今回の問題です。
さて、なんでしょうか?
川竹
先日オフィスの中でライトトラップを照らしたところ、こんなハエが捕まっていました。

はい、かわいい!
こちらなんというハエかわかりますか?
聞き慣れないかもしれませんが、「ミギワバエ科」の1種です。水際(汀)でミギワです。
その名の通り水たまりや河川など水があるところをよーーく見てみると見つかるハエです。
水面に落ちた他の虫などを食べています。

顔アップ。顕微鏡で覗くとピントが合う範囲が狭くなるので、軽い深度合成をしてみました。このなんともいえない顔がすごく好きなんです。ちょっとボーっとした感じのゆるキャラフェイスです。ディOニーにも出てきそう!?

絵にも描いてみました。枝毛の目立つ触角はミギワバエ科の特徴の一つです。
ミギワバエのかわいさ、伝わりましたでしょうか?
部屋はクーラーを効かせていたので締め切っていたのですが、こんな比較的大きなハエも入ってきていたのはびっくりです。飲食店や工場などでも同じようなことが頻繁に起こっているでしょう。
殺虫剤も散布しづらいお部屋の虫防除には「フライヘル」!お試しくださいませー
■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

前回はこちら。小学校の理科で習ったと思いますが、昆虫の体は「頭・胸・腹」の3つで構成されます。しかし、こちらの虫を見ると4つのパーツに分かれているように見えませんか?
こちらは「ハネカクシ」です。
ハネカクシはカブトムシなどと同じ甲虫に属します。甲虫は前翅が硬くなり、その下に薄い後翅を収納するようなグループです。ハネカクシは硬い前翅(鞘翅)が短くて腹部が大きく露出する特徴があります。こんな翅で飛べるのか?と疑問に思いますが、後翅を器用に短い鞘翅にしまい込んでいるので大丈夫です。
後ろ翅をコンパクト化する折り方は主に工学分野で注目されており、今後の応用に期待です!

今回はこちら。ユスリカ3頭が密になっていますが、それとは別の、白黒まだら模様の細長い虫が今回の問題です。
さて、なんでしょうか?
川竹
May 20, 2021
ハエ沼へようこそ
気づけば梅雨。湿気で服がはりつくし、虫取りハイキングにも行きづらいビミョーな季節です。
伊藤博士からお庭で収穫したものを分けてもらいました。

虫です。
イエバエっぽい見た目をしているハエばかりですが、ちょっとじっくり見てみることにします。

ハエです!って感じのハエです。
ぱっと見でイエバエ科かな?と思うものの、小盾板の裏側を見ると弱い毛がいくつか生えていたので「ハナバエ科」となりました。

(田中2000より)
いきなりマニアックになりましたが、ハナバエ科はタネバエやダイコンバエなどの農業害虫として知られる種が知られるグループです。

続いてこちら。これもイエバエでしょー!と思ってしまいますが、こちらは「ヒメイエバエ科」です。

ヒメイエバエ科は似たグループの虫たちの中でも特にイエバエ科にそっくりなのですが、翅の付け根にある2本の脈を見ると判別つきます。
ヒメイエバエ科では青い脈の行き先が赤い脈に邪魔されるようにみえます。イエバエ科では2つの脈が平行だったり強く交差しない感じです。
「全部同じじゃないですか!?」
「ちがいますよーっ」「これだからしろうとはダメだ!もっとよく見ろ!」
と”こち亀コラ”をしたくなるほどそっくりなハエたち。。
ヒメイエバエ科などはビルのやや開けたエントランスで複数頭がたむろする様子が見られ、相談を受けることが多いです。
大型ハエ類は「フライマグネット」が効果的です、ハエの好きなニオイで誘引するトラップです。
レガシーな手法ながら、ハエ取りリボンは効果絶大!見た目をさほど重視しないならばこれもありかと。
さらに、弊社が開発した「フライヘル」もお試しください!
■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

だいぶ間が空いてしまいました、前回はこちら。さてなんでしょう?
細かい特徴はよくみえませんが、翅に白っぽい弱い斑点があります。
こちら「ミギワバエ科」です。ミギワ(汀)=水際で、水たまりや川べりなんかでよく見られます。

(manual-afrotropical-dipteraより)
よく見ると顔がひょうきんというか間抜けというか、愛されキャラな印象です。
アメンボみたいに水に浮かぶ種類もいたりして生態も面白いですよ!

いくらなんでもマニアックな内容になってしまったので、今週はサービス問題です。
おなじみのこの虫はなんでしょう?
川竹
伊藤博士からお庭で収穫したものを分けてもらいました。

虫です。
イエバエっぽい見た目をしているハエばかりですが、ちょっとじっくり見てみることにします。

ハエです!って感じのハエです。
ぱっと見でイエバエ科かな?と思うものの、小盾板の裏側を見ると弱い毛がいくつか生えていたので「ハナバエ科」となりました。

(田中2000より)
いきなりマニアックになりましたが、ハナバエ科はタネバエやダイコンバエなどの農業害虫として知られる種が知られるグループです。

続いてこちら。これもイエバエでしょー!と思ってしまいますが、こちらは「ヒメイエバエ科」です。

ヒメイエバエ科は似たグループの虫たちの中でも特にイエバエ科にそっくりなのですが、翅の付け根にある2本の脈を見ると判別つきます。
ヒメイエバエ科では青い脈の行き先が赤い脈に邪魔されるようにみえます。イエバエ科では2つの脈が平行だったり強く交差しない感じです。
「全部同じじゃないですか!?」
「ちがいますよーっ」「これだからしろうとはダメだ!もっとよく見ろ!」
と”こち亀コラ”をしたくなるほどそっくりなハエたち。。
ヒメイエバエ科などはビルのやや開けたエントランスで複数頭がたむろする様子が見られ、相談を受けることが多いです。
大型ハエ類は「フライマグネット」が効果的です、ハエの好きなニオイで誘引するトラップです。
レガシーな手法ながら、ハエ取りリボンは効果絶大!見た目をさほど重視しないならばこれもありかと。
さらに、弊社が開発した「フライヘル」もお試しください!
■□■ 捕虫紙の虫クイズ! ■□■

だいぶ間が空いてしまいました、前回はこちら。さてなんでしょう?
細かい特徴はよくみえませんが、翅に白っぽい弱い斑点があります。
こちら「ミギワバエ科」です。ミギワ(汀)=水際で、水たまりや川べりなんかでよく見られます。

(manual-afrotropical-dipteraより)
よく見ると顔がひょうきんというか間抜けというか、愛されキャラな印象です。
アメンボみたいに水に浮かぶ種類もいたりして生態も面白いですよ!

いくらなんでもマニアックな内容になってしまったので、今週はサービス問題です。
おなじみのこの虫はなんでしょう?
川竹